昨日の夜
昔のNHKの再放送
剣道日本一の栄花さんの
ドキュメンタリーを観てたんだけど。
一言で言うと
示唆に富んだ番組だった。
日頃の自分を顧みて
身の引き締まる思いとともに
我々凡人の生き方にも
彼の言葉の一つ一つが
活かせるんじゃないかと感じた。
自慢するわけではないが
私の父も剣道五段で
品川署に勤めていた時は副将をつとめていた。
思い出すのは
私が高校時代、腕相撲をしても
ほとんどあともう少しで勝てそうに倒しても
最後の手の甲をつけるまではいかず
そこで粘られ
そのうちコチラはスタミナが切れて挽回され逆転
というパターンなのである。
ひとえに
父の手首は強い。
手首だけは返せないのだ。
たぶん剣道で培ったのだろう。
野球選手でも
手首の返しで
言い換えれば、テコの原理で打つのが
野村克也、落合、岡田選手だった。
おそらくこれらの選手は
若い頃、剣道経験者かもしれない。
また
コテの返しが上手だから
副業にお好み焼き屋を開業すると成功するかもしれない。
というわけで(なにが、というわけだよ)
競馬も勝ちたい勝ちたいと思うから勝てないんだと思う。
同様に、将棋でも
勝ちたいという気持ちが強すぎるとダメなんだろうね。
勝った負けたと一喜一憂するより
盤上というキャンバスで(自分の将棋を)
『表現しよう』
という考え方がいいんじゃないかな。
結李愛さん。
追伸.剣道好きな
とある有名騎手は
この番組を観たとしたら
(きっと観たと思うが)
奮い立っただろうねえ。
「よ~し。俺もやったるぜぇ」
と、こぶしを握り締めたに違いない。
とはいえ
くれぐれも勝とうなんて思わず
栄花さんを見習ってあくまで明鏡止水の心で騎乗してほしい。
よ~し安田記念は決まった!