はな兄の1分で読めるエッセー

ふと脳裏に浮かんだ雑感を気ままに綴った日記

資格なしの男の呟き

2023-10-17 19:12:42 | 

ホントは犬を飼いたいのだが

犬猫保護団体に言わせれば

里親探し活動において

60歳以上で

一人暮らしで、かつ

貧乏な世帯は

「はなから対象外」

だそうで

はな(17歳没)が亡くなって

何回も地元の保護団体に

犬の引き取りを申し込んでいるが

上記の基準の審査ではねられる。

 

言っちゃなんだが

殺処分にするぐらいなら

たとえ少々理想的条件に合致しなくてもいいじゃないか。

引き取り手にふさわしいかどうかの大前提になるのは

その引き取り手に

本当に心から犬を愛する気持ちがあるのかどうかである。

 

近所に

いつもそういう保護団体から犬を引き取っている家があった。

引き取って

すぐ番犬の任務を担わされる。

身も凍る真冬も

灼熱の真夏も

リードで外のコンクリートの

駐車場の隅につなぎっぱなし。

その犬がくたばると

また新たに

犬を引き取って

『生きた防犯ブザー』代わりに使用する。

まさに、とっかえひっかえである。

 

確かにこの家は

年寄り夫婦

40代夫婦と高校生、中学生の子ども4人

と大家族。

家に一匹だけでお留守番というストレスはないだろう

とか

それなりの経済的余裕があるので

犬が病気になったときに

必ずや病院へ連れてゆくだろうと

保護団体からみれば

そういう期待が抱ける条件を満たしている。

だがそれらの条件だけを重視し

本当にその住人が

犬に対しての愛情を持っているかを吟味しないというのは

おかしいんじゃないだろうか。

 

引き渡した後

その家へ

保護団体から依頼された覆面調査員などが

チェックすることもない。

 

私は確かに

60歳以上だが

犬との散歩は

1日2回はするし(上記の家庭は1日1回)

病気になれば病院へ行くし

治療費は自分の食事代を削ってでも捻出する。

当然

(茨城中央部地域の常識的飼い方の)

『外に放置』ではなく

家の中でいっしょに暮らす。

なんだったら

私の近所の人々に

「はな兄さんは、はなちゃんをかわいがってましたか」

と、刑事コロンボよろしく聞き取り調査をしたらいい。

10人中10人が

認めざろうえぬと首を縦に振るだろう。

 

今まで述べた憤りは何も

保護犬を飼いたくてたまらぬ私の『前のめり』的雄叫びではない。

保護された犬たちにとっても

『愛情優先飼い主選定』を切望してると思う。

あと付け加えたいのは

保護団体の人は

上記の家の住人の

「犬を引き取りたい」申し込みの際の

『私たち家族は、みな犬が好きでたまりません』という猿芝居に

引っかからないでほしいということである。

 

 

 

 



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