石山寺は,747年(天平19年),聖武天皇の発願によって当時,東大寺別当であった良弁(ろうべん)が,聖徳太子
の念持仏であった如意輪観音を祀ったことを起源としています。京都清水寺,奈良長谷寺と並ぶ観音霊場で,平安
時代には女官による石山詣が盛んに行われ,その様子は,「蜻蛉日記」,「更級日記」,「枕草子」などにも登場し
ます。また,紫式部が,石山寺参篭の折に「源氏物語」の着想を得たとの伝承もあるそうです。写真の多宝塔は,
1194年(建久5年)の建立で,国宝指定を受けている数少ない多宝塔です。
の念持仏であった如意輪観音を祀ったことを起源としています。京都清水寺,奈良長谷寺と並ぶ観音霊場で,平安
時代には女官による石山詣が盛んに行われ,その様子は,「蜻蛉日記」,「更級日記」,「枕草子」などにも登場し
ます。また,紫式部が,石山寺参篭の折に「源氏物語」の着想を得たとの伝承もあるそうです。写真の多宝塔は,
1194年(建久5年)の建立で,国宝指定を受けている数少ない多宝塔です。