「館蔭の杜」を眺めつ つれづれに

窓外の森を眺めながら時々の想いを綴る

牛頭天王・八坂神社(福岡字二又)

2015年05月06日 | 日記
県道223号線を泉ケ岳方面に進むと「川崎入口」というバス停があるが、その右手前100メートル位の森の中に「八坂神社」がある。
周囲をイノシシ避けの金網で囲まれており、参道もない状況である。
目印といえば大きな銀杏の木とその傍らにある数基の馬頭観世音碑である。



草をかき分けて登ると古い石段の道があり、30メートルくらいで境内に着いた。



両側に小さな古い灯篭に囲まれて覆堂があり、中に小さな祠があった。



社名などの表示はないが、地元で「ごてんのさん」と呼ばれる「牛頭天王(ごずてんのう)」<正式名「八坂神社」>で川崎地区でお祀りしているという。



牛頭天王は京都の八坂神社の祭神で、疫病を防ぐ神である薬師如来を本地仏とし、神道におけるスサノオ神と同体とされている。

太桂山満興寺の山門前に「村家内安全」を祈願する「牛頭天王の碑」がある。



設置時期の記録等はないが、石の水盤には「弘化4丁未歳(1847)林鏑之月十有三日」とあった。



境内から登口を見ると鳥居のすぐ前は田圃になっている。