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はな兄の1分で読めるエッセー

ふと脳裏に浮かんだ雑感を気ままに綴った日記

寅さん短歌~政治家編~

2025-02-17 02:43:09 | 短歌

昨日

衛星テレビ東京の午後5時40分ごろ

歌人の俵万智さんが出演して

『男はつらいよ~サラダ記念日~』について語り

最後に寅さんにちなんだ短歌を披露していた。

 

ふと日本の政治家とくに自民党や日本維新の国会議員が

「寅さんについての短歌を詠んだらどうなるか」を想像した。

 

さて

国会議員というのは

決まり切った言葉を多用する。

そのたびに

「あ~あ、また言っちゃってるよ」

とテレビの前で呆れている。

たとえば

「○○は『喫緊の課題』であります」

「首相を退いたわけですが、また『一兵卒の』議員として頑張りたい」

「まずこの政策に取り組むことは、改革を成し遂げるための

『一丁目一番地』であります」

「『天地神明に誓って』やっておりません」

「『抜本的な』改革が求められます」

「『みそぎ』は済んだと言っていいんじゃないでしょうか」

 

といった具合である。

まだまだあるが、きりがない。

国会議員はこれらの単語をよく使うので

ついこんなくだけた席でもこれらの言葉を発してしまう。

 

寅さん短歌、衆議院議員A氏の作品

 

「片想いは   『男はつらいよ』の物語の  一丁目一番地」

 

「一兵卒の  渡世人  だからこそ  味わい深い   名言多数」

 

「労働者諸君!  給料を上げるぞ  喫緊の課題だからだ」

 

「婚活をする前に  収入源の   抜本的見直し必要」

 

 

 

追伸.

A氏はこれらの作品をカドカワ短歌賞に応募したが

あえなく落選した。