こんにちは。
就職活動の面接スタイルのなかで
圧迫面接というものがありますよね。
面接官が
学生に「わざと」怒らせるような質問を浴びせて
そのときの対応を観察するというものです。
一昨日、この営業版をリアルにやってみました。
ここからのインスパイア。人間観察方法です。
◆「呂氏春秋」の人物鑑定法
中国の古典「呂氏春秋」による人物鑑定法が
「六験」といいます。
喜(喜ばせる)
怒(怒らせる)
哀(悲しませる)
楽(楽しませる)
懼(恐れさせる)
苦(苦しませる)
の6つを「わざと」相手に与えて、そのときの相手の様子から
人間性を浮き彫りにさせるというものです。
汚いやり方といえば汚いものですけど
実際に人間は思わぬところから真実が見えてきますので
・相手に対して行うとき
・または相手から6つの対応をされたとき
何を見られているのかを考える必要もあります。
◆子どものような大人への対処法
【登場人物】
仕事で知り合った人がいました。
私よりも年配で50代の男性です。
体育会系なので体つきが私より大きかったです。
他からも噂は聞いていましたが
その男性はいわゆる『説教タイプ』なんです
自分が強く出られるタイプ(女性や若年者)には
説教をはじめてとまらず、そうしてから
無理やりに『何かの勧誘』をする人でした。
【チャンス到来】
この男性から「〇〇君、一度会いましょう」
という連絡があり、私は心の中でキター
「六験」を使うならこのチャンスです。
相手はこちらを
『年下で弱そうだから自分の思い通りになる』
と勝手に判断したようです。
こういう男性をわざと怒らせたらどうなるか?
【仮説】
おそらく『子どもの駄々』のように単純にわめくだけで、
結局は『自分のほうが弱いと分かったとたん』
勝手に逃げる卑怯なタイプなのではないか?
【検証】
実際に、ほぼ私の仮説どおりの反応をしてくれました♪
具体的には以下の反応
◆『中身は子ども』の大人の反応とは
最初は普通の会話からスタートです。
恵比寿の静かな喫茶店で、周囲にもお客さんがいました。
(そういう場所をわざと選んでみました)
※
説教タイプな男性に多いのですが
周囲に気遣いをしないので声が大きいのです。
これも社会性が未熟な証拠でもあります。
『いいかい?ぼくはいろんな経験をしているんだ』
『お互いに弱みを見せられる親密な付合いこそ営業には大切だ』
ここから彼の人生論の説教モードです。
拝聴してもいい内容なら別です。
彼の過ちはただ一つ。
私がここのブログで毎日書いているような
キャリア教育畑の頭脳を持っていることを
まったくリサーチしなかったことです。
商談相手を調べておくという事前準備をしない
わがままなやり方は常識的には通用しません。
「ところで〇〇さん、私は実はキャリア教育畑なんです。先に渡した名刺のプロフィールは当然読まれてますよね?すべて『釈迦に説法』ではありませんか?」
◆なんだよー、年下のくせに、なんだよー(壊れたレコーダー)
冷静な50代のいい大人であれば普通、静かな喫茶店では子どものように怒りをあらわにしないと思います。
彼は不意を突かれて、ばたばたと「子ども反応」を示してきました。
なんだよーその態度なんだよー失礼だなー
年下のくせになんだよー
お客を怒らせたら商売になるわけねだろうー
せっかく会ってやっているのにー
(私は会いたくなかったのですが)
(わざわざアナタが合いたいというので)
(しかたなく時間作ったのです)
店のお客さんの一人が彼をたしなめてくれました。
「あなたちょっと声が大きすぎますよ。迷惑です」
(ここの部分で彼は正体を出してきました)
あーそうですか。すいませんねぇー
もーいいですよー私は帰りますから
悪態ついて彼は店を飛び出しました。
店の外で、私に向かって
よくそんな(対応)で(営業)やれるよなー
もういいですよー
ぼくはもうそんな失礼なあなたとは会いませんから
(いい大人が子どものように悪態つくのは情けなくてみっともない)
※
( )は私のココロの声です。
◆相手によって態度を変える人の最大の特徴とは?
この50代男性は
・相手が弱ければ強く出て
・相手が強ければ、子どものだだでぐずって結局逃げちゃう。
幼児性の強いタイプでした。
自分の中に信念や哲学で一貫性がないから、このタイプは
自分の相手を値踏みして卑怯な行動スタンスを取るのです。
※
こういう人物に限ってどういうわけだか
「自分が本当は持ちえていない人生観や哲学」を
他人に対して説教する説教好きになる傾向が多いです。
もし本当に一つの信念や哲学を持っている人なら
その説教好きが表面的には同じ説教好きに見えても
相手が強かろうが弱かろうが
同じ説教スタンスでやるのですよ!
私にケチをつけられたくらいで
怒り出して、だだっ子のようなセリフで
※「おまえなんか年下のくせに」
結局もう私とは会いたくない
と切り出して逃げるくらいなら
最初から「私に会おう」と思わないほうが
良かったのではないかな。
私が彼の立場で、彼の怒りが正当であったなら
こちらを一喝して
そんな対応は無礼であろう!!
という感じでたしなめますよ。
そういう行動に出ないで、勝手に逃げるだけの
彼の怒りは、結局自分勝手な子どもなのですね。
◆◆
説教好き(偽者)を退治する場合に使える質問
→あなたはその説教を誰に対しても同じように言えますか?
→たとえあなたが全然強くない、サッカーのアウェイの立場であろうとも!
ではまたっ
就職活動の面接スタイルのなかで
圧迫面接というものがありますよね。
面接官が
学生に「わざと」怒らせるような質問を浴びせて
そのときの対応を観察するというものです。
一昨日、この営業版をリアルにやってみました。
ここからのインスパイア。人間観察方法です。
◆「呂氏春秋」の人物鑑定法
中国の古典「呂氏春秋」による人物鑑定法が
「六験」といいます。
喜(喜ばせる)
怒(怒らせる)
哀(悲しませる)
楽(楽しませる)
懼(恐れさせる)
苦(苦しませる)
の6つを「わざと」相手に与えて、そのときの相手の様子から
人間性を浮き彫りにさせるというものです。
汚いやり方といえば汚いものですけど
実際に人間は思わぬところから真実が見えてきますので
・相手に対して行うとき
・または相手から6つの対応をされたとき
何を見られているのかを考える必要もあります。
◆子どものような大人への対処法
【登場人物】
仕事で知り合った人がいました。
私よりも年配で50代の男性です。
体育会系なので体つきが私より大きかったです。
他からも噂は聞いていましたが
その男性はいわゆる『説教タイプ』なんです
自分が強く出られるタイプ(女性や若年者)には
説教をはじめてとまらず、そうしてから
無理やりに『何かの勧誘』をする人でした。
【チャンス到来】
この男性から「〇〇君、一度会いましょう」
という連絡があり、私は心の中でキター
「六験」を使うならこのチャンスです。
相手はこちらを
『年下で弱そうだから自分の思い通りになる』
と勝手に判断したようです。
こういう男性をわざと怒らせたらどうなるか?
【仮説】
おそらく『子どもの駄々』のように単純にわめくだけで、
結局は『自分のほうが弱いと分かったとたん』
勝手に逃げる卑怯なタイプなのではないか?
【検証】
実際に、ほぼ私の仮説どおりの反応をしてくれました♪
具体的には以下の反応
◆『中身は子ども』の大人の反応とは
最初は普通の会話からスタートです。
恵比寿の静かな喫茶店で、周囲にもお客さんがいました。
(そういう場所をわざと選んでみました)
※
説教タイプな男性に多いのですが
周囲に気遣いをしないので声が大きいのです。
これも社会性が未熟な証拠でもあります。
『いいかい?ぼくはいろんな経験をしているんだ』
『お互いに弱みを見せられる親密な付合いこそ営業には大切だ』
ここから彼の人生論の説教モードです。
拝聴してもいい内容なら別です。
彼の過ちはただ一つ。
私がここのブログで毎日書いているような
キャリア教育畑の頭脳を持っていることを
まったくリサーチしなかったことです。
商談相手を調べておくという事前準備をしない
わがままなやり方は常識的には通用しません。
「ところで〇〇さん、私は実はキャリア教育畑なんです。先に渡した名刺のプロフィールは当然読まれてますよね?すべて『釈迦に説法』ではありませんか?」
◆なんだよー、年下のくせに、なんだよー(壊れたレコーダー)
冷静な50代のいい大人であれば普通、静かな喫茶店では子どものように怒りをあらわにしないと思います。
彼は不意を突かれて、ばたばたと「子ども反応」を示してきました。
なんだよーその態度なんだよー失礼だなー
年下のくせになんだよー
お客を怒らせたら商売になるわけねだろうー
せっかく会ってやっているのにー
(私は会いたくなかったのですが)
(わざわざアナタが合いたいというので)
(しかたなく時間作ったのです)
店のお客さんの一人が彼をたしなめてくれました。
「あなたちょっと声が大きすぎますよ。迷惑です」
(ここの部分で彼は正体を出してきました)
あーそうですか。すいませんねぇー
もーいいですよー私は帰りますから
悪態ついて彼は店を飛び出しました。
店の外で、私に向かって
よくそんな(対応)で(営業)やれるよなー
もういいですよー
ぼくはもうそんな失礼なあなたとは会いませんから
(いい大人が子どものように悪態つくのは情けなくてみっともない)
※
( )は私のココロの声です。
◆相手によって態度を変える人の最大の特徴とは?
この50代男性は
・相手が弱ければ強く出て
・相手が強ければ、子どものだだでぐずって結局逃げちゃう。
幼児性の強いタイプでした。
自分の中に信念や哲学で一貫性がないから、このタイプは
自分の相手を値踏みして卑怯な行動スタンスを取るのです。
※
こういう人物に限ってどういうわけだか
「自分が本当は持ちえていない人生観や哲学」を
他人に対して説教する説教好きになる傾向が多いです。
もし本当に一つの信念や哲学を持っている人なら
その説教好きが表面的には同じ説教好きに見えても
相手が強かろうが弱かろうが
同じ説教スタンスでやるのですよ!
私にケチをつけられたくらいで
怒り出して、だだっ子のようなセリフで
※「おまえなんか年下のくせに」
結局もう私とは会いたくない
と切り出して逃げるくらいなら
最初から「私に会おう」と思わないほうが
良かったのではないかな。
私が彼の立場で、彼の怒りが正当であったなら
こちらを一喝して
そんな対応は無礼であろう!!
という感じでたしなめますよ。
そういう行動に出ないで、勝手に逃げるだけの
彼の怒りは、結局自分勝手な子どもなのですね。
◆◆
説教好き(偽者)を退治する場合に使える質問
→あなたはその説教を誰に対しても同じように言えますか?
→たとえあなたが全然強くない、サッカーのアウェイの立場であろうとも!
ではまたっ
いろんなところでつながりますね☆毎度ありがとうございます!
ある意味、私が彼の「上司」もしくは「親」のポジションで対応させていただきました。
私が面接官で、彼が学生で、彼の性格は社風にミスマッチであり、お互いの将来のためにはウチの会社では採用しません。という仕事上の結論でもあります。
だから逆にいえば、面接不採用は決して応募者の人格全部否定ではないのですな。彼は私以外のタイプに営業すべきだっただけというクールな結論です。
しかも↑この人、あっという間に尻尾を巻いて逃げたわけですよね!
恥ずかしい。
年配者を注意して叱る、ということはかなり難しいとも思うのですが、私は「外科手術」なのだと思ってますからスパッとやりました。
ためらっては疾患が拡大するものです。必要なことは瞬時の処置、そしてためらいがないことですよ。