ガンバレ、ニッポン

なんか、不安定なニッポンですね。

香川照之氏性加害報道:なぜ擁護派が生まれるのか:被害者を守り全ての人の人権を守るために

2022-08-26 07:42:03 | 国内
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香川照之氏性加害報道:なぜ擁護派が生まれるのか:被害者を守り全ての人の人権を守るために

俳優の香川照之氏、性加害報道

8/24発売の「週刊新潮」(9/1日号)が、売れっ子俳優であり、トヨタなど大企業のCMや、情報ワイドショーの司会も務める香川照之氏の性加害行為を報道しています。

<香川照之の性加害で被害者がPTSDに 下着を剥ぎ取り、胸部を直に触り…やりたい放題セクハラ:デイリー新潮8/24Yahoo!>

週刊新潮の報道を受けて、メディアによって、「性加害」「セクハラ」「わいせつ行為」など、表現は様々です。

週刊新潮の見出しは、「『香川照之』銀座高級クラブでワイセツの裁判記録」となっています。

この記事によれば、2019年に銀座のクラブで、香川氏がホステスさんの下着をはぎ取るなどの行為を行い、その被害を受けた女性が、香川氏の暴走を止められなかったとして、クラブのママを民事で訴えたというものです。ただし、訴訟はすでに取り下げられています。

■報道を受けての人々の反応

もちろん、香川照之氏を強く非難する声が聞かれます。
「好きだったのに、がっかり」
「許せない、許してはいけない」

その一方、「本人は訴えられてないからセーフ」など擁護する意見も多く見られます。
その擁護ぶりが異常だとする報道もあるほどです。

■どんな相手にも性加害は許されない

ネット上の意見の中には、「ホステスなら、その程度のことでさわぐな」といった意見も見られます。

しかし、相手がホステスであれ、恋人であれ、誰であれ、同意のない、相手が嫌がる性的な行為をしてはいけません。

もちろん、二人の個人的な関係性や、そのお店によっては、許される行為があるでしょうが、しかし店内であれ、女性の自室であれ、相手が嫌がる行為をしてはいけないのが、大原則でしょう。

■性加害に対する私たちの態度

一般に、性加害に対しては、世の中の目は厳しくなっています。加害者への厳罰化が主張されたりもします。

刑事事件としては同程度の罪であっても、ケンカで相手を傷つけるのは許容されても、性犯罪は世間が許さない雰囲気はあるでしょう。

家族がその町に住めなくなり、転居することもあります。刑務所内でも、性犯罪者は周囲の囚人から辛く当たられると語る関係者もいいます。

加害者は遊び半分のときでさえ、被害者の心の傷はとても深くなるのが、性加害です。

その一方で、男女問題に絡む諸問題が出たとき、人びとの処罰感情は、その時々に変化するでしょう。

清純派アイドルの不倫報道は、大きく取り上げられ、日本中から大バッシングを受け、アイドルは仕事を失ったりもします。ところが、同じ不倫報道でも、ベテラン落語家だと、記者会見でも笑いが起き、大きなダメージを受けないときもあります。

日ごろ女性問題には鋭く意見を述べる人も、自分が支持す政治家の女性スキャンダル疑惑には妙に寛容だったりすることもあります。

泥棒や殺人とは異なり、性的行為は、それ自体が悪ではなく、双方が同意していれば問題がない行為というところが、対応を難しくしているでしょう。

■香川照之氏の擁護派が生まれる理由

香川照之氏の性加害報道が大きく出ているのに、批判だけでなく、擁護派も出てくるのは、なぜでしょうか。

もちろん、事実が不明な点はあります。それでも、「疑惑」だけでもバッシングが起こることも多いのに、今回は何が起きたのでしょう。

香川照之氏には、多くのファンがいること、見た目や役柄から無頼漢のイメージがあること、そして相手がホステスさんであること、これらのことから擁護する人々が表れるのでしょう。

週刊新潮の記事は、香川照之のワイセツ行為を報道しているのですが、記事を読むと、どこかユーモラスな表現をして茶化しているいるようにも私は感じました。そのことも、このニュースに関する社会的ムードに影響を与えているでしょう。

今回のことは、刑事事件にはなっておらず、香川氏が直接訴えられているわけでなく、すでに3年前の事件であることも、私たちの判断を迷わせるところでしょう。

心理学の研究(認知的不協和理論や原因帰属理論)によれば、人は自分の考えに合った情報を集め、自分の考えに沿った解釈をしてしまいます。自分の好きな俳優のネガティブな情報は、できれば聞きたくないのです(「私達は、自分が見たいように世界を見る:認知的不協和と原因帰属理論」:ヤフーニュース有料)。

ただ、多くの責任ある仕事をこなし、NHKで子供たちに昆虫の話もしている香川氏。報道が事実であれば、責任は、やはり重いと言わざるを得ません。

■被害者保護と全ての人の人権のために

ネット上では、このホステスさんを責める声も聞かれます。その意見に対して、「セカンドレイプだ」と批判する声も上がっています。

私達は、被害者を守らなければなりません。水商売の人だからといって男性の行為で傷つかないと思ってはいけません。

その一方、他の犯罪行為、違法行為や迷惑行為と比べて、男女問題、性的行為になると、正当な責任追及を越えた、社会的な私刑が行われてしまうこともあります。

どんな人にも、人権があります。もしも間違ったことをしてしまったならば、責任をとり反省し、必要な制裁も受けなくてはなりません。その上で、復帰への道を示すことが必要ではないでしょうか。

今回の報道が、どこまで大きな影響として広がるのか、まだわかりません。CM降板、違約金、トヨタの世界的不買運動といった声も聞かれますが、世論の動きと香川照之氏の対応次第かもしれません。

批判と同時に、多くのファンが待ってる。その批判を受け止め、期待に応えるのも、芸能人の社会的責任なのでしょう。

韓国発デジタル漫画「ウェブトゥーン」が世界的成功、日本に欠けている視点とは

2022-08-26 07:04:20 | 韓国
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韓国発デジタル漫画「ウェブトゥーン」が世界的成功、日本に欠けている視点とは

主にスマートフォンで読むことを想定した、韓国生まれの縦スクロールのデジタルマンガ「ウェブトゥーン」が、韓国を飛び出して、日本を含む世界で成功している。米国で大きな賞を受賞したり、ウェブトゥーンを原作とする人気ドラマが世界中で配信されたりしているのだ。このウェブトゥーンの台頭は、何を意味しているのだろうか。日本のマンガにはなかった、成功のポイントとは?(韓国在住ライター 田中美蘭) 

 韓国生まれ、スマホに最適化したデジタルマンガ  韓国で生まれた「ウェブトゥーン」(Webtoon)が海外でも注目と人気を集めている。ネットに掲載されているという意味の「Web」と、マンガ「Cartoon」を組み合わせたデジタルコミックのことだ。Webでの掲載という特性を生かして、作品は縦スクロール、全編カラーというのが特徴であり、コメディー、ラブストーリー、ファンタジーからアダルト物までさまざまなジャンルの作品がそろっている。

日本でも「ピッコマ」や「LINEマンガ」といったアプリや作品のネット広告がひんぱんに掲載されているので、その存在を知っている人やウェブトゥーンという言葉を知らずに読んでいたという人も多いのではないだろうか。 

 韓国で急速にインターネットが普及し、「IT大国」と呼ばれていた2000年代初めにウェブトゥーンは登場した。当初は韓国以外では成長が見込めないものとみられていたが、スマホやタブレット端末の普及により、今では日本や米国など海外でも多くのウェブトゥーン作品が現地語に翻訳され、注目を集めるようになっている。

● 米国でウェブトゥーン作品がマンガの賞を受賞  7月22日、「マンガ界のアカデミー賞」とも呼ばれる「アイズナー賞」の授賞式が米国で行われた。この賞は米国で権威あるマンガ賞の一つとされ、創造力や影響力がある作品へ、部門ごとに賞が贈られる。過去には大友克洋氏の「AKIRA」や、浦沢直樹氏の「20世紀少年」、東村アキコ氏の「東京タラレバ娘」も、アイズナー賞を受賞している。

そして今年、「ベスト・ウェブコミック部門」を受賞したのは、韓国のネイバートゥーンで連載されている「ロア・オリンポス」という作品だった。  「ロア・オリンポス」は、ニュージーランド出身のマンガ家、レイチェル・スマイス氏の作品。

ギリシア・ローマ神話を現代風に再解釈した、ユニークなストーリー設定と独特な画風の作品である。2018年3月に韓国で連載がスタートし、現在まで韓国、欧米の他、日本でも「LINEマンガ」で配信されている。  

またこの作品は昨年も、同じく米国のマンガ賞である「ハーベイ賞」の「デジタル図書部門」を受賞している。米国でまさにウェブトゥーンの力を見せつけている作品なのである。 

 ウェブトゥーンといえば、この「ロア・オリンポス」のように歴史的な話を再解釈したものや、主人公が転生したり、ある人物に憑依して別世界で生きることになったり……という設定やストーリーが定番である。日本のようなマンガ・アニメ大国から見れば、ウェブトゥーンはまだまだ歴史も浅く、作品の層やジャンルに薄さや物足りなさを感じてしまう人もいるだろう。

 ドラマ化され、Netflixで世界配信される  

ウェブトゥーン作品の成功パターンとして大きいのが、作品のドラマ化である。「女神降臨」「わかっていても」「D.P.-脱走兵追跡官-」「キム秘書はいったい、なぜ?」「今、私たちの学校は…」など、ウェブトゥーン発の人気ドラマはたくさんある。

また、これらの多くはNetflixで世界配信されており、ウェブトゥーン作品が広く知られるきっかけになっている。  日本ではしばしば、マンガ家の休養のニュースが報じられると、その働き方が話題になる。特にマンガ雑誌に週刊連載するとなると、アシスタントを起用していてもマンガ家の制作時間は非常にハードといわれている。 

 一方、ウェブトゥーンは、ストーリー構成、作画、彩色などの作業がチームによる分業制で進められるので、日本のマンガ家に比べると作者が疲弊しにくい。

また、この制作スタイルのおかげもあって、ストーリーや作画が映像化をイメージしやすい仕上がりになっているという点も、ドラマ化のしやすさにつながっている。

こうして、ウェブトゥーンを原作とする映像作品をNetflixが制作し、世界中に配信するという流れが出来上がった。両者がタッグを組むことによって世界的なヒットになるという方程式が確立しつつある。

日本の出版業界も変わりつつあるが…… 

 雑誌や本など、紙媒体の発行数が減少しているという話は度々話題に上る。コロナ禍による巣ごもり需要で2020年~21年にかけては一時的に本の売れ行きが伸びたものの、書店の閉店も相次いでおり、厳しい状況が続いていることは間違いない。  

日本に一時帰国したときには地元のなじみの書店が廃業していたし、韓国でもデパートに入店していた大手書店の撤退や規模縮小が相次いでいる。紙媒体の発行数と書店の減少は世界的な傾向といえるのかもしれない。 

 その背景にある理由は、少子高齢化や活字離れもあるだろうが、それよりも大きいのはやはり、コミック、小説、雑誌の書籍全般とニュース記事などを手軽にネットで読むというスタイルが定着したからではないだろうか。

  2021年12月の朝日新聞の記事によると、2019年に日本のコミック販売金額はウェブが紙を逆転した。

2020年には、紙冊子のコミックは2706億円、ウェブトゥーン(コミック)は3420億円と、紙冊子に大きな差をつけていることが分かる。ウェブトゥーンの勢いは当面続き、2028年頃には世界市場で約3兆5330億円に達するという見方も出ている。 

 日本の出版社も、コミックのデジタル化に力を入れるようになってきている。KADOKAWAが縦スクロールのウェブトゥーンレーベル「タテスクコミック」をリリースした他、今年4月には小学館や集英社もウェブトゥーンに本格参入した。

また今や、マンガ雑誌を発行していた出版社の多くはそれぞれにアプリを出し、自社のコミックスをスマホで読めるように配信している。このように日本の出版社もデジタル化を進めてはいるのだが、全体的に「紙のコミックスのデジタル化」という面が強く、制作体制やビジネスモデルを見直すといった根本的な変化とはいえない気がする。 

 日本のマンガやアニメ作品は、世界的に、かつ世代や性別を問わずに愛されヒットするものが多い。そしてそれはウェブトゥーンにはまだ超えられない壁であると思う。

だからこそ、メリット、デメリットを踏まえた上で、韓国のウェブトゥーンのようにインフラを積極的に作り世界市場へチャレンジしていく姿勢が、今の日本の出版業界にも必要なのではないだろうか。

 ウェブトゥーンの死角は、盗作、著作権問題への意識の低さ  韓国は近年、ウェブトゥーンやKPOPなどのカルチャーで世界に存在感を示しつつあるものの、死角があることもまた事実だ。それは、度々起こる盗作問題である。

  5月にネイバーウェブトゥーンで連載を開始した「魑魅魍魎(イメマンリャン)」は、日本の人気マンガ「チェンソーマン」に酷似しているという指摘があり、ネットは騒然となった。この結果、ネイバー側は連載を中止し、謝罪する事態となった。

この他にもウェブトゥーンを巡っては度々、日本のマンガ作品のコンセプトやセリフをまねた、盗作したと思われる作品が問題になっている。

  マンガ作品に限らずで、先日は著名な音楽家、ユ・ヒヨル氏が坂本龍一氏など日本の複数の作品を盗作したのではないかという疑惑が持ち上がり、やはり騒動に発展した。

度々このような問題が起こること自体、韓国ではまだまだ著作権などへの意識が脆弱(ぜいじゃく)であると言わざるを得ない。 

 今は韓国でも、教育現場においては、音楽や美術の芸術系の授業で著作権などについて触れるようになってきている。とはいえやはり、世界に市場を広げていくのであれば、こうしたモラルを守るのは基本的かつ重要なことだ。

こうした問題がいつまでも頻発するようでは、ウェブトゥーンブームはすぐに廃れてしまうであろう。

 日本でマンガやアニメを学ぶ、若い世代の韓国人も  それでも、先日は日本で開催された「まんが甲子園」(全国高等学校漫画選手権大会)で、韓国の女子高校チームが最優秀賞を受賞するという快挙を成し遂げた。

日本のマンガやアニメに幼い頃から慣れ親しんだ世代が、最近では日本の大学や専門学校に留学し、マンガやアニメを学ぶという話も身近に耳にする。

  韓国のウェブトゥーンの進化はどこまで続くのか。また、「マンガ・アニメ大国」である日本はこれからどのようにウェブトゥーンブームを受け止め、変化を遂げていくのか。今後の展開を楽しみに見守っていきたいと思う。

田中美蘭


今度は香川照之に〝性加害〟報道 TBS「日曜劇場」の受難

2022-08-25 14:31:33 | 芸能
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今度は香川照之に〝性加害〟報道 TBS「日曜劇場」の受難

次々とヒット作を生み出したTBSドラマの看板枠「日曜劇場」が相次いで騒動に巻き込まれている。現在放送中の「オールドルーキー」は主演の綾野剛(40)が放送前に“ガーシー砲”を浴びてしまい、変な形で注目されてしまった。10月スタートの「アトムの童(こ)」は大丈夫かと思いきや…。 


 同ドラマは、山﨑賢人演じる若き天才ゲーム開発者・安積那由他が、倒産危機の老舗玩具メーカーと手を組み、ゲーム業界の大資本企業に立ち向かう成長物語。実はまだ発表になっていないが、この作品に香川照之の出演が内定。安積の過去を知る重要人物の上司役を演じる。すでに撮り終えたシーンがいくつもあるという。 

 テレビ局関係者は「香川は物語のキーパーソンの上司役で、何度も登場シーンがあります。欠かせない役どころでしょうね」と話している。

  日曜劇場の常連で、熱すぎる演技が人気の香川だが、24日発売の「週刊新潮」で「香川照之 銀座高級クラブでワイセツの裁判記録」という記事が掲載された。

それによると香川にクラブでセクハラ行為を受けたという銀座ホステスがPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患い、香川の暴走を止められなかったとして、クラブのママを相手に20年、損害賠償の請求訴訟を起こしたという。昨年、訴訟は取り下げられている。 

 報道を受けてネット上が大騒ぎになっていることは言うまでもないだろう。「綾野が“ガーシー砲”を浴びたばかり。そして今度は香川が“新潮砲”を浴びてしまい、2期にわたって逆風にさらされた格好です」(芸能プロ関係者)。TBSは踏んだり蹴ったりだ。
 

日本人女性は韓国人男性に仕えるべき…旧統一教会が日本人信者に「金と奉仕」を要求する驚くべき言い分

2022-08-22 15:53:08 | 韓国
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日本人女性は韓国人男性に仕えるべき…旧統一教会が日本人信者に「金と奉仕」を要求する驚くべき言い分


旧統一教会はなぜ信者に多額の献金を求めるのか。北海道大学大学院文学研究科教授の櫻井義秀さんは「旧統一教会の教義は、堕落したエバがアダムを誘惑した『原罪』を説く。日本はエバ国家であり、アダム国家である韓国に仕えることを要求される」という――。 

「すべての人類はサタンの末裔」と説く  旧統一教会の教義は教典『原理講論』に加えて、教祖がこれまでの説教で語った膨大(ぼうだい)な「御言葉」、及び聖書の参照から構成される。「創造原理」、「堕落論」、「復帰原理」が柱となる。  

「創造原理」では、宇宙の根本原理、神の創造目的が説かれ、「堕落論」では不幸の原因である原罪の真相が解き明かされる。

  創世記において、エバが善悪を知る木の実を蛇にそそのかされて食べ、その実をアダムにも食べさせると目が開き、2人は裸であることに気づいた。

  神は、取って食べるなという神の戒(いましめ)を破ったので、2人を楽園から追放したという、あの箇所である。  文鮮明は、蛇とは、後にサタンとなる、堕天使にして元天使長のルシファー(旧統一教会ではルーシェルという)であり、人類始祖のエバがそそのかされて食べた禁断の果実とは、ルシファーとの禁断の愛であったと断じる。 

 神様はアダムが1人でいては寂しかろうと、アダムのあばら骨からエバを作ってくれたのであるから、エバはアダムの伴侶である。  しかるに、エバはルシファーと不倫をおかし、次いでアダムとも慌てて性関係を持つなど堕落した。

そして、サタンからエバ、エバからアダム、人類の始祖から子孫たる全人類に神に背いた悪の血統が相続された。人間が罪を犯すのはサタンの血をひく末裔(まつえい)のゆえとされる。


■文鮮明は「イエスの再臨であり救世主」  もちろん、このような堕落の真相やそれが原罪だといった説明は、聖書に全く書かれていない。  では、何を根拠として?   

実は文鮮明がイエスや神から直接聞き及んだ話だという。そう言われてしまうとわれわれとしても、ひとまずなるほどと聞いておくしかないではないか。  神は人間を神の側に取り戻す計画を考えられたそうだ。救世主の派遣である。 

 旧統一教会によれば、イエスは人間の娘を娶(めと)って、善なる子孫を残す予定であったが、人間の不信により十字架で殺害された。  そこで神は計画を変更せざるを得ず、イエスを天にあげられ、イエスの復活を信じるもの達に霊的救済のみを約束されたのだとする。  

しかし、神は人類の肉体も含めた完全な救済(復帰の摂理)をお考えになり、人類に再臨主を遣わした。  その再臨主こそ何を隠そう、私であるというのが文鮮明の言である。 

 これまた本人がそう言い、霊界も証(あか)すところだということなので了承しよう。  しかし、彼の母がマリアのように彼を処女懐胎(無原罪の宿り)したという話はない。

■140万円で売られる「天国への入籍証」  

さてさて、普通に人間として生まれた再臨主は、私たちをどのようにして救済してくれるのだろうか。いますこし、筆者の説明におつきあい願いたい。

  ここで登場するのが有名な「合同結婚式」である。  「祝福」とも呼ばれ、文鮮明が旧統一教会員同士をその場で指名して、或いは写真を見てマッチングする。 

 信徒は、どんな相手であっても、再臨主が選んでくれた最高の伴侶として結婚する。  このような家庭から「無原罪の子」が生まれるとされる。 

 文鮮明夫妻を真の親とする信者の家庭によって神の王国は建設され、地上天国が実現されるというのである。  教団の公式発表では、1960年から今まで37回にわたり国際合同結婚式が挙行され、祝福に与(あずか)ったカップルは30億組を優に超えるとされる。誤植ではない。 

 1998年6月13日、アメリカのマディソンスクエア・ガーデンで3億6000万組第一次世界祝福式が行われ、翌1999年2月7日、ソウルの蚕室オリンピック・メーンスタジアムにおいて3億6000万組国際合同祝福式があった。  

なお、生きている人だけではなく、既に霊界に住んでいる人達も先祖解怨という旧統一教会の儀式を通して救われ、祝福を受けているものもいるとのことだ。  

旧統一教会は、Blessingと書かれたコーヒー・フレッシュ状の入れ物に入った赤い液体を多くの人に配っており、もらっただけでも祝福に与ったことになるという。  このようにして何億組という数合わせをしているのだが、筆者もその液体を持っているので数えられた可能性がある。 

 現在、旧統一教会員でも祝福だけでは不十分で、140万円相当の献金をして天一国と呼ばれる天国への入籍証を持たないと天国には入れないと言われている。  

ちなみに、祝福にも140万円の献金を必要とする。計280万円で天国に行けるのであれば安い買い物だが、旧統一教会員になることが条件なので、かえって高くつく可能性もある。

 
日本人は「日帝支配の恩讐に報いるべき」 

 これまでの説明で、旧統一教会信徒が信奉する教えと究極の救済方法である祝福をある程度理解していただけたかと思う。  いわゆるオーソドックスなキリスト教諸派と比べれば、旧統一教会の独自性は明らかである。

現代人には、教祖の選んだ人であればどんな人とでも……というような結婚は受け入れがたいものだろう。 

 しかし、これまでに7000人あまりの日本人女性信徒が信仰のゆえに韓国人男性と祝福を受け、多くの人々が韓国の郡部で暮らしている。

そこでは日本の農村部同様、深刻な男女のミスマッチ(いわゆる嫁不足)があり、中国朝鮮族の女性と結婚する農村男性も少なくない。  韓国人男性の中には信仰が全くなくても、旧統一教会主催の合同結婚式に参加して日本人女性を伴侶としているものもいる。

  信徒同士の宗教的結婚というのは1990年代半ばまでの話であり、その後、教会は韓国人の信者獲得のために日本人女性を送り込んできたと言えなくもない。  

もちろん、教会が言うには、韓国人男性は霊的に高いから日本人女性信徒にとっては結婚できるだけでも幸いであり、韓国が日帝による36年間の支配から受けた恩讐(おんしゅう)に報いるには、日本人女性の献身がよりいっそう求められるし、何より彼女達は喜んで韓国に来たのであるという。  

文鮮明によれば、地上天国の統一言語は韓国語であり、韓国式文化こそ日本人が救いに与るために学ぶべきものなのだ。 

 このセリフは昔も聞いた。朝鮮半島に渡った日本人妻といえば、北朝鮮への帰還事業で何千人もの日本人女性が在日朝鮮人の人達と一緒に地上の楽園に行ったことだろう。彼女達の帰国を阻むのは国境であるが、旧統一教会は信仰により国際結婚した女性達を韓国に留めている。

「献金目標額のファックス」が次々に届く 

 信仰で結婚はできるが、生活は現実である。  生活力のある男性と結婚できた女性信徒はよいが、そうではないケースも仄聞(そくぶん)する。 

 高学歴社会の韓国で、配偶者に恵まれない地方在住の男性はどのような学歴や職業の人物であろうか。1990年代の日本女性の平均的な大学進学率は4割に達していた。おそらくは、彼女達の生活水準や学歴達成を、自分たちの子供にかなえてやることも難しいのではないかと心配になる。 

 もっとも、韓国に嫁いだ女性信徒達は、世界の中心たる韓国にいるということで、日本の旧統一教会が負うミッションから逃れることができる。 

 文鮮明によれば、韓国はアダム国家で日本はエバ国家、アダムを堕落させたエバがアダムに仕える(侍(はべ)るという言い方もする)のは当然となる。

  大変なのは、日本で生活をしている祝福家庭の信徒達である。  祝福を受けて原罪のない子供を産み、理想の家庭を築こうという時に、教祖の命を受けた日本本部から、次々と献金目標額のファックスが届くのである。 

 旧統一教会の信徒たるもの、再臨主の願いに応えないわけにはいかない。問題は、どこからそのお金をかき集めてくるのか、である。




エンゼルス・大谷 4戦ぶり27号2ラン! 打撃絶好調の1試合4安打!2戦で7安打

2022-08-18 09:56:08 | スポーツ
4安打4打点!

凄い!絶好調です

日本人として励みなります

30号にあと3本

2年連続30号は日本人初です。


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エンゼルス・大谷 4戦ぶり27号2ラン! 打撃絶好調の1試合4安打!2戦で7安打

◇ア・リーグ エンゼルス7―11マリナーズ(2022年8月17日 アナハイム)

  エンゼルスの大谷翔平投手(28)は17日(日本時間18日)、本拠地エンゼルスタジアムでのマリナーズ戦に「2番・DH」でスタメン出場。9回の第5打席で4試合ぶりの本塁打となる27号アーチを放った。自身4度目となる1試合4安打をマークした。試合は7―11で敗れた。 

初回の第1打席で5試合連続安打となる右前打。3回1死一塁の第2打席は見逃し三振も、5回2死一、二塁の第3打席は中前適時打、7回の第4打席に適時三塁打を放った。 

 迎えた9回の第5打席に右腕のフェスタが投じたスライダーを強振。中越え27号2ランを放った。 

 前日の試合では3回に4試合連続安打となる右前打、5回に左中間三塁打して迎えた第4打席にも安打し、今季9度目の1試合3安打をマークした。

この日の試合前までの通算打撃成績は113試合で421打数109安打、打率・259、26本塁打、68打点、11盗塁だった。