峠を越えてもまだ先がある

谷 和也 シニアの挑戦 ゆっくりマイペースで

魚の漢字

2007年09月12日 | 
 夕刻、孫たちがやってきた。毎月「11日」は欠かさず顔を見せてくれて、にぎやかになる。遊び道具も持参する。今回は「とと合わせ」というカード。「とと」は魚のことだが、「魚」と「魚」を横に並べて1つの字にし、それを「とと」と読ませている。カードは魚偏の漢字と魚の絵を2分割(1枚の大きさは縦9.6㌢、横6.7㌢)してあり、それを元の文字・絵に戻す仕組みだ。

 遊び方は、魚を合わす「神経衰弱」▽どちらかを読み札にする「カルタ」▽トランプゲームと同じ「ババ抜き」など工夫できる。遊びながら魚の漢字と形を覚えられる一種の“学習教材”にもなっている。

 数年前、関西総合環境センターが考案製造し、㈱北星社(兵庫県豊岡市)が発売元になっているというが、現物を初めて見た。形は本物に似せているけれど、色は魚の持つ雰囲気を出すため、千代紙や色紙でアレンジ。漢字の方は、一般に使われているのと違うものも含まれている。例えば「鰕」(えび)は「蝦・海老」の方が馴染み深い。「字体の異なるものがあるのはご了承ください。でも、辞書にも載っているので、間違いはありません」と説明している。

 魚は32種。カードは左右に分かれているので64枚。ほかに吉札、凶札や破損した時に備えた予備札もついている。「隠岐・出雲・石見版」(1260円)とあった。地方によって魚の種類を変え、「紀州和歌山版」「江戸前版」など全部で10バージョン。なかなか商魂もたくましい。

 小学4年の孫は「もう、字はほとんど覚えたよ」。弟の1年生は、まだごく簡単な漢字しか知らないので、ハンディは大きい。それでも「やろうよ!」と誘い、負けん気も強い。

 子供に物を買い与える親も、教育効果を含め、あれこれ考えているようです。
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