峠を越えてもまだ先がある

谷 和也 シニアの挑戦 ゆっくりマイペースで

紫色のトランペット!?

2009年10月21日 | Weblog
 垂直に伸びた茎から、筒に似た花の基部が横に突き出ている。いくつも並んだその先で、花が開く。トランペットのような形。基部は白いが、花びらは薄い紫色、やや濃い紫の斑点もたくさんある。「プレクトランサス」のネームプレートがついていた。写真は池田市緑のセンターで。

 南アフリカ原産のシソ科。数種のプレクトランサスを交配して作られた園芸品種。流通名は“ケープエンジェル”というらしい。学名の「Plectranthus」はギリシャ語で「距(きょ)の花」の意味。「距」は植物学的には“突き出した状態”を指し、原義は鶏などの“けづめ”のことだという。そういう風に見えなくもない。英語では「spur」。花の英名は「spurflower」である。

 どこかで見たようだけど、気のせいか。ハイブリッドでも似た花は多い。花期は10月下旬から11月とか。今が“旬”の花だ。
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松を彩る

2009年10月20日 | 
 我が団地の棟の端っこ。マツの木に、ツタがからみついている。秋も半ば。そのツタが色づきかけた。これからもっと紅くなる。ツタの紅葉である。マツが、色を変えていく衣装をまとっているよう。ツタは例年ほどびっしり這っていない。だから、今年は薄着のファッションだ。

 懐かしい唱歌を思い出す。「秋の夕日に照る山モミジ、濃いも薄いも数ある中に、松を彩る楓や蔦は、山のふもとの裾模様」。こんな“絵のような秋”ならすばらしい。でも、目の前の“松を彩る蔦”を見て、頭の中で歌詞に詠まれた美しい光景へイメージを膨らませればいい。

 少し離れた階段近くの中庭に、モミジが植えられている。これから紅葉するのに先日、団地の管理職人が枝を剪定してしまった。無粋な作業に、唖然とするばかり。「そうやねえ」と、同じように嘆き、同調する隣人もいたけれど…。
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情報プラザ

2009年10月19日 | 
 池田市役所ロビーに「情報プラザ」というコーナーがある。設置は今年の4月。専門の係員が常時待機して対応する“情報の問い合わせセンター”だという。机をはさんで面談できるようイスが置かれ、奥にはファイルした書類がびっしり。資料・パンフレットの棚も並んでいる。

 正面玄関口には受付嬢がいる。だから、その受付嬢とは別の業務になる。ホテルや最近は企業などでも総合案内役の『コンシェルジュ』置かれている。ひょっとしたら、その役所版なのかと思ったが、尋ねたら『大阪府の窓口』だそう。

 「各種申請書配布」の表示もしてあった。役所には何かと書類による届けが多い。それに関連した府関係の情報・問い合わせに応じます-ということらしい。府営住宅の申し込み書類がある。パスポート取得の申請書も、ここでもらえることが分かった。わざわざ府庁に出向いていかなくても済む。

 実は以前からパスポート申請書は市役所でも入手できたが、PRが行き届いていなかったのだ。コンシェルジュとは言えなくても、市民、府民へのサービスの一環だろう。ただし、パスポートについては、受け取るのに所定の場所に行かねばならないのは従来と同じ。

 帰宅して自分のパスポートの有効期限をチェックしてみた。あと2年ある。更新するまでに、もう1度ぐらいは海外へ行きたい…。でも、どうかな?
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キンモクセイの香り

2009年10月18日 | 花木
 池田市内を散歩していると、今「キンモクセイ」の花とよく出会う。かわいいオレンジ色をした小花の集まりだ。大きな葉の間から花の色がとても目立つが、それよりも香り。周囲に“甘い芳香”を漂わせるので、すぐ分かる。写真は、市立池田小学校のグラウンド脇に植えられている庭木のキンモクセイ。塀沿いの歩道から撮った。

 中国南部の原産。常緑小高木。花の色はもともと白っぽい「ギンモクセイ」だったそうだ。それから変種のオレンジ色が生まれたという。日本では“銀”より“金”の方が一般的。ギンモクセイもどこかに咲いているのだろうが、見たことがない。

 我が家の相方は昔住んでいた庭にキンモクセイを植えていたので「懐かしい思い出の香りがする」と言う。小学校の児童たちも、香りをいつまでも覚えているかもしれない。私は香りの花木なら「キンモセイよりクチナシ(梔子)の方が上だろう」と。キンモクセイは一時「トイレの芳香剤」として利用されたけれど、現在はあまり使われなくなった。

 “香りが美しい”花はほかにもある。香りから連想するイメージは人によって異なり、甘い香りの感じ方もまた、さまざまなようだ。
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2強対決

2009年10月17日 | ギャンブル

 18日に京都競馬場で「秋華賞」(芝内2000㍍)が行われる。3歳牝馬のGⅠレースであり、GⅠタイトルは阪神ジュぺナイルに続き桜、樫を制したブエナビスタが注目される。人気する馬だから配当的には妙味薄。でも、心情的には応援したい。軸に据える。またまた鮮やかな追い込みを見せてくれるか。2度の対戦で僅差惜敗したレッドデザイア陣営が「今度こそ」と燃えている。内回りコースの利で、ブエナが後方から差し届かなければVが見える。馬券作戦としてはこの両頭を含めた3連複。3頭目に食い込んでくる穴探しになる。

ブエナビスタ
レッドデザイア
クーデグレイス
モルガナイト
ホクトグレイン
デリキットピース
× ブロードストリート
 ブエナビスタは過去7戦[5-1-1-0]。唯一の5勝馬。牝馬には先着を許したことがない。レースの上がり3Fは、7戦とも最速をマークしている。対するレッドデザイアは5戦して[2-3-0-0]。3着以下がない堅実駆け。2400㍍のオークスでは勝利目前でブエナに差された。同じような展開なら「内回りの2000㍍で今度は勝てる」ときゅう舎は踏んでいるだろう。

 穴と言っても、過去のレースからの総合判断、狙えそうな馬をピックアップするのが基本になる。桜花賞は不出走組が多いので、まずオークスとローズSから。◎○を除くとオークスの3、4、6着のジェルミナル、ブロードストリート、デリキットピース。そしてローズSの1、3、4着馬ブロードストリート、クーデグレイス、ミクロコスモス。この中ではクーデグレイスが2番手でしぶとく粘った点を評価する。デリキットも前で競馬するので要警戒。

 他のレースからの穴候補は2連勝中のモルガナイト。時計的にはそん色ないし、前走阪神の2000㍍で出遅れながら1分59秒2の勝ちタイム。スピード負けはしないだろう。かつて5月にブロードストリートの⑦着に敗れているけれど、この時は休み明け。後方からゴール前で伸びた(上がりは勝ったブロードと同じ33秒8)ものの、参考外だ。

 もう1頭、連勝中のホクトグレイン。前走中山の2000㍍稍重で2分を切っている。最内枠から1、2番手で力をためて走れる展開だと怖い。ブロードストリートは押さえ。
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秋色

2009年10月16日 | 花木
 ハナミズキの赤い実と紅葉。秋の色である。我が団地にも、あちこちに。西日を浴びて実はツヤツヤしている。後ろの建物は、団地から道路ひとつ隔てて建つマンションだが、茶の壁面はもともとがこんな色。

 木はかなりの「高木」。しかも、実は高い位置ほどたくさんついている。傾斜地の上方に設けられた棟の駐車場から、できるだけハナミズキの実に接近して撮った。

 超ミニのラグビーボールのような形。いつくつか固まって、それぞれ好き勝手に向きを変えている姿もかわいい。“複合果”と言うらしい。秋が深まると、さらに鮮やかな赤色に輝く。

 ランニングには絶好の季節になのだが…。ま、散歩して紅葉を楽しむのもいいか。
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おいしい弁当

2009年10月15日 | 日常と健康
 大阪・梅田に出かけたついでに、阪神百貨店の8階催場の「MBSちちんぷいぷい・うまいもん物産展」へ立ち寄った。「ぷいぷい秋弁当」を買うのが目的だった。テレビの前宣伝につられたかっこう。さっそく、夕食は購入したばかりのこの弁当で。スタジオのスタッフらと同様「満足、満足」。

 「ちちんぷいぷい」というのは、毎日放送のローカル番組である。アナウンサーの角淳一が司会して毎日夕刻前にニュースや社会問題、主婦向けの生活情報を提供している。タイトルは“おまじない言葉”から。番組10周年を迎え、プロの料理人5人が腕をふるって合作した弁当を売り出しているのだ。

 コンビニ弁当は300円を切るものまで登場している。低価格競争は弁当でも激しい。が、デパートで売る弁当だからボリュームと豪華さ、味と上品さを考えねばならない。結局、1000円の値段設定にしたそうだ。安いか、高いかは食べた人の判断になる。作る側は、最初に値段を決めており、食材がある程度制約される。折詰の5マスを1人1品ずつ担当し、チエと技を出す。その様子が13日に放映されていた。

 肉料理は「肉団子黒胡麻風味」、隣に「鯖と玉子焼き」。煮物は「鶏と秋野菜」、洋ものに「シーフードのトマトパスタ」(せっかくの力作なのに、煮物のニンジンがパスタのところに。ふたをとる時くっついていたのを、いい加減に置いて写真を撮り、失礼しました)。ご飯は「栗としめじ入りのおこわ」。

 初日だったため、会場は混雑していた。食べ物屋で並ぶのはもともと苦手。でも、そんなわがままを言っては欲しいものも買えない。整理券を配布している。おとなしく階段の先、7階まで続く列のうしろに。〈お土産で持ち帰ったら、相方も喜んでくれるだろう〉。考えてみれば、並ぶのがいやというのは、大人げない話だ。不思議なことに最近、並ぶのもだんだん平気になってきた。年をとったせいだろう。≪催しは、20日までやっていますよ!!≫
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翻訳本

2009年10月14日 | インドネシア語
 読書の秋。インドネシアの小説に興味を持ち、チャレンジしている。でも、お恥ずかしい語学力ゆえ、辞書を頼りに長編を原書で読むのは大変である。翻訳本なら時間的に随分楽をさせてもらえる。かなり古い出版になるが、ちょっとしたきっかけで訳者から翻訳小説の寄贈を受けた。また、それとは別に図書館で著名な作家の「短編」を見つけた。簡単に2つの作品を紹介してみたい。

 ◆『ジャカルタの黄昏』(原題「SENJA DI JAKARTA」。著者モフタル・ルビス、粕谷俊樹訳、1984年10月第1刷、井村文化事業社刊、勁草書房発売、283頁)

 舞台は独立して間もないスカルノ政権下。ジャカルタの街の政治家、官僚、企業家、ジャーナリスト、貧困にあえぐ庶民ら、さまざまな姿をドキュメンタリー風に描く。「5月」から翌年の「1月」まで。時が流れ、混乱した中で、それぞれの人々の生活の移り変わる様を同時並行で描写している。社会の断面を切り取り、繋いでいく映画のよう。「主な登場人物」だけでも結構多く、扉の後ろに一覧表にしてくれているのはありがたい

 Mochtar Lubisはスマトラのパダン生まれ。インドネシアではジャーナリスト・作家として知られた。04年7月2日、82歳で亡くなっている。権力と戦い、報復の逮捕や発禁処分も受けた。この作品は自宅軟禁の58年から59年にかけて執筆。フィクションと断っているが、登場する記者は、作者自らを投影している。

 ◆短編の方は『イネム』(原題「Inem」。著者プラムディア・アナンタ・トゥール、佐々木信子訳。1981年3月初版、「世界短編名作選 東南アジア編」新日本出版社に収録)

 貧しい家庭の8歳の女の子イネムに結婚話があって、親が応じる。結婚とはどんなものかもわからぬまま挙式。でも、やはり悲劇だった。嫁ぎ先で“虐待”を受けた。逃げるようにして離婚。元の隣家のお手伝いさんに戻りたかったが、それもかなわない。9歳での出戻りに、周囲から救いの手もなく…。

 作者のPramoedya Ananta Toerはジャワ生まれ。インドネシア最高の小説家としてノーベル文学賞候補にもあがったが、06年4月30日、81歳で死去した。独立戦争期にオランダ軍に逮捕されたり、スハルト政権下で政治犯の烙印を押され流刑生活を送るが、旺盛な創作意欲で次々大作を発表した。そして、こんな短編も書いていたのだ。

 翻訳されたお2人は、ともに大阪外国語大学インドネシア語(現・大阪大学)を卒業。その後、関西、関東の異なる大学で教鞭を執られ、ほかにも何冊か翻訳本を出されている。面識はあるが、翻訳の裏話は直接には聞いていない。

 翻訳の仕事は他人の作品だけに、きっと細かい神経を使うことだろう。我々が教室で試みてきた単なる和訳とは大違いのはず。第一、誤訳などはとんでもない失礼なこと。日本語としても、なめらかな文章になっているよう求められる。そんなことを思いながら、2つの作品を読ませてもらった。
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ガムがまたブームに!?

2009年10月13日 | 日常と健康
 チューインガムの人気がいま上向いているのだろうか、テレビのスポットCMが随分増えてきた。CMだけを見ていると、メーカー間の競争も激化しているような気がする。“火付け役”は大手メーカー・ロッテの「Fit’s」(フィッツ)に違いない。

 「Fit’s」が近くのコンビニでレジの後ろの棚に並べてある。あの“噛むとフニャン”の新感覚ガムだ。「ええ、若い子にとっても売れてますよ」と店員。噂のものも多少は知っておいてもいい。遅まきながら“オジンの好奇心”で衝動買いをした。春からシリーズで3種類売り出し、9月末に4種類目の『エアーミント』を発売したそうだ。

 “新形態”だという箱。開けると、6個ずつ2列にガムが並び、ひとつを引き抜けば包み紙の先端が“むいた”状態になり、そのまますぐ口へ。柔らかい食感と味が長く持続するのがウリ。箱にも英語で「Soft & Long-lasting Flavor Gum」と書かれていた。

 なぜ「Fit’s」なのか。ネーミングの由来は「新しいガムとして時代にフィット、持った時にも手にフィット。“s”をつけたのは、音の響きを考えた」(ロッテ商品開発部)とのこと。

 ガムの効用はいろいろ言われてきた。「歯に良い」「食後の口直し」「気分転換に向く」「眠気覚まし」「リラックスできる」「集中力がアップする」…。肥満には「ダイエット効果」がうたわれ、高齢者向けには「あごの筋肉を鍛え、脳を活性化させ、痴呆を抑える」という作用も。一時、キシリトール入りガムがブームを呼んだが、「Fit’s」の成分表を見たら、キシリトールも含まれていた。

 私は子どもの頃からガムを口にすることはあまりなった。「食べる」のではなく「噛む」菓子には、好きになれなかった。でも、見直してもいいかも。政治の世界も今や“見直しばやり”である。
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甘いコーヒー

2009年10月12日 | インドネシア語
 インドネシア製の袋に入ったインスタントコーヒー「TORABIKA SUSU」を、知人からお土産にいただいた。「トラビカ」は商品名。「スス」はミルクのこと。つまり“カフェ・オ・レ”“カフェ・コン・レチェ”、日本語なら“コーヒー牛乳”である。

 袋の裏に、インドネシア語で簡単な説明と飲み方の図解が添えてあった。「アラビカ種とロブスタ種の豆を混ぜたコーヒーに、砂糖とミルクを加えた特製。自信のコーヒーはミルクの旨みで引き立てられています。毎日お召し上がりください」と。

 ミルク(クリーム)が別になっているわけではない。袋の写真はイメージだ。「Kopi(コーヒー)+Susu(ミルク)+Gula(砂糖)」がすべて一緒に粉末状になり、コーヒー色というより、見た目も粉は白っぽい。それをコップに入れ、沸騰させたお湯を注ぐだけ。1袋33㌘入りなので、たっぶり2杯分ぐらいの量だ。1杯で全部を入れると多そう。

 飲んでみた。「エーッ」と思わず声が出るほどの甘さ。インドネシアの多くの人たちはコーヒーに砂糖をたくさん入れて飲む。聞いてはいたが、これは予想以上だ。さらにミルク入りで甘さが倍加している!!(コップの底に粉があまり残らないのは、製造法に工夫されているせいか)

 味覚は人によってさまざま。普段、砂糖抜きでコーヒーを飲む私は、インドネシアでは“変人”扱いされる(?) いや、世界的なコーヒー産出国のインドネシアだから、飲み方の違いもよくご存じのはずですよね。
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