パニスの引退テスト、3日目。

2006-12-15 20:18:48 | Formula One
ヘレステスト3日目は、マクラーレンのデラロサがトップタイム。
2007年仕様のブリヂストンタイヤの初期評価を行なったようです。毎日、どのチームもタイヤテストのようですね。
2番手にヤルノ、3番手にはロシッターとなりました。
トヨタはこの日がテスト最終日のようです。
ホンダがまた3番手に…早いですね~。

この日の注目は、F1マシンで最後の走行を披露したオリビエ・パニスでした。
F1ラストランとなったパニスは風邪のため、走行を早めに切り上げ、27周の走行で終えたようです。
長きにわたるF1キャリアに終止符を打ったパニスは、その豊富な経験はもちろんのこと、真の紳士としても人望を集める存在でした。
パニスの思い出と言えば、もちろん1996年のモナコGPですが、1994年のデビューシーズンでは、ルーキーとは思えない完走率&安定感。1997年のカナダGPでの事故が無ければチャンピオンドライバーにも??
その後、BAR・マクラーレン・トヨタで職人ぶりを発揮してくれました。他のカテゴリーでチャンピオン獲得してね。
パニスのコメントです。「トヨタは大きな進歩を果たし、その一部に加われたことを嬉しく思うよ。チームはいつもモチベーションが高く、今も同じだ。チーム全員のしてくれた仕事にとても満足しているから、一緒に働いた人々が恋しくなるだろう。今が辞めるべき時だということはわかっているし、再びレースがしたいという希望は満たされているよ。F1を離れて新しいレースにチャレンジすることを楽しみにしているけれど、トヨタの活躍には目を向け続けるし、彼らが成功することを祈っているよ」とのことです。

日本人は、ウイリアムズの一貴、トヨタの平手、SAの琢磨が走行を行いました。

ヘレス合同テスト2日目。

2006-12-15 06:52:25 | Formula One
ヘレステスト2日目は、ルノーのヘイッキがトップタイム。
2番手にバドエル、3番手にはクリエンとなりました。
ヘイッキは2番手のバドエルにコンマ5秒の差をつけ、今期のチャンピオンチームが冬季テスト初のトップタイムを出しました。チームメイトとなるフィジコはギアボックストラブルに見舞われようです。

ホンダのクリエンがいいですね~。午前は、シャシーセットアップを試したそうです。もう一人のテストドライバーのロシターは、トラック上にマシンを止めて赤旗の原因を作ってしまいましたが、2007年仕様のブリヂストンタイヤと空力の初期評価に専念したそうです。午後は、二人ともロングランでのタイヤ評価、シャシーセットアップ評価、を行なったようです。

この日から琢磨も参加し、2007年仕様のブリヂストンタイヤの初期評価、セッティング変更、エンジンのプログラムを行い、121周を走り込みました。
3日間とも、琢磨が担当するそうです。

また、この日の注目はトロロッソで久々(2002年のアロウズ以来)のF1走行となった、ブーデだったようです。
ブーデのコメントです。「今回のテストは評価にすぎないよ。もしトロロッソが様子を見たいのなら、それは2008年につながるものになるだろうね。そうでなければ、彼らは僕に家に帰れって言うだろうね!よかったことは、僕に興味を持ってくれるF1のマネージャーはほとんどいなかったのに、トロロッソが興味を持ってくれたことだよ。降ってわいたような話だね。F1に挑戦する機会は閉ざされてしまったと思っていたけど、その次の日に声をかけられたんだもの!」相変わらず、顔に似合わず辛口なコメントですな~。
とりあえず来期はニューマンハースに残って、チャンプカーのタイトル防衛と言うことですな。3日間とも、参加する予定だそうです。