峠を越えてもまだ先がある

谷 和也 シニアの挑戦 ゆっくりマイペースで

シネコンもいいが

2005年05月15日 | お出かけ
 映画館には、最近ほとんど足を運んでいない。シニア割引で料金はどの映画でも1000円になる。かつて≪60歳になれば、特典を生かしてジャンジャン見るぞ!≫と待ち構えていた。ところが、“割引の権利”を得て、もう4年が過ぎているのに「あの意気込みはどこへやら」である。
 
 日曜日、大阪・キタに出かけたついでに、ブラっと阪急梅田駅に近い「ナビオTOHOプレックス」に寄ってみた。別に映画を見るつもりではなかった。見学というか、様子見だった。以前、訪れた時も、確かシネコン(シネマコンプレックス=複合型映画館)だったはずなのに、随分オシャレになっている。

 そう言えば、JR茨木駅そばのマイカルのシネコンと感じが似ている(ここもチラっと外観だけで、入館はしていない)。“怪しいそぶり”に映ったのか、チケット売り場付近にいた案内サービスの支配人風おじさんが近づいてきた。渡りに船。説明を聞く。おじさんは親切だった。2年ほど前に模様替えしたのだそうだ。

 「今は映画館も半分くらいはこんなスタイルになっています。現在は7、8階に計7館。6月からは9階にもできて全部で8館になります。全席指定で入れ替え制。立ち見が出ません。上映途中から入館するというのは昔のことです」

 待ち合わせするロビーにはイスを置き、軽食の店もある。店と受付、インフォーメーションは目立つようにスポットライトを当て、ロビー全体はやや暗くなっている。

 「年配のお客さんもたくさん見えますので、うちはロビーの照明をそれほど落としていません。“なぜ途中から入れないのか”とか“チケットの予約がよく分からん”とおっしゃる方もおられますので、ガイドをつとめているんです」
 ≪オイ、オイ、それって私のこと!?≫
 最新のシートに音響設備、完全なバリアフリー。チケットの販売はコンピューター処理になっている。映画館の上映時間ごとに予約状況が分かり、満員だと「×」。前の方しか空席がないと「△」、十分空席がある場合は「○」と大きな画面(写真)で表示されていて、1週間先まで指定券を買える仕組み。

 「時代遅れの男」だから、そこまで映画館が“進化”しているとは知らなかった。割引は毎月1日が1000円均一、毎週水曜日は「レディースデー」で女性に限って1000円。6月末までは夫婦どちらかが50歳以上なら夫婦で2000円。サービスはいろいろ。

 シニア料金を感謝すべきかもしれないが、話題の映画でもいずれテレビで見ることができる。映画はくつろいで、自宅で。出不精になっても、テレビ映画は「ありがたい」と思っている。

 今週の土曜日、21日の深夜0時40分からBS2で99年のスペイン映画「蝶の舌」を放送してくれる!!

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