はな兄の1分で読めるエッセー

ふと脳裏に浮かんだ雑感を気ままに綴った日記

暑い夏の前の日々

2024-06-26 02:59:07 | 

かあちゃん猫と、にゃーすけとキジトラくんが

それぞれ別行動をとり始めたかと思ったら

かあちゃん猫が、半年前のにゃーすけ兄妹と似てる2匹の仔猫を連れてきた。

もうおばあちゃんなのに、また他の猫が産んだ子猫を押し付けられたか。

近所で多頭飼いをしてるどっかの家の住人に。

いくら子育て上手と言っても

もう隠居させてやれよ。

おまけにこの暑い毎日

かあちゃん猫はヘトヘトで

時々コチラに「助けて」のまなざしを送って近寄って

オデコを私のすねにグリグリする。

私は「頑張れ。せめて子猫がおっぱいだちするまでは」と話しかけ

ちゅーるを2本おごる。

 

かあちゃんと子猫たちが

さっき家からちょっと離れたすきに入れ違いに

にゃーすけがやってくる。

最近は夜10時ごろになるといつも来る。

戯れていると

ふと猫の喉を鳴らす絞り出すような声

子猫たちを呼んでいるようだ。

サッシも向こうにかあちゃん猫と子猫たちの気配

にゃーすけが

サッシの向こうにシャーシャーと威嚇の声。

「ほら。かあちゃんだろ。わからないの?」

つい一週間前までにゃーすけが

かあちゃんに近づこうとすると

こっぴどく怒られてビクビクしていたのに。

ちょっと待てと

僕だけがサッシを開くと

犬小屋の上に横たわっているかあちゃん猫。

疲れてるんだな。

とりあえず

にゃーすけにごちそうをあげてるあいだに

かあちゃんと子猫たちは家に入り仏壇部屋に休憩し

にゃーすけが食べ終わって

僕と戯れているとき

かあちゃんたちは、一定の距離を取ったうえで

我らの前に現れ

にゃーすけに対する、二匹の子猫の初のお披露目式とあいなった。

これで

「サッシの向こうの猫たち」が不審者でないことを理解しただろうか。

さて

にゃーすけも兄さんになったんだから

もう少し大人になれよ。

今のかあちゃんに唸ったりしちゃダメ。

子猫たちを「ママを取ったやつだ」なあんて

イジメたりするのもね。

 

 

 

 


モヤモヤした話

2024-01-31 00:03:18 | 

なんかヤフーのニュースで

内田洋と名乗っていた男が

ガンになって余命いくばくとなり

「三菱重工をはじめ連続企業爆破にかかわっていた」

東アジア反日武装戦線の一人と告白したという。

 

あ~思いだした。

確か上記の団体の一人が

ニッポン放送の番組オンエア中に

その時、パーソナリティだった

宇崎竜童に電話して

テロ事件に対する判決に対して

愚痴をこぼすというか

文句を言ってたんだよね。

いつだったかな。

 

今頃後悔してるだってさ。

 

風呂に入っていると

くもりガラスのサッシの向こうに

にゃーすけの輪郭が見える。

 

にゃんで待ってんの?

風呂から上がりサッシを開けると

いくぶん、ほふく前進するかのような

伏せ気味の姿勢でササっと逃げる。

チミは、埠頭を走るフナムシか。

あ~あ。

にゃーすけは、足ふきのバスマットの上に

鎮座していたから

潔癖症と言われるかもしれないが

そこに風呂上がりの私の足を乗せるのはイヤだ。

つーわけで

バスタオルをひく。

と。

そこに

キジトラ君が近づこうとしてくる。

「あっち行って!あっち。着替えるまでは」

あ~

キジトラ君は

バスタオルの上にのっかって

仰向けゴロゴロをするのだった。

ガクッ。

 

ところで

ガックリというか寂しいのは

肝っ玉母ちゃん猫が

顔をスリスリしようとする

にゃーすけやキジトラ君に対して

威嚇しパンチをくらわすようになったこと。

自立を促す

子離れというやつなんだろうけど

ウチにいる間は3匹とも仲良くやってほしいというのが本音。

 

ただし日本の一部の芸能人の母親ほど

息子にべったりべたべたべたべた

そこらへんの佃煮も顔負けぐらい

あまあまべたべたする必要はないけれど。

 

母ちゃん猫には

こういうありさまだから

ウチ以外でかかわる誰かにとっては

印象は良くなく

一時は故意か事故かはわからぬが火傷をさせられたが

それは

人間の物差しで考えるからそう思うのであって

野性の血が色濃く残る野良の世界では

母ちゃん猫は極めて正しい行動とみなすべきであろう。

 

とかく日本人

特に女性は、情動的に考え

すぐに行動を起こしてしまう。

 

女流棋士にもいるけど

ちょっと悪手を指して

それまでの大優勢が怪しくなってくると

カッと頭に血が上りテンションが高くなる。

右往左往

右に左へ

東へ西へ (by井上陽水)

バタバタバタバタする。

なんで女性って

すぐに

バタバタするの?

 

さて

「にゃーすけは、まだいいよ。

頼りになるアニキのキジトラ君がいるから。

僕には誰一人も友達がいないもんねえ」

お腹を撫でてやると

爪で私の右手の甲をひっかこうとした。

ワハハ、だいじょうーぶ。

捨てようと思っていた古い『鍋つかみ』を

両手にはめているのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


野良の品格

2024-01-10 01:06:34 | 

仔猫って、不思議だよねえ。

つい一週間前ぐらいに

こ~んなに小さかったのが

ある日。

「アレ?いつの間にこんなに大きくなっちゃったんだろ」

って瞬間がある。

 

 

 

台所に向かい

皿に猫ゴハン(スマック)を入れていたら

いつのまにか足元に

にゃーすけがいた。

「わ~い」

てな感じで

ボクの履いているスリッパの上

足の甲に

乗っては降り

乗っては降り

まとわりついてくる。

 

日ごとに

だんだんと重みが増しているのがわかる。

 

これまでは

強気な母ちゃん猫がまっさきに

床に置いたエサの入った皿にがっついていた。

しばらく間をおいて

兄ちゃん猫のキジトラ君。

またしばらくして

ニャー介という順番だった。

きょうは珍しいことが起こった。

一回だけだったが

母ちゃん猫が譲り

キジトラ君がまっさきにさらに突進していった。

スマックの山盛りに

いろいろトッピングし

ちゅーるをまわしかけた御馳走だ。

 

野良業界のママ猫は

男勝りの肝っ玉母ちゃんと呼ばれるぐらいじゃないと

やってゆけないんだろな。

 

 

 

 


猫たち

2023-11-07 18:53:59 | 

ウチにくる『ニャンコ一座』がいる。

 

母ちゃん猫(白黒二色。小太り)

息子猫(キジトラ)

仔猫二匹(いずれも白黒二色)

 

実はもう一組

上記と全く同じ組み合わせの一座がいると、にらんでる。

 

上記の一座に

カレー皿に山盛りの餌をやる。

二階へ上がり

しばらくパソコンをやっていて

一休みするかと下へ。

彼らが退散して

食べ終わり空になった皿を

片付けようと台所へ運び

自分が飲むコーヒーのために

レンジでお湯を沸かしていると

 

「キジトラ君がお座りをして

もの欲しそうに

じっとコチラを見ているのである。

 

「アレ。食ったでしょ?」

あんまり食うと

僕みたいに糖尿になっちゃうから。

ねっ。

 

 

でも...

 

なんか気になるな。

ったく仕方ない。

「胃袋に穴かなんか開いてるんじゃないの。

胃下垂かな。

大丈夫?」

「ジャイアント白田ならぬジャイアント猫田かよ」

ぶつぶつ。

 

再びさっきと同じように

カレー皿に

スマック(かつお)山盛りの上に

カルカン・パウチ(子ねこ用)1パックと

セイミヤの4個パック248円のツナ缶の一個を

トッピングする。

加えて牛乳を150㏄軽くチンして温め供した。

 

ヤレヤレやっとコーヒーを飲む。

3時間後

下へ降りると

母ちゃん猫が

もの欲しそうに

コチラを見ているのである。

 

こんなことがさすがに何回か続くと

そっくりなメンバー構成の一座が

二組存在してると推察しないわけにはいかない。

入れ代わり立ち代わりに

訪れてくるんだろうか。

 

真夜中に

母ちゃん猫の旦那らしい

デカい白黒猫も来る。

猫にエサをやるのは嫌じゃないし

コチラも経済的にいよいよ手上げになるまでは頑張るけれども

多頭飼い主さん。

もし今、世話が大変な状況ならば

まず第一にやるべきは

猫の保護団体のNPOに

相談すべきではないだろうか。

言っちゃあ何ですが

昨年は

若ママ猫の治療と子猫を東京の団体に出して

当時30万円の私の全財産が

12万円になってしまった。

 

追伸.くれぐれも猫には責任はないので

   猫たちを不幸な目にあわすのは

   やめてください。

   そういうことって、いつかはバレます。

 

 

 

 

 

 

 

 


猫活の悩ましい『着地』

2022-10-16 01:22:07 | 

昨日、A動物病院で

残りの二匹の子猫「黒鼻」と「三毛」の

のみダニ駆除、ワクチン接種、ウイルス検査

を済ませた。

今日か明日にキャピンに電話して引き取ってもらうことになる。

で。

今週中に「若ママ猫」の

怪我のむき出し赤い肉のお尻の縫合と

ついでに不妊の手術もやってもらう予定だ。

(手術費用は5万円から7万円だという)

 

さて。

我が家で一匹になった若ママちゃんをこれ以上

家の中に「監禁」すべきかどうか。

本人は出たがってしょうがない。

なぜならば前述したように

白黒ママ猫といっしょに育って

きょうだいだと信じて疑わない白黒子猫(今は大人だが)が

さかんに外から「にゃーにゃ―」鳴いて

「逢いたいよ~」と訴える声に

若ママちゃんもサッシをガリガリかいて

時には体当たりまでして

「出たい」アピールをしているからである。

いいのかなあ。

このタイミングは。

すると読者のアナタはこのように言うだろう。

「でもさ。元々、野良だったんだから

自腹で不妊手術までしてやって、再び外へ放つことは

TNRということで、キミは責任を果たしていることになるんじゃない。

本人も義兄弟に会いたいんだし、久しぶりに外の空気を吸わせてあげればいいじゃん。

あとの若ママちゃんの猫人生は本人に任せて

キミからの卒業ということでいいんじゃない」

と、親切な言葉をいただけるかましれないが

 

ところがねえ。

 

ここらへんの地域は危険がいっぱいなんですよねえ。

一番の危険は

なんといっても人間である。

私は、私の住むこの地区の人間の

犬猫に対する向き合い方に極めて強い不信感を持っている。

追い払うぐらいならまだよいが

自分の家庭菜園だか野菜や盆栽の横に

猫が座っていただけで

小鍋に用意していた熱湯をかけようとする。

棒で叩こうとする。

 

そんな『危険な海』だと解っていながら

放って

三日後に死体になっているのを発見したとなったら

ショックとか愕然とかの言葉では到底表現できぬ

心の痛手

悔恨の念

自暴自棄

の思いに苛まれずにはいられないではないか。

 

とりあえず

手術が無事に成功することを祈り

一週間後の抜糸の後も順調に回復し

元の状態に近くまでになったら

キャピンに電話し

若ママちゃんを引き取ってもらえるよう懇願する。

預かりボランティアさんがいればよいんだけどなあ。