峠を越えてもまだ先がある

谷 和也 シニアの挑戦 ゆっくりマイペースで

キンモクセイの香り

2009年10月18日 | 花木
 池田市内を散歩していると、今「キンモクセイ」の花とよく出会う。かわいいオレンジ色をした小花の集まりだ。大きな葉の間から花の色がとても目立つが、それよりも香り。周囲に“甘い芳香”を漂わせるので、すぐ分かる。写真は、市立池田小学校のグラウンド脇に植えられている庭木のキンモクセイ。塀沿いの歩道から撮った。

 中国南部の原産。常緑小高木。花の色はもともと白っぽい「ギンモクセイ」だったそうだ。それから変種のオレンジ色が生まれたという。日本では“銀”より“金”の方が一般的。ギンモクセイもどこかに咲いているのだろうが、見たことがない。

 我が家の相方は昔住んでいた庭にキンモクセイを植えていたので「懐かしい思い出の香りがする」と言う。小学校の児童たちも、香りをいつまでも覚えているかもしれない。私は香りの花木なら「キンモセイよりクチナシ(梔子)の方が上だろう」と。キンモクセイは一時「トイレの芳香剤」として利用されたけれど、現在はあまり使われなくなった。

 “香りが美しい”花はほかにもある。香りから連想するイメージは人によって異なり、甘い香りの感じ方もまた、さまざまなようだ。
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