暇に飽かさたな。

はまやわらかいブログ。

眠い

2005-06-13 03:00:36 | Weblog
 今日は一日中、バイト先でポスターを描いていた。私みたいなめんどくさがりが同じことに三時間も没頭できるとはおもわなんだ。
 世間では「電車男」がブームらしい。家の妹が観にいったとか言っていた。しかし、どうなんだろうね。2ちゃん発大衆映画というコンセプトそのものが日本文化=サブカル的図式を象徴している気がしてならないのだが。いや、イマイチ言い切れていない。というか、2ちゃんねるというアンダーグラウンドを標榜している一大組織で、心温まるエピソードが生まれる。そこまではいい。しかしそれをネタに本屋と映画屋が金をもうけようと画策し、そして成功してしまう世の中なのだ。
 この辺から、日本人像を作り上げるのは短絡だろうか。地下活動とはそもそも大衆文化の対極であり、そこにはいわゆる「金儲け」の要素の入り込む隙はない。しかし、なんでもOK面白ければいいじゃん、な人々の中ではアングラというブランドを消化し自分たちの生活環へと取り込むことすら可能である。このとき、もはやアングラの基本精神は失われ、まさにブランドネームとしてのアングラしか残らない。いまの2ちゃんねるや「アキバ系」と呼ばれる人たちもこの状態にあるのだろう。
 しかし、このような現象を見るにつけ、私はむしろ大衆文化というものに力強さを感じる。自分と価値観の合わぬものをただ排除するだけでなく、(自分たちの価値コードで、にせよ)相手を理解する試みをする。私はこの点において、大衆文化の優位性を見たいとおもう。アングラ的活動は素晴らしい。その価値は認める。しかし、それら散発的な試みを世界中の人々が1%でも吸収しなければ、その試みは無に帰すのではなかろうか。


まだツメが甘いね。もう少し練ろう。