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はな兄の1分で読めるエッセー

ふと脳裏に浮かんだ雑感を気ままに綴った日記

書く

2025-08-04 05:00:43 | 読書

いや~

やれやれ

短編でも小説を書くのは骨が折れるわい。

ここ数日、小説の下書きを書いていた。

 

もうすぐこのブログが削除されることを

むしろ好機ととらえ

ブロガーからは卒業し

いっちょ小説の新人賞に挑戦しようと思い立ったのである。

 

 

生成AIの力を借りようとしたが

ストーリーはつまらないし

ギャグのセンスがなんともはやで

自分で考えた方がよさそう。

生成AIもまだ出てきたばかりだから。

将棋ソフトもだんだんと洗練してきたわけだしね。

 

もっぱら

こういうときに「・・・・・」という文章で

おかしくない言い回しですか。意味が若者に通じますか

と尋ねるときに使う。

 

文章力と言う点では

ノストラダムスのシリーズで大儲けした五島勉氏。

『カルマの法則』なんて

資料なんてほとんどない状態で書き始めても

むりやり豪腕でかき上げて

終盤の、たたみこむ文章だけで読ませて

ベストセラーにしちゃうんだから。

 

あと松本清張の『黒革の手帳』

よくドラマ化されているので

読んだ気になってる人もいるかもしれないが

ぜひ改めて本で読んで欲しい。

「忙しい中で、よくぞこんな見事なストーリーが書けるもんだ」

と清張の天才ぶりに驚嘆する。

 

団鬼六はエロ小説家だが

本職のエロ小説よりも

財テクの話や

身の回りの出来事のエッセイ

真剣師・小池重明の評伝の方が面白い。

本来は肉屋さんだが

片隅で売っていたメンチカツの方が大人気になり

今ではそちらが賞を取ったりしてメインになったようなものだ。

 

将棋の加藤一二三先生が1976年に出した本(新書版)の

『逆転の将棋』(青春出版社)を座右の書にしている。

何度読み返しても新しい発見と出会い

スルメのように味わいがある。

加藤先生は

将棋対局も

原稿を書くのも全力投球であることをうかがわせる。

 

 

 

 

 

 

 

 


おすすめの二冊

2022-01-09 02:12:09 | 読書

愛読書の

おすすめの二冊の本を。

最初は

大隈秀夫『文章の書き方101の法則』

ハウツーものというと

マニュアルだけを羅列してるだけの

味気ない文章のように思われがちだが

題材として、様々な名作小説やエッセイから

ポイントとなる部分を取り出して評論していて

その一つ一つが的を射てる。

勉強になる。

面白い。

この本を何度も読めばそれだけで

文章が上手く、というより

面白くなること請け合い。

確かこの大隈氏の弟子の

都立は深川高校を卒業し銀行勤務の女性が(名前は忘れた)

この文章本を踏襲した書き方で

エッセイの本を出し

(うる覚えだが男の心がわかる本とか女の心がわかる本とかいったかなあ)

ベストセラーになっている。

 

二冊目は

団鬼六『真剣師・小池重明』だ。

実はこの本の中で

登場した病院『石岡第一病院』に

私は入院したことが2回、あれ3回だっけ

とにかく

入院体験があるのだ。

一度院長に「小池重明、入院しましたよね」と尋ねたら

苦々しい表情になって頷いた。

「ホラ、キミの今いるベッドだよ」

ゲロゲロ!

「マジですか」

「本当ですよ」

院長は答えた。

ところで

小池が

最強のアマチュア棋士というが

いっちゃあなんだけど

あくまで私の個人的見解では

大多和裕さんや成島令嗣さんも

小池と同じくらい強かったと思うが。

 

なんですすめるのかは

団鬼六さんの文章が読みやすい

単純に面白いということだ。

ポルノ小説の大家だけど

ふつうのエッセイのほうが面白いんじゃないんだろうか。

小豆の先物取引で大損した話とか

株主優待でおなじみの桐谷さんの話と

団氏のエッセイのファンだ。

ユニークな人はたいてい

博打が好きなんだよねえ。

寺山修司もそうだし。

 

小池重明は短命に終わったが

あれほど自由に生きられたのは

幸せだと思う。

周囲の人が良かったから恵まれていたからに他ならない。