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任天堂:がっつりと「上方修正」

2007-01-10 | イッポウ
pal
さんのブログ「FIFTH EDITION」
のエントリーから「任天堂の業績修正」に関する情報を発見。夕方になって毎日新聞のサイトでも取り上げられていました。

任天堂:連結業績予想を上方修正 DS、Wii好調で(MainichiMSN - 毎日新聞)


任天堂は10日、07年3月期の連結業績予想について、売上高を従来の7400億円から9000億円に、経常利益を1700億円から2100億円に上方修正した。最終(当期)利益も1200億円と200億円増。いずれも過去最高となる。携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」と、昨年12月に発売した家庭用ゲーム機「Wii(ウィー)」の販売が好調なため。年間配当は過去最高の480円とする。(以下略)

任天堂が発表したプレスリリースによれば、通期での販売予測は次のようになっています。(カッコ内は前回予想数字からの差分)

○DS : ハード=2,300万台(+300万台)、ソフト=10,000万本(+1,800万本)
○Wii: ハード=600万台(変わらず)、ソフト=2,100万本


何と言ってもDSの2,300万台は驚異的な数字です。特に、FIFTH EDITIONでも紹介されていたVG Chart.orgのデータによれば、DSの日本国内トータル販売台数は約1,400万台となっています。今日読んだ某雑誌の懸賞でDSについて「いまや日本人の10人に1人が持っている」というアオリがありましたが、正に「事実」だったとは驚きです。

また、上の業績予想の数値を注意深く読むと、「ハード1台についてソフトが何本売れているか?≒1ユーザーが平均何本のソフト買うか?」という点でも、任天堂は強気の予想をしていることが分かります。Wii等はソフト販売本数のみの増加なので分かりやすいのですが、DSについても従来が平均4.1本(8,200÷2,000
の予想であるのに対して、修正予想では平均4.37本(10,000÷2,300)とここでも上方修正となっています。

以前の予想が「堅め」だったのか、それとも今回の予想が「超強気」なのかは分かりませんが、なにしろ「DS&Wii堅調」という構図は間違いなさそうです。PSP/PS3に比べれば比較的地味な“プロモーション展開”だったDSとWiiですが、タッチペンとWiiリモコンによる「商品の地力」が「プロモーション」に勝ったといえるのではないかと、私は感じます。


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