コンサルタントのネタモト帳+(プラス)

ビジネスにも料理にも役立つ“ネタ”が満載!社労士・診断士のコンサルタント立石智工による経営&料理ヒント集

きっかけ:Blogが本になるまで(1)

2006-04-02 | 出版への道
先日のエントリにてご紹介した、初プロデュース作品「シングルマザーの税理士合格記」の出版を記念し、本ブログにてブログから出版へいたる道について、週1回程度のペースにてご紹介したいと存じます。本日は「ブログの立ち上げ~出版社への接触」までの経緯についてお話いたします。

先にご案内の通り、今回の書籍「シングルマザーの税理士合格記」は、シングルマザーの税理士奮戦記がベースとなっています。

シングルマザーの税理士奮戦記は、私がプロデュースを手伝っていた相方のホームページ強化策の一環として立ち上げました。ほとんどが「個人事業」である税理士事務所という商売では、「所長自身が商品」という側面があります。そこで、「Webでもっとパーソナルな部分を打ち出そう!」と考え、日々の想いを綴る「Awingのこぼれ話」と、パーソナリティの背景を伝える「シングルマザーの税理士奮戦記」という2つのブログを立ち上げました。

特に、「シングルマザー」については、通常のブログとは異なり「コンテンツを貯めていく」ストック型の作りを意識してしました。このため、立ち上げの当初から「このブログで書き溜めたことが、いつか本になるといいね~」と話していました。

さて、ブログの立ち上げから2ヶ月ほどたったある日、出先から帰るときに立ち寄った本屋さんである本が平積みになっているのを見つけました。その本は・・・
子育て主婦の公認会計士合格記
です。

この本を見つけたとき、頭の中によぎったのは、

ヤバイ、ネタがかぶってる!!先を越されたかも・・・

というコトバでした。しかし、一呼吸置いた次の瞬間に浮かんできた言葉は、

でも、この手のネタでも本になるんだ・・・

でした。

そこで、まずはこの本がどんな内容なのかとりあえず読んでみようと考え、すぐにこの本を購入して帰りの電車内で読み込みました。

そして、自宅最寄り駅に着く頃にちょうど読み終えることができました。その時、一つの想いが固まりました。

この内容が本になるなら、相方のブログネタも本になるんじゃない?

この本と相方のブログでは、「子育てをしながら一つの資格に合格するまでの道」という点では大変似通っていました。しかし、そんな中でも決定的な一つの相違点がありました。それは、

相方のブログネタの方が重たい

ということです。出産と離婚を経て、子持ちバツイチになった所から始まる相方の話は、より一層「人生の重さ」を感じさせる、これなら、もしかしたら本にできるのではないか・・・という思いがよぎりました。

しかし、この時点ではどのようにすれば本を出版することが出来るのかなど、全く知識がありません。そこで、私が考えたのが

よし、まずはダメモトで出版社の編集担当者に聞いてしまおう!

という作戦でした(行き当たりばったりという話もありますが・・・(^^;;)。まずは「子育て主婦の公認会計士合格記」がどのように企画され、出版に至ったのかを出版社の編集担当の方に直接聞いてしまおうと考えたのです。

そこで、その日のうちに書籍の奥付けに記載されていた電話番号に電話してみました。すると、幸運なことに編集を担当された方に一発でつながりました。いろいろお話させていただく中で、ちょうど約1週間後に控えていた私の東京の際にお会いできることになりました。これを機に、相方の了解を得た上で「出版プロデューサー」として動くことになったのです。

もしこのとき「書店で本を見かけなければ」「出版社に電話してみなければ」「担当編集者が出かけていたら」、今回の出版はずいぶんと先の話になったことでしょう。改めて振り返ると大変な幸運が重なったものだな~と感じますが、しかし、これも「考える前に動いてみた結果」と感じています。

そして、すぐに東京出張の日はやってきました。仕事道具のほかに、これまでに書いたブログを印刷するなどの資料を整えて東京へ向かいました。

(次週へつづく)


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