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最低賃金:時給換算で平均14円引き上げの予定とのこと

2007-08-08 | イッポウ
取り急ぎ速報ベースで。

最低賃金、平均14円アップ=地域別に6~19円-中央審・時給ベースで過去最高(Yahoo!ニュース-時事通信)


全国の最低賃金改定の目安を協議する中央最低賃金審議会(厚生労働相の諮問機関)の小委員会は8日、現在の最低時給平均673円に対し、今年度の引き上げ幅を平均14円とする報告書をまとめた。目安が時給ベースになった2002年度以降で見ると、最大の上げ幅。所得格差是正の機運が盛り上がる中、大幅な引き上げを目指す政府・与党の意向を反映した格好だ。10日に中央審を開き、正式決定する。
 それぞれの経済情勢に応じ決まる地域別の目安の引き上げ幅は6~19円。東京、大阪などAランク(現行平均710円)が19円、埼玉、京都などBランク(同674円)が14円、北海道、福岡などCランク(647円)が9~10円、青森、沖縄などDランク(612円)が6~7円となった。 

現行の愛知県の最低賃金は694円ですので、仮に名古屋をBランクとすると時給708円となります。これは、月給換算をすると約118,944円(1日8時間、月21日勤務を前提)となり、現在より2,352円の引き上げとなります。

この報道の通りに最低賃金の改定が行われた場合には、時給700円前後、日給5700円前後、月給12万円前後の水準の場合には、新しい最低賃金に達しない場合が発生します。この場合には、賃金の額が自動的に「最低賃金」まで引き上げられることになり、もし差額が適切に支払われていない場合には「給料の不払い」として取り扱われることとなります。

給料の不払いは、労使間での大きなトラブルの原因となるだけでなく、労働基準法違反による刑事罰の適用や遅延利息の加算など、会社や経営者にとっても大きなペナルティを課せられることになります。まだ本決定となったわけではありませんが、厳談からイから早期に対応されることをおススメします。(特に、フルタイムパートがいる場合には要注意です!!)


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