食べられなくなったら、お終い。

欧州、なかでもフランスや北欧には、寝たきり老人はいない、と聞いた。

口から食べることができなくなったら、
胃ろうなどの栄養補給をしない。

本人も、家族も、医療者・介護者も、それを受け入れている。

誰かがそれを説いたわけでもないのに、
１９９０年ころからこの２０年間の間で、
胃ろうをストンとしなくなった。

自分で食べられなくなったら、お終い。

あっけない話だけど、
人間以外の生き物ではあたりまえ。

子が親の世話をするのも、人間だけ。

なるほど、なるほど。
こちらもストンと「腑に落ちる」話。

安全で豊かな暮らしをしていると
忘れてしまったり見えなくなったりしているだけで、
本当は、あっけない、
ストンとしたことなのかもしれない。

口から食べられなくなったら、、、。