SF | あなたの人生の物語 | テッド・チャン |
多分1月ごろ読んだ
チャンって、聞いたことなかったけど、帯に「チャンを読まずしてSFを語るなかれ(グレッグ・ベア)」とあったし、各賞とってるし、浅倉久志も翻訳している、これは、買わずばなるまいと、早速レジに持っていった本です。
そうはいっても、それほど期待して読んだわけではなく、何気なく読み始めたんですが。
いやあ、おもしろかったです。短編8編からなる本ですが、表題作は、アイディアがおもしろかったです。って、ちょっぴり悲しい話なのに。
でも、一番気に入ったのは、「バビロンの塔」。
こんな人知らなかったなあ、他に何か出てるかなあ、と思ったら、ずいぶん寡作な人だそうで、ありませんでした。残念。
実はてくりさんの『あなたの人生の物語』の記事は以前読んでいたのですが(検索したら三つ引っかかりました)、自分がブログにアップしてからにしよー、と思っていたらタイミングを逃してしまいました。
何はともあれ、『バビロンの塔』は良いです。しかもデビュー作とは……恐るべしテッド・チャン。
あ、こちらもトラックバックさせていただきました。
このまま「最新のコメント」欄をすべて制覇しようかと、一瞬、考えましたが、思いとどまりましたー。
この記事は、小学生か?!というような感想記事なので
お恥ずかしいです。
ネタバレせずに書こうと思うと、難しくて、結局、面白かったとか、ストーリーに関係ない小道具について言及したりする程度になってしまいます。
ま、いいわけですけどね。
ネタバレ覚悟で書いても、ろくなものが書けないというのが現実でして。。。
テッド・チャン、これ1作で有名になりましたね。
もっとどんどん書いてほしいなぁ。
「バビロンの塔」は、材木を調達するために上流に植林をしたとある辺りから、えっ?!と思い始めて、どんどん面白くなりました。
塔を登っていく旅、夢のようでした。
結末も、そのまま、夢の中の話みたいでしたね。
あの結末でSFっぽくなった気がします。