黒い家 貴志祐介
初出 1998年
たしか、ホラー小説大賞という帯を見て、購入を決めたと思います。
ホラーとはいうものの、実は、ちっとも怖くありませんでした。
これって、ホラーですか?
推理小説みたいなんですけど。
密室トリックとかアリバイくずしがないと、推理小説とは言えないのかな。
主人公は、生命保険会社で保険支払いの査定の仕事をしている。
保険をかけられていた人が死亡したとき、会社が保険金を支払うべきかどうかを調査するということ。
そんな主人公が見た悪夢とは。。。
この本を読んで、怖いと感じることができないのは、私の感覚が麻痺しているのかもしれません。
保険金殺人に限らず、新聞などのマスメディアで、とてつもない殺人事件が報道されているのですから。
ということは、この本の最後に書かれている『もしかすると、本当の悪夢はこれから始まるのかもしれない』という文句は、現実のものということですね。
ホラーとしては、私が勝手に考えているものと違うのでもうひとつでしたが、サスペンスものとしては面白いです。
この後しばらくは、貴志祐介の本を見たら、それだけで、買うようになったぐらいですから。
初出 1998年
たしか、ホラー小説大賞という帯を見て、購入を決めたと思います。
ホラーとはいうものの、実は、ちっとも怖くありませんでした。
これって、ホラーですか?
推理小説みたいなんですけど。
密室トリックとかアリバイくずしがないと、推理小説とは言えないのかな。
主人公は、生命保険会社で保険支払いの査定の仕事をしている。
保険をかけられていた人が死亡したとき、会社が保険金を支払うべきかどうかを調査するということ。
そんな主人公が見た悪夢とは。。。
この本を読んで、怖いと感じることができないのは、私の感覚が麻痺しているのかもしれません。
保険金殺人に限らず、新聞などのマスメディアで、とてつもない殺人事件が報道されているのですから。
ということは、この本の最後に書かれている『もしかすると、本当の悪夢はこれから始まるのかもしれない』という文句は、現実のものということですね。
ホラーとしては、私が勝手に考えているものと違うのでもうひとつでしたが、サスペンスものとしては面白いです。
この後しばらくは、貴志祐介の本を見たら、それだけで、買うようになったぐらいですから。
実際読んでみて、本当に似ていたので驚きました。
映画の方は雰囲気はともかく、奥さんの扱いがおかしかったです。ボーリングのボールを放り投げて壁をぶち破ったりしてましたから…。おいおい、恐いとか化けモンとか言ってもそういう意味じゃないだろ~と、ある意味こちらも驚きです。
サスペンスっぽい原作よりもホラーらしくしたかったの…かな?
映画って、時々、暴走することがあるから、それが怖いというより、変すぎておかしいことがありますね。
『死国』でも、生き返った少女が、好きな男性を抱きしめ、思わずボキボキっと背骨を折ってしまうシーンがあります。
原作には、そんな怪力という設定なんて、まるでなし。
どうして、そんな話にするのか、映画って不思議です。