いい加減社長の映画日記

ウダウダのいい加減社長の映画鑑賞の感想などを載せていきます。

おくりびと

2008-09-14 19:15:03 | 映画(ア行)
ダブルヘッダーの2戦目?
23:45上映開始の「おくりびと」を鑑賞。
ほんとは、重そうな気がして見る気はなかったんだけど^^;
モントリオール映画祭でグランプリを取ったりしたもんだから、ちょっとミーハー的に^^

UCとしまえん」は、この時間でも、かなりの人。
おくりびと」は、中くらいのスクリーンで、8割以上。
この時間で、こんなに人が入るって、やっぱりグランプリ効果?


【ストーリー】
年齢問わず、高給保証!実質労働時間わずか。
旅のお手伝い。NKエージェント!!
「あぁこの広告、誤植だな。"旅のお手伝い"ではなくて、安らかな"旅立ちのお手伝い"。」――求人広告を手にNKエージェントを訪れた主人公・大悟(本木雅弘)は、社長の佐々木(山崎努)から思いもよらない業務内容を告げられる。
それは【納棺(のうかん)】、遺体を棺に納める仕事だった。
戸惑いながらも、妻の美香(広末涼子)には冠婚葬祭関係=結婚式場の仕事と偽り、納棺師(のうかんし)の見習いとして働き出す大悟。
美人だと思ったらニューハーフだった青年、幼い娘を残して亡くなった母親、沢山のキスマークで送り出される大往生のおじいちゃん・・・
そこには、さまざまな境遇のお別れが待っていた!

【スタッフ&キャスト】
監督:滝田洋二郎
出演:本木雅弘、広末涼子、余貴美子、吉行和子、杉本哲太、笹野高史、山崎努


普通に面白かったかな。

思わず納棺師という仕事につくことになった元オーケストラのチェリストの小林大悟(本木雅弘)。

妻の美香(広末涼子)は、「けがらわしい」といって、実家に帰ってしまう。
友人の山下(杉本哲太)には、「仕事は選べ」と言われ。

それでも、なぜかやめると言いだせず。

そんな中で、大悟の仕事を直接目にすることになる美香や山下は、、、


誰にでも訪れる「旅立ち」。

それを見送る「納棺師」という仕事。

やっぱりご遺体を扱うということで、世間的にはあまりいい印象を持たれていない?

というか、個人的には、こういう仕事をあまり知らなかったんだけど。

考えてみれば、死に装束をつけさせたり、死化粧をほどこしたり、っていうのにはある程度の技術はいりそうな。

でも、うちの親父が死んだときには、この映画で出てくるような儀式的な場面はなかったような?

地方によっても違うんだろうか?

この映画を観ると、「納棺」というものが、1つの儀式のように思えます。

それを執り行う山崎努さんや本木雅弘さんは、なにか神官のようで、その作法が美しい。


俳優さんたちは、みなすばらしい演技。

特に妻の美香役広末涼子さんは、その表情での演技なんかが良かった。
私生活では、いろいろとありましたが、やっぱりいい女優さんです。

NKエージェントの事務の上村百合子役の余貴美子さんも、なかなかいい味。
明るい感じだけど、ちょっとした過去を持ち、NKエージェントにたどり着いた経緯も、興味深い。

銭湯の常連役の笹野高史さんは、さすが。
「いってらっしゃい。また会おう」は、なかなかの名セリフ。

NKエージェントの社長の山崎努さんも、独特の持ち味。
雰囲気としては、「クロサギ」の役にも似てる感じ?

主演の本木雅弘さんは、もちろん文句なし。
ちょっと気弱で、言葉少ない感じで、イメージピッタリの演技。


全体としては、静かな映画で。

いろいろな「お別れ」の場面が出てくるんだけど。

こういうのを観ると「納棺」というものが、そういう場面では重要な儀式に思えてきます。

そうやって送り出すことで、生きている側にも、1つのケジメをつける。

そういう意味でも、この映画で出てくるような作法にのっとった「納棺」というのは印象的。


どちらかというと、セリフは少なく、態度や表情で伝える感じ。

確かに、セリフにしてしまうと安っぽくなってしまうのかも。

最後に出てくる広末さんの「夫は納棺師なんです」という言葉が、1つのプライドや誇りを感じさせて。


特に、涙を誘うような映画でもなく。

でも、なんか心に訴えかけてくるような映画。

誰にでも訪れる「旅立ち」について、考えさせてくれます。


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