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ビジネスにも料理にも役立つ“ネタ”が満載!社労士・診断士のコンサルタント立石智工による経営&料理ヒント集

納豆ブーム?:品切れ続出は喜ばしい?

2007-01-11 | マーケティング
Yahoo!ニュースにこんな記事が掲載されていました。

<納豆>TV番組でダイエット効果紹介、売り切れ相次ぐ(Yahoo!ニュース-毎日新聞)


 「納豆を食べればダイエットできる」とテレビ番組が紹介し、全国各地の小売店で納豆の売り切れが相次いでいる。メーカー各社は増産を急ぐが、依然として品薄の状態が続き、新聞に「おわび広告」を掲載するメーカーも出るなど異常な事態となっている。
 7日放映のフジテレビのバラエティ番組が、納豆を2週間食べ続け体重を減らした男女の事例を紹介。納豆のイソフラボンが体内の特定のホルモンを増やし、ダイエット効果を生むとする。
 放映後、若い女性を中心に売り上げが急増。タカノフーズ(茨城県小美玉市)やミツカン(愛知県半田市)は品切れのおわび広告を11日朝刊に掲載する。(以下略)

この手の話しは「寒天」やら「こんにゃく」やらたくさんありましたが、相変わらず健康系番組の影響は絶大といったところですね。

ただ、納豆業界にとっては、この一種の「特需」に浮かれてばかりもいられない現状があるようです。ちょっと前のニュースですが、昨年は「台風直撃の影響による原料の『大豆』の高騰」に加え、「ボイラー燃料や容器材料に不可欠な『原油』の高騰」というダブルパンチ。一時の「特需」で生産量を安易に増やしてしまうと、「大豆」の相場を荒らす可能性があるだけではなく、「原油コストがかかっている状態=利の薄い状態」での生産を強いられることにも繋がってしまいます。さらに、「一時的な需要大=小売店からの圧力も強まる」ということで、取引の中での力関係によってはますます利が薄くなる可能性すら孕んでおり「働いても、働いても、儲からず」になりかねないと考えられます。

需要の安定的な拡大は喜ばしいことですが、急激な変化はかえって「体力」が奪われる結果にも繋がりかねないため、非常に慎重な対応が必要であると感じました。

ちなみに、私は納豆アレルギーで一切納豆を食べられませんので、ここは堂々と需要の安定に寄与したいと思いますゞ(^^;;


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
どうせ「アル・モンタ症候群」だから (ひろまる)
2007-01-12 10:25:58
一過性で終わるんでしょうねぇ。

納豆、たまぁ~に食べるといい感じなんだけどな。

それで、どうりでスーパの某コーナーがおかしなことになってたわけか・・・。
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Re: どうせ「アル・モンタ症候群」だから (Swind)
2007-01-12 23:11:08
「アル・モンタ症候群」って、マジにあるのかと探してしまいましたがな(^^;;

納豆は本当に全く×なんで、納豆コーナーなんて普段見たこともありません(ぉぃ

某マンガに出てきた納豆とバナナのモンブランは天敵です(謎
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