昨日
衛星テレビ東京の午後5時40分ごろ
歌人の俵万智さんが出演して
『男はつらいよ~サラダ記念日~』について語り
最後に寅さんにちなんだ短歌を披露していた。
ふと日本の政治家とくに自民党や日本維新の国会議員が
「寅さんについての短歌を詠んだらどうなるか」を想像した。
さて
国会議員というのは
決まり切った言葉を多用する。
そのたびに
「あ~あ、また言っちゃってるよ」
とテレビの前で呆れている。
たとえば
「○○は『喫緊の課題』であります」
「首相を退いたわけですが、また『一兵卒の』議員として頑張りたい」
「まずこの政策に取り組むことは、改革を成し遂げるための
『一丁目一番地』であります」
「『天地神明に誓って』やっておりません」
「『抜本的な』改革が求められます」
「『みそぎ』は済んだと言っていいんじゃないでしょうか」
といった具合である。
まだまだあるが、きりがない。
国会議員はこれらの単語をよく使うので
ついこんなくだけた席でもこれらの言葉を発してしまう。
寅さん短歌、衆議院議員A氏の作品
「片想いは 『男はつらいよ』の物語の 一丁目一番地」
「一兵卒の 渡世人 だからこそ 味わい深い 名言多数」
「労働者諸君! 給料を上げるぞ 喫緊の課題だからだ」
「婚活をする前に 収入源の 抜本的見直し必要」
追伸.
A氏はこれらの作品をカドカワ短歌賞に応募したが
あえなく落選した。