てっきりてっくり

あっという間に1日が終わっちゃう

『リングワールド』 ラリイ・ニーヴン

2005年06月03日 | 読書
リングワールド ラリイ・ニーヴン 小隅黎・訳 
原題 Ringworld 1970年初出


ノウンスペース・シリーズの最後の(予定だった)作品だそうです。
ノウンスペース・シリーズのほかの本については、何を読んだのか、今手元に資料がないので、ちょっと分かりません。
最初に読んだのが、この「リングワールド」ではないことは確かです。
登場する宇宙人については、知っていましたから。

さて、この「リングワールド」ですが、恒星のまわりをぐるっとリボンのように取り巻いている人造物です。
このとんでもないものを発見したのは、人類ではなく、双頭のらくだみたいな宇宙人パペッティア人。
非常に慎重で、冒険なんて大嫌い、石橋は叩いても渡らないのが普通というパペッティア人は、人類やそのほかの宇宙人を雇って、このリングワールドの調査に乗り出します。

今では、これ以上に大きなスケールのリング(虚空のリング)の話がありますが、当時は随分話題になったようです。
このような建造物が宇宙空間に存在可能かということが、ハードSFファンの間で論争にまでなったということで、そのオタッキーぽさがとても楽しいですね。

ヒューゴー賞、ネビュラ賞受賞のワクワクする冒険談です。

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