ガンバレ、ニッポン

なんか、不安定なニッポンですね。

羽生善治「27年ぶり無冠」の衝撃 新世代のチャンピオンは誰だ?

2018-12-22 07:31:52 | スポーツ
将棋に興味がない人には関心ない出来事ですが

ずば抜けた人です。

TVで興味のない人のコメントでサザンオールスターズが30年間トップであることと同等なんでしょね

みたいな発言をしていました。


広島カープの赤い帽子をかぶった小学生が羽生さんでした。

母親曰く赤色が目立つから人混みで探しやすいとのことで彼は広島ファンではなかった。

同時期素晴らしいライバルがたくさんいます。若手の成長で当時のライバルは影をひそめ

世代交代が進んでいます。

森内さんがB級に落ちていたのには衝撃でした。

村山聖さんという棋士がいました。若くして亡くなりました。

自伝が漫画になりビッグコミックで長期連載、漫画家は山本おさむさん、絵柄がストリーにマッチしていた。

映画にもなりましたから多くの人が知っていると思います。

NHK杯が羽生さんとの最後の対局になりました。

録画しながら観ていました。

対局中正座を崩さず、額から汗がふきでる。脇には2リットルのペットボトルがあった。

当時、彼が大病だとは全く知らず、ペットボトルが不思議だった。

勝者は羽生さんでした。

羽生さんが恐れた天才棋士だった。

たかが将棋なんだけど、されど将棋

色々な感動や生き方を与えてくれる。




ソースから

 ついにその時が来たというべきだろうか。12月20、21日に行われた第31期竜王戦七番勝負第7局で羽生善治竜王が挑戦者の広瀬章人八段に敗れ、竜王位を失冠し無冠となった。

まさに圧巻のタイトル連続保持記録
 羽生の持つタイトルがゼロとなるのは1991年3月18日以来、実に27年ぶりのことなのである。裏を返せば羽生は27年間、八大タイトルのうちの何かを持ち続けていた。タイトル連続保持記録の第2位が大山康晴十五世名人の15年、第3位の渡辺明棋王が14年であることを考えると、27年連続のタイトル保持はまさに圧巻というべき数字だ。

 タイトル連続保持の記録を眺めると、この中で大山康晴十五世名人と中原誠十六世名人は一度無冠に転落してからの復活劇がある。いずれも1年たたずにタイトル奪回を果たし、再びの長期政権を築いたのはさすがというべきだ。羽生の復活にも当然期待したいが、前者二人の復活劇はいずれも30代の時だった。現在48歳の羽生に同等の期待をするのは、年齢的なことを考えると難しいかもしれない。
羽生にも無冠転落の危機はあった
 そもそも、羽生が30代の時に無冠に転落しなかったのがむしろおかしいともいえる。いや、無冠転落の危機はあったのだ。2003年~04年にかけて、羽生は当時保持していたタイトルの竜王・王将・名人をいずれもライバルの森内俊之に奪われ、王座の一冠となった。ついに羽生時代の終焉かとまで言われたものである

 だが王座の防衛戦が始まる直前に谷川浩司から王位を奪って、無冠の危機をひとまず脱し、さらに王座戦五番勝負ではここでも挑戦してきた森内を、今度は下してライバルの勢いを止めた。さらに王将を奪い返し、棋王も谷川から奪取。終わってみれば2004年度終了時点の羽生は四冠王だった。タイトルの過半数を持っていては、「時代の終焉」などと言われた話は何だったのかということになる。
将棋界はより混迷の戦国時代に突入した
 一度負けてもすぐに奪い返すという羽生神話はしばらく続いたが、その神がかりさが薄れてきたのが昨年あたりからだろうか。2017年度は王位・王座・棋聖の三冠を保持してスタートしたが、王位と王座を失冠し、再びの一冠転落。竜王を奪って永世七冠に輝いたのは知られたところだが、今年度に入っては名人挑戦を果たすも2勝4敗で挑戦失敗。棋聖も2勝3敗で豊島将之に奪われた。

 そうして迎えたのが今期の竜王戦であり、フルセットまで粘ったがついに力尽きた。

 羽生は無冠転落について以下のように語る。

「結果が出せなかったのは自分自身の実力が足りなかったことに尽きる。

(通算100期がかかり)注目される中でタイトル戦という檜舞台に建てるのは棋士にとって名誉なことで、力をつけてまた新たに臨みたい」

 羽生の無冠転落によって、将棋界はより混迷の戦国時代に突入したと言える。次代の覇者候補はまず、現時点で唯一の二冠王である豊島将之(王位・棋聖)だろうか。来年4月から始まる名人戦、その挑戦権を争うA級順位戦ではただ一人無敗の5連勝と、トップを突っ走っている。

 対抗馬として、羽生から竜王を奪った広瀬を挙げたい。竜王に続き、棋王戦でも挑戦を決めて二冠奪取を虎視眈々と狙っている。A級順位戦でも豊島を追う位置にある。

大山は56歳で王将を奪取した
 その広瀬の挑戦を受ける渡辺明は、王将挑戦を決めているので年明けからは王将・棋王のダブルタイトル戦だ。昨年度は不調ともいうべき成績だったが、復権を果たす大きなチャンスだ。

 その先輩勢をまとめてごぼう抜きするかもしれない若手のホープがいる。いうまでもなく最年少棋士の藤井聡太だ。タイトル挑戦こそないが、佐藤天彦・羽生善治・広瀬章人を連破して朝日杯将棋オープンを優勝するなど、将来への期待値は十二分にあるといえよう。

 もちろん、羽生だって黙ってはいまい。大山は二度目の無冠転落後もさらに11期のタイトルを積み重ねた。なかでも56歳で王将を奪取し、最優秀棋士賞を受賞というのは晩年の大山の実績でも白眉だろう。王将のタイトルは58歳まで防衛を続けた。羽生によってその再現があってもおかしくない。

 いずれにしろ、覇権を握るチャンスは皆に等しくある。戦国時代を抜け出す棋士は現れるだろうか。盤側でその戦いぶりを観戦しながら、次代の天下人をお伝えできればと思う。


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