高校野球が佳境だ。
バットの基準が変わったせいか
ホームランが少ないが
ここでピッチャーが踏ん張るか
ヒットを打って局面を打開するかといった
ギリギリとした胸が締め付けられるシーンが多い。
黒沢映画の中の
侍同士が向かい合っているシーンのような。
松坂大輔は
「織田投手は自分の高校時より上です」
と織田投手を励まして、殊勝な発言をしていたが
正直言って
スピードは同じかもしれないが
球の力(たとえバットに当てられても詰まらせる威力)
変化球のえげつなさ(決勝戦でのノーヒットノーランの最後のボール)
スタミナ
体幹の強さによるフォームの安定感→コントロール
などを考慮すると
まだ松坂投手の高校時代の方が上と言う気がする。
とはいえ
織田投手は2年生だしね。
今ふと思い浮かべたのは
大昔、高校野球観戦した時のこと。
帝京高校の応援席で
上は、選手と同じ縦じまのユニフォームで
短パンむっちり太ももハイソックス姿の
チアガールたちが
かわいらしかったこと。
PL学園の
人文字の応援は
芸術的でもあり
相手チームに言わせると
威圧的でもあったようにも思える。
1962年春の選抜が最初で
年々進化してたよねえ。
最近の応援は地味ですな。
そういう風潮なのか
高野連の指導なのかはわからないが。
この夏も
高校野球が終わると
ツクツクボウシが啼くんでしょうな。