11日の東京競馬「毎日王冠」（GⅡ芝1800㍍）でウオッカが走る。秋初戦をこのレースとしたのは、昨年と同じ。圧倒的な人気になりそうだ。“現役最強牝馬”だから、やむを得ない。牡馬を交えても、能力は抜けている。追い切りも順調。得意の東京コースなら軸は不動だ。| ◎ | ウオッカ |
| ○ | ヤマニンキングリー |
| ▲ | サンライズマックス |
| △ | スマイルジャック |
| △ | ナムラクレセント |
| △ | カンパニー |
| × | ダイシンプラン |
昨年のこのレースはウオッカが意表を突いて逃げた。57㌔の斤量を考えてのことかもしれない。結果はゴールでわずかにスーパーホーネットにかわされて②着だった。それでも勝ち馬と同タイム1分44秒6は優秀だ。逃げたのは新馬戦以来2度目。そんな手だって打てるのである。
もう1度逃げて、圧勝劇というのも面白い。改めて強さの証明を見せてほしいが、やっぱり慎重に差す競馬か。死角は斤量より、渋化馬場だろう。今回は良馬場でやれそうだから、その点の不安もない。
過去の戦績は[9-4-2-7]。④着以下7度のうちには、2ケタ着順の惨敗もある。そして海外挑戦の3敗も含まれている。ドバイでは、どうしてなのか③着にもはいれない。そのあたりは競走馬の調整のむずかしさ、あるいは牝馬の微妙さか。でも、どのレースでも注目され、実際にインパクトの強い走りを見せる。ウオッカの魅力だ。今回もまた、快走を期待してしまう。
相手筆頭は○ヤマニンキングリー、次いで▲サンライズマックス。8歳馬のカンパニーより、4歳馬のスマイルジャック、ナムラクレセントの若さをとりたい。穴にダイシンプラン。近2走着順は悪くて人気薄だが、それほどタイム差はない。1800㍍は3勝を挙げている得意距離。差しがはまれば連下、3着に届く。
