寮管理人の呟き

偏屈な管理人が感じたことをストレートに表現する場所です。

広島県福山市の中心部から水田が消えて久しい

2012年07月06日 | 日記
旧市街から水田が消えたのは昭和50年代初頭だったと記憶する。久々に川を越えて懐かしの地を訪れたところ、今年も作付けが行われていた。昭和40年代後半、こんな風景はありふれたものだったが、今では片手で数えられるほどに減った。

昔と変わらぬ田んぼを見て原っぱでコオロギやバッタを夢中で捕まえた幼い頃を思い出した。そして水田の周辺は蛙の鳴き声でうるさかったことも…。

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ

岩国市の門前川沿いをランニング(その3)

2012年07月05日 | 
愛宕神社…の銘が入った石碑は下部が判読困難である。ここで時間を食うわけにもいかず走り出した。視界に入ってきた岩国南バイパスは幅の広い近代的な道路である。ここまで銭をかけるのはやはり米軍関係者の利便性を考慮したということか。

南岩国バイパスの下を走る道路(左手が牛野谷三丁目交差点付近)

私は真っ直ぐ行かずに自転車・歩行者専用道路の方に迂回した。もしや、人と出会えるかも、と思ったからである。予想は見事に的中した。厚着をした爺さんが自転車に乗って向こうからやって来た。

南岩国バイパスの下を走る自転車・歩行者専用道路

両手を上げて左右に大きく振ると年寄りは止まってくれた。私は次の訪問先に何分で付くのかを知りたくて土地勘のある彼に訊いた。

「あそこまで走っていくんか。んー、30分くらいかのー」

「えー。そんなにかかりますか。ショックだ。もうええ加減脚が疲れてきたんでね」

「まーそう言わんと頑張り。もう少しの辛抱よ」

爺さんは意味ありげな笑みを浮かべ東の方角へ消えた。運良く追加情報を得た私はバイパスの下を潜り牛野谷町(うしのやまち)3丁目に入った。

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ

大葉入りお好み焼きの爽やかな味わい

2012年07月05日 | 家飯
夏の大葉(青シソ)は刺身のツマによく使われるが、肉との相性もすこぶる良い。お好み焼きの生地に刻んだ大葉を混ぜ込むだけで味わいはがらりと変わる。

つまり嘘のようにさっぱりした感じになるのだ。生地の厚さを通常より薄くしてソースも一工夫した。ポン酢ベースのソースは甘みを抑えているので酒のアテになる。大人のお焼きとして9月辺りまでせっせと作りそうだ。

にほんブログ村 料理ブログ 男の料理へ

岩国市の門前川沿いをランニング(その2)

2012年07月04日 | 
昭和17年に発行された岩国市街地図から愛宕地区を拡大してみた。尾津に養老院と愛宕國民学校(○文マーク)がある。後者は現在の市立愛宕小学校(尾津町1丁目1-11)と思われる。

玖珂郡愛宕村は明治22年(1889)に牛野谷村・門前村・尾津村の3つが合併して誕生した。村の名は愛宕神社にちなんでつけられたという。我々が時々新聞で目にする愛宕山再開発問題の記事はこの辺りの話なのである。

周芸第五番霊場・聖徳地蔵尊

愛川橋南詰を通過しておよそ10分後、道端で祠を発見した。石柱には周芸第五番霊場、聖徳地蔵尊という文字が刻まれている。

聖徳地蔵尊の由来(祠の中に額が掲げられている)

聖徳地蔵尊の由来

この地蔵尊は、天明二年丑の年、光格天皇の時代に、この世の中の心配、苦労、難儀をする人を救わんと、諸国修行中歳老いて、この場所に成仏世良る。

私はお接待の箱にあったパープー婆(一大卒)が書いた通貨に関する本を貰った(裏表紙の厳つい顔写真を見ただけで未だに読んではいないw)。祠のすぐ先が竜ヶ鼻バス停留所である。門前町1丁目1番までは順調に進んでいた。しかし、誰とも出会うことがなく少し寂しい気分になっていた。

岩国市営バス・竜ヶ鼻バス停留所(牛野谷循環線)

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ

脂肪分の豊富な豚バラ肉

2012年07月04日 | 食材
牛肉が自由化される前、貧乏学生がスーパーで購入するのは鶏肉か豚肉だった。広島市での下宿生活に慣れた頃には脂が多く旨味の強い豚バラ肉を買い求めるようになっていた。

四十を過ぎた現在は豚肩ロースを調理する機会が増えたが、豚バラ肉が好きなのは変わっていない。豚バラスライスを使った傑作料理といえばやはりお好み焼きだろう。

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ

岩国市の門前川沿いをランニング(その1)

2012年07月03日 | 
門前橋南詰の住所は門前町3丁目。門前の地名の由来は『玖珂郡志』にこう書かれている。

 中世に喜楽寺という大きな寺があり、この寺の門前にある村のため、門前と呼ばれるようになった

また『山口県の地名 日本歴史地名体系36』に江戸期の門前村の様子が掲載されているので少し紹介しておこう。

…寛永二〇年(一六四三)に岩国荘を分割してできた小村の一つで…
…庄屋一人、刀禰が一人おり、藤谷組代官に属した。
…開作地の一部に二〇町歩の塩田が造成されたが、これは成功せず、蓮田に転じたようである。
…村の氏神は今津村の白崎八幡宮。宗門はすべて村内の浄土真宗本願寺派の光福寺であった。…

門前川沿いを北西に進む。覚悟はしていたが、強烈な向かい風でランニングには最悪の状態である。髪の毛がごっそり吹き飛ばされるような感じの中、愛川橋南詰を通過した。

愛川橋南詰を通過して西へ向かう

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ

岩国市の門前川に架かる門前橋から鉄橋と愛川橋を望む

2012年07月02日 | 
門前橋北詰からは東の鉄橋がよく見える。ちょうど山陽本線の車両が南岩国駅に向かう所であった。錦川のもう一方の支流である門前川に架かる門前橋、欄干には昭和36年11月(竣工)と刻まれている。

昭和36年11月に竣工した門前橋

私は西側の歩行者・自転車専用道を歩くことにした。小振りな愛川橋を眺めながら門前橋を渡る。架橋の順番から名称は(寿橋の東側に新寿橋が存在するように)新愛川橋でもいいような気がするが、ゴロの良さで門前橋としたのかもしれぬ。

門前橋から愛川橋方面を望む

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ

魚をさばく者へのご褒美

2012年07月02日 | 食材
丸々太った魚に包丁を入れる際、私は淡い期待を抱く。ひょっとして子があるかも、と。産卵時期の関係で常に白子や真子が出てくるとは限らないが、当たった時には嬉しいものだ。

腹子はオツな酒肴になる。心臓や肝も同様(胃袋・腸も掃除をすれば食べられる)。魚の丸買いは経済的で、ゴミが減るので鮮魚店も喜ぶ(笑)。魚のおろし方はプロの手つきを見てイメージトレーニングすると良い。最初から上手くできる人なんてそうはいない。失敗を重ねながら身につけた技術は墓に入るまで役立つ。

アジの星(心臓)

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ

米海軍海兵隊岩国基地を後にして門前橋北詰へ移動する

2012年07月01日 | 
岩国基地の頑丈なフェンスに沿って西へ進むと「平代川橋りょう」が現れる。このコンクリート橋の上を山陽本線の車両が行き来する。銘板には西松建設の施工で昭和56年(1981)3月に竣工したと書かれてあった。

岩国市立川下中学校を望む

橋の下を通過して国道188号線に合流した。目の前は岩国市立川下中学校のグランドである。ここから左折。緩やかな上り坂の先が門前橋北詰だ。

門前橋北詰(国道188号)

川下中学校周辺地図(私の歩いたルートを青線で表示)

にほんブログ村 その他日記ブログ ひとりごとへ

アジの三枚おろし

2012年07月01日 | 食材
アジは鱗を落として頭を切断し内臓を抜き取る。腹腔内を流水でよく洗い水気をふき取る。出刃包丁を中骨に当て滑らすようにして身をはがす。

どんな不器用な人でも数をこなせば三枚おろしが上手くなる。練習台としてアジは最適な魚である(サバでは身がやわらか過ぎるし、鯛は骨が硬いので素人には扱いにくい)。頭と中骨からはよい出汁が出るので潮汁などに使う。

アジの頭

にほんブログ村 料理ブログ 男の料理へ