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はな兄の1分で読めるエッセー

ふと脳裏に浮かんだ雑感を気ままに綴った日記

寒い世の中

2025-03-08 18:56:17 | 戦争

もう本格的な春で

暖かくなる一方かと思ったけど

なかなか冬もしぶといねえ。

 

しぶといといえば

あの4人の権力者もしぶとい。

ホントにいつも思うんだけど

「ああこの人は優しく人格者で素晴らしい人だ」という人は早死にして

「ったく、こんなやつは」というのは、なぜか悪運が強い。

病気の神も

「こんな胸くそ悪い奴にとりつくのはまっぴらごめんだ」と思うのか

不思議と病気からは縁遠いときてる。

 

世の中

まったく不条理としか思えない。

 

不条理と言えば

戦争だ。

権力者同士で憎み合っているならば

その権力者が土俵とかリングで戦えばよかろうに

戦う意思のない一般人が

もちろん、お互いに憎み合っていない

素性も解らない

見知らぬどっかの会社員と

見知らぬどっかのパン屋さんが

血で血を洗う殺し合いをする。

戦場では

怪我や感染症や飢餓、過酷な行軍に心身ともに限界まで追いつめられる。

その権力者一人の命令一つで

何十万という善良な市民が

そんな不条理な地獄を強いられるのである。

しかも

その一方で権力者はというと

エアコンが効いた豪華な部屋で

大きなフカフカの椅子にどっかと座り

葉巻なんぞをふかしている。

 

いまさら、こう私が言わなくても

みなさんわかってるはずなのに

多くの世間ずれした大人たちは

あきらめ顔で

「世の中ってのはそういうものだよ」

と苦笑いするだけ。

それが歯がゆい...というより

腹立たしい。

そういう大人たちは

権力者に反抗するどころか

心の奥底に

そういう強い権力者に

『ねじふせられたい願望』を内包しているのだ。

そういう大人には

「この権力者はどこかおかしい」

と、いくら政策論争や国際情勢や歴史などで

三段論法で説得しても無理である。

その権力者の行動が破綻し

誰の目にも明らかに

選んだことが失敗だったということが現実にならないかぎりは。

 

イギリスの裏ブックメーカーの話では

彼ら4人のうち

「誰が最初にコケるか」の単勝

「4人のコケる順番を予想する4連単」を当てる

馬券ならぬ『独裁者券』賭博が人気だとか。

 

 

 

 

 

 

 

 


さっきのドキュメンタリー

2023-07-05 02:25:53 | 戦争

本当にひどすぎる。

 

何なのアメリカって!

ベトナムの村を丸ごと焼き払い

何の罪のない住民

女性や子供まで皆殺しにするなんて。

 

敵方のゲリラが逃げ込んだかもしれぬ。

ええい。いっそのこと丸ごと焼いちまえ。

そりゃ兵隊は精神的に異常だとはいえ

兵隊も憎むが

戦争というモノに対してですよ

不条理と言う生易しい言葉では全然足らない

憤懣の大噴火が心に沸き起こるのが自然な人間の心というモノでしょう。

 

それを当時の日本の保守派文化人は

今と同じですな。

フェイクニュースという言葉はまだなかったが

そういうマスコミの操作によって

北ベトナムひいては共産主義者による

マインドコントロールだみたいな言い方をしていた。

右翼の評論家の渡部昇一って

自分とは政治思想の違う人間を

必ず『マインドコントロールされている』と

決めつけるんだよね。

自分に届けられた『血で書いた抗議の手紙』をひらひら見せながら

「私の考えに反対するような人々は、みんなこんな人です」

と嬉しそうに述べていた。

統一教会の宣伝部長みたいな輩に

TBSテレビはなぜ何度も出演させていたのだろう。

 

 

『時事放談』で言っていたといえば。

細川隆元も

自分自身は戦争中、南米の安全なところにいたくせに

戦争体験者面して

偉そうに彼らは本当の平和活動ではないと

「ベ平連を胡散臭い」といってはばからなかった。

 

私が入学した日本ジャーナリスト専門学院の講師だった

吉川勇一氏は、すごい頭の切れそうな人だったけどな。

 

そんなことを言いながら

かくいう私も当時は

左の小田実よりも右の竹村健一の話に頷いていた。

 

情けなや。

恥ずかしい。

 

 

もっとも

竹村健一ファンは、

ニッポン放送の毎日10分ぐらいのレギュラー番組(タイトル忘れた)で

「阪神大震災は大変な災害だが、これで復興事業なんかで

日本の景気回復のきっかけになるから悪いことばかりじゃないんや」

という内容のことを述べたときに

幻滅し、やめたけど。

 

『ナパーム弾の少女』は助かってよかったです。

かっこつけるわけじゃないが

彼女に皮膚移植が必要だったなら

タイムマシンで当時のベトナムへ行き

小学6年生のボクが手を挙げたかった。

 

でも

下半身がなくなった子供を抱きかかえたまま

茫然と歩いてゆくベトナムのお母さんには

胸が詰まった。

また

当時のベトナムの、病院という病院に溢れる

戦争の犠牲者の悲惨な子どもたちの姿が映し出されていた。

あーいうのを観ると

この現代の世の中でも

平気で戦争を起こす独裁者

およびそいつを支持する分別盛りの大人がいることに

釈然としない。

森達也って頭おかしい。

さらに

以前、漫画家の小林よしのりとやらが

「戦争は面白い」みたいな

(本を売るためのキャッチコピーの類とはいえ)

ことをホザいていたが

さっきのドキュメンタリーを観てから言え。

 

左も右も

バカばっかり。

 

追伸。『ナパーム弾の少女』も大人になっての

   ユネスコだか国連だかの演説で

   「私には夢があります」で始まりましたね。

   「私には夢があります」で始まる人は多いですよね。

   もちろんこれは、キング牧師の超有名な

   「私には夢がある。国籍人種ではなく・・・」で始まるの演説の

   オマージュなんでしょうな。

 

 

 

 


電車内で

2022-03-14 19:55:36 | 戦争

きょうガラガラの電車内で

私と同じくらいの世代の男女(似てるからたぶん兄妹)が会話をしていた。

「人が死んでるのになんだけど、第二次大戦中に動物園のゾウが

むりやり殺されたけど、あんな悲しいことはあってほしくないな」

「ロシアは動物園に爆弾を落としたりしないかな。

やけくそになってるらしいから」

「ヤな話」

「やだやだ」

「もし仮にその時、パンダが死んだりしたら

中国はロシアを見捨てるだろうな」

さて。

石岡付近で、外の風景を眺めていると

牛がダらッと寝ている姿が目に飛び込んだ。

「あの牛たちは、避難しなくていいから

幸せね」

「そうかぁ?でも...。いずれ食用にされるんじゃないの」

「いや。乳牛だから。ん~そのへんのところはわからないけども」

 

 

しばらくの沈黙。

 

 

 

「ホラッ。あれ!あれ!」

田んぼの真ん中の案山子の上に

大きな鳥がとまっている。

「あの鳥は幸せだよね」

「まったくだ。いつでも逃げられるから」