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つれづれ草

日常の思った事を書いていきます。

蜩(ひぐらし)

2006-08-30 16:39:50 | 季節

カナカナ、カナカナ、このひぐらしの声を聞くと、
心の中が何となくさびしくなる。
真夏の太陽が、夏休みが、夏の思い出が
過ぎ去ってしまったかのように思う。
 
カナカナ、カナカナ、さびしげに鳴く。
もう夏も終わりだと告げているようだ。
毎年、お盆が終わった頃、実家でよく耳にしていた。

真夏にジイージイーとうるさく鳴く、
アブラゼミやクマゼミとは対照的だ。
かれらが鳴かなくなったと思ったら、ひぐらしの出番。

よくテレビドラマなどで、カナカナ、カナカナと聞こえると、
「あっ、鳴いてる、あれはいやだなあ」と私はすぐ反応すると娘が笑う。
鳴き声を聞いただけで、何故だか切なくなるなあー。
静かな緑の中で透き通った鳴き声は、
夏の騒々しさから秋への郷愁を覚える。

街の中では聞かないのでどうしてだろうと思ったら、
ひぐらしは山里にしかいないそうだ。
今年もまだ聞かない。
山に行かないと聞こえないのかな。
またテレビの中だけだろうか。

初秋を食べる

2006-08-23 11:28:58 | 季節
昼間はまだまだ暑いが、夜は少し涼しくなった。
朝、窓を開けるとさわやかな空気が感じられる。
季節はもう秋の気配。

店先には梨、ぶどうなどの果物がならんでいる。
サツマイモもまだ高値だがおいしそうだ。
新米もたくさん出たので食べた。
やっぱり甘みがあっておいしい。
食欲の秋、やせたいと思っても食べるので効果なし。

農家の人からもらったと、娘がサトイモを持ってきた。
土や根も付いて、子芋がたくさん付いた掘りたてのもの。
サトイモは調理する時、必ず手がかゆくなる。
1,2個ならそのままでもいいが、たくさんあったので手袋をはめる。

子供の頃はよく母の手伝いで、畑から掘り起こしたものだ。
その頃は手袋などなかったので、手を真っ赤にして洗った。
水の中でざるに入れて、ザクザクとかき混ぜれば大体取れた。

その感触を思い出しながら、長い根を取り、
かねのたわしでこすると、新芋はきれいに皮がむけた。
吹きこぼれないようにコトコト炊くと柔らかい芋煮ができた。
おいしくいただいて、お腹の肉が増えそうだ。
秋に感謝!頂き物にありがとう! 

台風は困る

2006-08-19 22:41:17 | 季節
のろのろ台風で、我が家は物置が傾き、
隣のフェンスに当たってとまった。
もう少しで、お隣さんの軽自動車に当たるところだった。

業者の物置の設置ミスだ。
やわらかい土の上だったこともあるが、
支えのコンクリートが浮き上がっている。
まだ3年になっていないのに困った。

ここは新しい家がたくさん出来た。
我が家もそうだが、2階建てが多く、
風の通り道のようになっている。

2階は東から強風が来ると、窓もビリビリする。
今度の風は、長い時間同じところに吹いた。
家人はがっくりしていたが、このくらいでよかった。

前のブログにあなどってはいけないと書いたが、
そのとおりでした。
暴風圏がないと思ってもこれだから。
やっぱり台風は台風だ。
これからどんどんやってくる台風に気をつけよう。


花火と水鳥

2006-08-06 15:19:23 | 季節
昨夜、花火大会に行く予定にしていたがやめた。
黒い雲がでて、「雨になりそうだ」と
家人が言うので「じゃあ取りやめよう」ということになった。
だが、夜になって雨は降らないで晴れた。

そのうち、パーン、パーンと音がしてきた。
「行けばよかったなあー」というと「えつ!やっているんだ」
「当たり前でしょう」心の中でそう思ったが、
行きたくなかったんだなと思った。
今年は見に行こうと思うのだけど、いつもだめになる。
車では行けないし、自転車はどこにおくの?とか、
歩くのは少し遠い、バスは便が悪い。
そんなことを話し出すと、もういいかになってしまう。

4,5年前まで、港祭りでも花火をやっていた。
海上から打ち上げる花火はきれいだった。
海の潮風をうけて見るのはとても気持ちがよかった。
新しく2階建ての家を作ったので、
そこからも眺めら出ると喜んでいた。

そんな時、シギの仲間の鳥が会場の近くで、
卵を抱いていることが解った。
貴重な鳥ということで、大きい音のするものは、
鳥を驚かしてはいけないというので、取りやめになった。

今年は近くのビーチも花火禁止の看板が出ていた。
鳥のために夏の行事を中止することになって、
少し寂しいけど仕方ない。

人間はどこにでも移動できるけど、
毎年産卵している鳥にはそこが一番適しているのでしょう。
自然と共生して生きて行くことを選んだ。

花火は2階の裏側の小さな窓から首を出せば見えた。
白っぽい花火もあってきれいだった。
これで我慢して、月末に川辺のホテル街である
もう一つの打ち上げ花火に期待しよう。

夏野菜

2006-08-03 14:51:14 | 季節
日照不足や、梅雨の長雨で青野菜がない。
高くてもお店あればにいいのですが、店頭にも並んでない。
夏の野菜の少ないときだからそれも仕方がない。

我が家のトマトも一番多くなっている時に大雨が降った。
もう少し完熟させてと思い、採らないで我慢していたら、
雨にぬれてトマトが割れて全滅でした。

その後はポツポツと赤い実をつけているが、
幹も最盛期のように元気がない。
もうこれで終わりかなと思っていた。

水耕栽培でトマトが大きな木のようになっているのを、
記録映画で見た。
もしかしたら、少しは元気になってまだ実を付けるかも。
土を入れて肥料を施した。
どうやら少し花がついてきた。
実がなるかなと思っている。
野菜つくりはむつかしいね。

天候に左右される作物だから、農家の苦労が分かる。
このあたりでも、レタスは長野から送られてくる。
その長野もひどい水害に遭われた。
皆さんが作ってくださった物を感謝して
食べなくてはなりませんね。
感謝感謝

台風の季節

2006-07-09 23:23:06 | 季節
台風3号が発生し、何日か沖縄あたりで停滞していた。
大型だったので心配したが、何とかそれてくれそうだ。
昔はここら辺りは、台風銀座と呼ばれたくらい、
毎年台風にやられていたらしい。

家人の話によると、子供のころはいつも家が水につかったり、
強風で家が飛ばされそうになったそうだ。
大淀川の堤防も低かったし、家も丈夫ではなかったということもあるが。

こちらに来てからは毎度ということはなかった。
それでも何年かに一度くらいの割合ではあったが、
そんなに怖い思いをしたことはなかった。

このところの雨や台風は被害がよく出る。
昨年は雨台風で、山間部や大淀川支流の水害が記憶に新しい。
今年は雨はもういいよといいたい。

「天災は忘れた頃にやってくるという」が、
最近は忘れるまもなくやってくる。
雨の降り方も尋常ではない。
大粒の雨が降るから降水量が多くなる。

2,3日前も、テレビで言っていたが、
「こんなに急に水が来るとは思わなかった」と。
水没した知人宅もそうだったらしい。

市が水害マップを作っていたが、ここらも予想内に入っている。
去年もあわてて非難したが、気をつけねばと思う。
地球の温暖化で世界的に川などの氾濫が多い。
どうしたものかなあ。


夏、海、山開き

2006-07-02 23:08:12 | 季節
各地で海開きや、山開きがありましたね。
青島海水浴場では、サーフボードのレッスンが出来るようです。
サーファーが初心者でも教えてくれるという。
若者には良い季節になりましたよ~~。

富士山もきのう山開きがあったとテレビで放映していた。
まだ一度も登ったことはことはない。
東京にいた時、いつか登れるといいねと話していたが、
とうとう行くことはなかった。

箱根や御殿場、河口湖などで遠くから眺めていた。
飛行機の中からもよく見ていた。
何となく心が落ち着く。
すばらしい山だと思う。

登った人はあんなにたくさんの人がいるとは思わなかったという。
全国からこの山をめがけて行けば大変な数でしょう。
それも、夏の間に集中する。
大勢の人が登山すれば、山も汚れることでしょう。

そのために、世界遺産に登録できないとも言われている。
最近はボランテアの方達が清掃して、すこしはきれいになったらしい。

海や山にいく人は、ごみは持ち帰りにして汚さないようする。
一人ひとりが心がければ、山も海もきれいになるはずです。
この夏は心も体も海も山もみんなきれいにしてください。
楽しい夏を。
夏バテしない程度に。



ジャガランタの花

2006-06-16 22:45:38 | 季節
毎年この時期になると、ジャガランタの花が咲く。
今年もきれいに咲いているようだが、見にいけない。
車で1時間半ぐらいかけて、南郷まで走ると、
海の近くの山にたくさんあって、とてもきれいである。
自然なのか、植林なのかその辺のところはわからない。

この地に住んで35年になるが、この花のことは知らなかった。
4年位前に、新聞に写真が載っていたのを見て初めて知った。
ジャガランタという名前も不思議で、どんな花かと見に行った。

それからは
ときどき、市内で屋根まで伸びたジャガランタの花を見かけた。
成長が早いのか背も高く太い。
葉はねむの木に似ている。
小さな花が房になっていて、色は薄いブルーだ。
決して派手な花ではないが、なんだか可愛い。

この時期は不思議とブルー系の花が多い。
アジサイやショウブやアヤメなど、さわやかな気持ちになる。

南郷ではまだジャガランタ祭りをやっている。
ジャガランタの名前の由来も知らない。
いつか行って聞いてみよう。


昔の話

2006-06-14 14:32:35 | 季節
最近の新聞の読書欄に、梅雨の思い出という題で投稿を募っていた。
投稿年齢を見ると、70代、80代と高齢の人ばかり。
皆さん、とてもお元気そうである。
そして、子供の頃の苦労話に花が咲く。

傘は番傘、蛇の目傘ともいった。
番傘とは傘の骨に紙をはり油を塗ったものなので
弱くよく破れた。
傘のないものは、蓑傘とか、合羽。
合羽も油紙で作ったものがあったが、蓑が多かったようだ。
雨靴はなく裸足で雨の中を歩いていき、
石ころの道は足が痛かったと書いてあった。  

新しい蛇の目傘は、開くとバリバリと油紙のはがれる音がする。
これは私も少し覚えているが、あの油のにおいがきらいだった。
学校に行くころは黒いこうもり傘をもっていたように思う。
雨靴もなかったかもしれないが、戦後の配給で買ってもらったような
気がする。

田舎だったので、わらぞうりをいつも履いていた。
雨の日にぞうりを履くとぬれてびちゃびちゃになり、
泥跳ねを頭までかぶった。
それに下駄、よく鼻緒が切れて下駄をぶらさげて裸足で帰った。