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はな兄の1分で読めるエッセー

ふと脳裏に浮かんだ雑感を気ままに綴った日記

雪山

2025-02-26 00:59:24 | 季節

今週からいよいよ春の訪れか。

雪解けだな。

雪景色と言えば

29年前

福島県の郡山駅から乗って

猪苗代駅までゆく途中

磐越西線から眺めた

真っ白い雪をまとった

雄大な山なみには思わず息をのんだ。

感嘆の声さえも出せない。

壮麗さと気品を兼ね備えているまさに名画だった。

映画『ショーシャンクの青空』の

あの主人公の銀行家にとっての青空は

さぞや目に沁みるものだったろうが

あのときの私が眺めた景色も

それに匹敵する美しさだったのである。

 

雪で思い出すのが

ウルトラセブンの怪獣ガンダーのとき

大雪の中でダン隊員はもがいていた。

ウルトラアイを紛失して探し回るんだけど

いくら探しても見つからない。

そのときダンは次のようなセリフを呟いて

自分自身を鼓舞する。

「本部に帰ればアンヌが入れてくれた暖かいコーヒーが待っているんだ」

私はコーヒーという飲み物の存在は知ってはいたが

飲んだことがなかった。

というより親に飲ませてもらえなかったが

なんとなく

コーヒーが飲みたくなって

母親が飲んでいた横で頼み込んで

いや、ダダをこねて

一口だけ飲ませてもらったという記憶がある。

ちなみに

今はブレンディのエスプレッソの微糖で

よく飲み過ぎて

胃が気持ち悪くなったりしている有様である。

そういう意味からすると

ウルトラセブンがコーヒー好きになったキッカケであり

まさに(ダジャレではなく)

『セブンコーヒー』といえるのである。

 

 

 

 

 

 


春の訪れ

2025-02-13 01:41:11 | 季節

春は、暖かくなるのと

新しい生活が始まるという期待感に

心浮き立つ季節である。

ともすればいろんな意味で油断しやすい頃だ。

中国の料理研究家の言葉によると

今の季節は人間が最もお酒によるダメージを受けやすい季節だという。

 

さて。

春の野菜には苦いものが多いが

それも

そんな『緩む』気持ちをにピリッと引き締めてくれる。

あまり食べ過ぎもよくないんだろうけど

タラの芽の天ぷらは旨い。

ほろ苦さがたまらない。

お総菜売り場でタラの芽が出てくると春を感じる。

また

子どもの頃

正月前に

山口県防府の母方の祖母から

モチの詰め合わせが贈られてきた。

すべてが10センチぐらいの細長い楕円形で

きび入りの黄色いモチが10個。

よもぎ入りの緑の餅が10個。

普通の白いモチが10個。

そうそう

コウリャン入りのモチもあった。

 

それらが家族で食べ終わる

今頃の季節になると春の訪れである。