「佐々木朗希はメジャー行くの早すぎたのかね」
「婚さんだから疲れてるんじゃないの
いろんな意味で」
「アッチがたてばこっちが立たずか」
「言い方が、ヤらしいんだよ。きみは。下品だな」
「何でもっと長いスパンで野球人生を考えないんだろう
日本でじっくり投手としての根っこを生やしてから
メジャーに挑戦すればいいじゃない。
『釣りキチ三平』の作者は
『回り道のようで社会人の経験を十分に積んだからこそ
念願の漫画家生活に入って花開くことができた』
と述べているぐらいだ」
「ともかくスタミナがなさすぎる。35歳の菅野よりもないんじゃないか。
だって若いんだからしょうがないじゃないというなら
だったとしたらますます日本で登板経験を積んでスタミナをつけてゆけばいいじゃないと言いたいね」
「本人が言うには
『自分は幼いうちから速い球を投げられた。だけど
自分の能力に対しカラダの成長が追い付いて行ってない。
逆に言うと壊れやすい。
今まだ壊れてないうちに
とりあえずメジャーに足を踏み入れておきたい』
とインタビューに答えたそうです」
「ええっ。近いうちに壊れることを前提に行動してるの。
壊れないように監督やスタッフや、もちろん自分自身も
これからの投手人生をも考えて
スポーツ科学を取り入れた練りに練ったトレーニングをしてるんでしょ。
アンラッキーにも怪我や事故や病気で
投手生命が短い場合もあるでしょう。
でもそれは予測できないし、そんな壊れないようにすることを
はじめっからあきらめてる選手なんていませんよ。ずいぶん悲観的と言うか。
何をビクビクしてるんだろ」
あと。具体的に言うとメリハリがないね。
阪急にいた左腕の星野投手は130キロの直球でも
空振り三振を取っていたけど
カーブが85キロぐらいなの。
さらに言うと
カウントを稼ぐボールと
決め球を使い分けている。
ツーストライクを取ったところで
渾身の一球を投げる。
だからそれほどスタミナを消費しないで長いイニングを投げられる。
ところが佐々木は
その打者の一球目から決め球まで全部を全力で投げている。
そりゃすぐ疲れるわ」
「ちょっと前の朝日新聞のスポーツ欄を見ると、大谷の時も菊池の時も
佐々木の時も
一貫して
一刻も早くメジャー挑戦を認めるべき。
メジャーにもっと早くいかせてあげれば大谷は今頃6回ぐらいMVPをとって
通算ホームラン数もボンズを超えたのに」
とかなんとか書いていたようだが
そういうのを捕らぬ狸の皮算用と言うんだから。