はな兄の1分で読めるエッセー

ふと脳裏に浮かんだ雑感を気ままに綴った日記

へぇ

2023-10-13 20:44:30 | 将棋

千田七段と中村真梨花女流との組み合わせは

意外と言っては大げさだが

想像だにしていなかった。

 

真梨花さんの将棋で思い出すのは

確か青森県だったと思うけど

当地でのイベントの一つ

リレー将棋のさい

『7三桂』と、ハネた手だった。

私は思わず

「むむっ」

と、唸った。

 

覚えているかな。

 

藤沢の鵠沼出身だという。

鵠沼と言うと

往年の名優・中村錦之助を思い出すな。

藤沢はデパート戦争とか言われてさあ

腹ペコ貧乏中学生の時に自転車で友達と

試食巡りによく出かけた。

図書館も充実していたしね。

『包丁人・味平』の舞台にもなったんじゃないかしら。

子どもの頃、横浜ドリームランドに来たことあるかな。

ボクはすぐ隣のドリームハイツという団地に住んでいたんだけど。

四間飛車+美濃囲い一本で勝率.650を毎年続けて

安定的に出すなんて

まさに職人だわ。

 

結婚しても変わらないのか

それとも新たな味が出てくるのか

見ものだよね。

 

 

 

 


『95銀打ち』と指さなかったか

2023-10-11 15:51:52 | 将棋

見えてなかったのかな

たった今

永瀬王座が長考の末、74歩と指したところだ。

この手が勝敗のキーポイントになるかもしれぬ。

 

全然話が違うが

1981年のNHK杯将棋選手権の

木下晃五段対森鶏二九段の棋譜を知りたいんだけど

いろいろ検索してもどうしても解らない。

この対局の木下五段の勝ち方がすごい鮮やかだったという記憶がある。

もう一度その時の手順を

味わいたいものだ。


常磐線の将棋ファン

2023-09-27 20:46:50 | 将棋

「たった今終わった第3局。素人なら1秒で3一歩ってたところだけど」

「4一飛としたら同飛車の一手だと思ったんじゃないか」

「結局さ。永瀬王座は実力は藤井7冠と拮抗してるんだけど

飛車を好き過ぎるところが弱点だよねぇ。今日は飛車を斬った場面はあったは

あったけれども。2局目も確か飛車を好き過ぎて負けたんじゃないかな」

「キミは、飛車を取られたくないと(飛車を)逃げ回ったり、相手の飛車を

取ろうと(飛車を)追いかけまわしたり、そういう情けない将棋は

大嫌いだと公言していただろ」

「そういう棋士はA級棋士ににはっても主役、すなわち

名人になったためしがない」

「佐藤天彦九段は名人になったけど。聞き手が安食女流の

なんかの棋譜解説の、その時の豊島九段によると

『佐藤天彦さんは飛車を大事にする』と

毒舌っぽい言い方で言ってたんだけど」

「佐藤九段は例外。とにかくオレは飛車という駒が偉そうで嫌いだから。

嫌いで嫌いでタマランチ会長なんだよ。

序盤でぶった切りたくなるぐらいなのにさあ。俺が思いつく『飛車好き棋士』

だけでも

森内九段、屋敷九段、星野六段、本田女流、大昔なら大野源一九段。

そして現在の『飛車好き棋士』筆頭格に永瀬王座と。

結局、スターにはなれても、スーパースターにはなれないでしょ。

彼らのライバルと称される棋士が主役になってしまう」

「森内九段は名人になったぞ」

(無視される)

 

しばし沈黙...

 

 

「でもさ、序盤で飛車をぶった斬るから、キミは勝てないんじゃないか」

「いやいや。序盤で飛車を斬るといえば

木村名人は、横歩取り戦法の変化で

序盤で飛車を斬ったけれども、コチラは角と金と歩が二つの持ち駒で

相手は歩切れ。コチラの陣地には飛車を打ち込む場所がなくて

これで駒損だけど十分やれるという大局観だったぞ」

「お~。今考えると、ずいぶん新しい、今の若手棋士に通じる感覚を持ってい

たんだ。コンピューターがなかった時代に。

木村名人は偉大だ!」

「あとさあ。昨年かおととしの女流王将戦挑戦者決定戦準決勝で、

本田女流が二枚替えをしていたら圧倒的優勢を保てたのに

飛車を逃げちゃったものだから、鈴木環奈女流に逆転を食らったのが

悔しいんだよ」

「今度、私の地元で『大声コンテスト大会』があるので

『飛車という駒は偉そうできらいだ~』って叫んだら?」

「ウン、そうする」

「マジかよ」

 

 


女流棋士

2023-01-21 15:22:10 | 将棋

18才の

内山あや女流1級が

「いつもサエてる」強豪の

伊藤沙恵女流名人を下した。

134手というのがいい。

がっぷりよつ

という感じがして

たんなる

フロックとかラッキーとかいう勝利ではない気がする。

しかも

そんなに

「わ~やった~」

はしゃいでるふうでもないのがいい。

あくまでタイトル奪取への通過点だと

心を引き締め

ついでに財布のひもも締めて

一つでもトーナメントの

上へと進出していただきたし!

 

 

 

 

 

 

 

 


甘い将棋の棋士

2023-01-12 12:21:29 | 将棋

昨夜は、abema将棋中継で

A級順位戦。

佐藤康光九段対佐藤天彦九段の対局が面白かったが。

康光九段が

あんなに優勢を築いていて

逆転負けをされるとは。

終了後

呆れてものが言えなかった。

 

藤井竜王なら

バッサリ角をぶった斬って

天彦陣の守りのかなめ、金将を剥がし

「さあ、アナタは受けなしです。コチラは角を渡しましたが詰みません」

で、終わったはずである。

なのに

勝ちに行くよりも

負けたくない気持ちが勝り

角を自陣に打ち

馬を作りひきつけようとする。

 

森下九段じゃあるまいし。

らしくない。

 

藤井竜王は

稀代の名刀で一刀両断で決めるのに

康光九段は

切れ味の悪いノコギリで

ギコギコやってるうちに

天彦九段の玉将も

息を吹き返し

結局、大逆転。

あ~あ。

 

話は変わって

とある女流棋士。

いや

元女流棋士。

昨年のこと。

囲碁将棋チャンネルの将棋中継にて。

某女流「今、子供教室の講師やってるんですけど

    いっしょにやってる梶浦クン、新婚さんのせいか

    (教室が)終わったらすぐ帰っちゃうんですよねー。

    (カラオケとかボーリングとかで)遊びに行きたいのに

    つまらないなーと思って」

 

ここで私だけではなく多くの視聴者が思ったことだろう。

おいおい。

今、何十連敗もしているアナタが

遊びに行きたいのにな~だと?

ハア?

どういうことっすか。

 

そりゃあなたのプライベートの時間をどう過ごそうと

とやかく言う筋合いのものではないかもしれませんよ。

でも

それにしたって

白玲戦で一勝もできずにいる方が

遊びに行きたいとはなんなの?

 

普通の将棋ファンなら

そう思ったはず。

 

あの卓球の福原愛を想起させる

(おじさんファンの鼻の下を伸ばそうとする)

『ぶりっこ的しゃべり』キャラは

正直

 

近年の世界の

コロナやウクライナ情勢などの深刻な状況の中

世間の人々の

もっとシリアスに時代をとらえなくちゃとする風潮と相まって

 

もはや『ウケない』し

通用しないんじゃないかなぁ。

 

「でも、アタシ、もうすぐ引退するつもりなんで」

 

引退するつもりだから

今さら頑張ってもしょうがないって?

でもさ引退するにしてもよ

『有終の美を飾る』

って言葉があるでしょう。

最後に自分の将棋の歴史の集大成を残すつもりで

いい将棋を全力で指すべきでしょう。

遊ぶ時間があるならば

そのぶん

最新定跡のひとつを勉強するとか

あるいは

次局の対戦相手の分析とかするべきでしょ?

 

元女流棋士「でへへ」(笑)

 

がくっ。

愛想笑いと

甘ったるいぶりっ子しゃべりはウンザリ。

 

棋譜解説の時間でもそう。

待望の飛車成り

待望の反撃ですねえ

待望、待望、待望と

2分に一度

『待望の』○○が発せられる。

また

3分に一度

機敏、機敏と

機敏な一手の

『機敏』が発せられる。

ボキャブラリーが乏しいなあ。

コンビニでバイトしてるインドネシアの留学生の方が

よっぽど日本語を繊細に使い分けている。

 

 

囲碁将棋チャンネルは

なぜか彼女を重用している。

 

なんなのかねえ。

『お好み将棋対局』での

4枚落ちとか

6枚落ちとか。

そんなの誰が観たいの?

またこの対局って

ゲストの下手が負けそうになると

上手の棋士がわざと

ユルめて勝たせたりするんだよね。

 

あのさあ。

視聴料を払ってなぜ

『接待ゴルフ』ならぬ

『接待将棋』を観なくちゃならんの。

 

どうせ駒落ち将棋をやるなら

『女流棋士対プロ棋士の

角落ちガチ対局』

とか

『藤井竜王対フリークラスプロ棋士の

角落ち対決』

もちろん互いのプライドをかけた

ヒリヒリとした真剣勝負で

やってもらいたい。

「そんなあとんでもない」

と、テレビ局は目をむくだろうが

 

むかし『将棋世界』誌で

大山康晴名人対若手四段棋士の

角落ち対決という企画があったんですよ。

唯一四段で負けたのが

小林宏四段(当時)だった。

 

そんなわけで先月

超初心者向け

いや

超超超超超初心者向けの

囲碁将棋チャンネルの

契約を終わりにした。

 

 

そして

つい先日の

日浦八段・平藤七段戦。

鼻が開いたマスクだからって

いちいち気にする平藤もどうかと思うが

日浦八段の意固地さも

一体...なんなのかねえ。

そんなに鼻をおおうのが嫌なら

早指しで指して

苦しくなったらトイレに立って

トイレの中で深呼吸するなりすればいいじゃない。

不戦敗するなんて

バカとしか言いようがない。

 

棋士のみなさん!

わかってますか。

好きな将棋をやって

お金をもらえるということのありがたみを。

ミャンマーやウクライナの難民

あるいは

生まれながらに病気で

艱難辛苦を背負い生き延びている人々から見れば

 

極楽&天国&竜宮城にいるみたいなものだ。

 

今一度

自分たちの立場を見つめ直してほしい。