でぶ白兄猫は
黒マントちゃんと(脚だけ白く、全体は黒いマントを被ったような丸い猫)
兄妹だが
黒マントちゃんは早々に姿を見せなくなり
でぶ白兄猫(にゃーすけ二世)だけが
二階の和室に陣取りノンビリしていた。
やがて
かあちゃん猫が二匹の子猫(黒顔くんとハチ割れくん)
を連れてやってきて
1階の仏壇部屋に来たわけだが
先日も書いたように
かあちゃん猫が二匹を置いて出て行って
この前久しぶりにかあちゃん猫が
犬小屋の上にいたことを記した。
かあちゃんがごちそうを食べ始めると
その5秒後に二匹がやってきて
かあちゃんのお尻をクンクン。
「あれえ。どっかで嗅いだことある匂いだなあ」
という感じだ。
「あれ、もうかあちゃんってこと忘れたのかいな」
と私は首を傾げた。
かあちゃんはある程度食べたところで
「もう、うっとうしくて食べちゃいられん」
と退散しようとしたとき
二階からドタドタとやって来た
でぶ白兄猫と出くわした。
「あんた。まだここにいるのかい」
かあちゃん猫のパンチが、でぶ白兄猫の顔面をとらえた。
かあちゃん猫は
女流棋士の加藤桃子ばりの静岡弁で
「いつまでも『みるい』子だねっ」
と不機嫌に言い放ち、去ってしまったのだった。
以来、このパンチが効いたのか
でぶ白兄猫は二階から出てゆき
今現在は
1日に一回
開けた左サッシ近くのエサ皿のゴハンを
こっそり食べにくる、通い猫となったのだった。
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