気ままぶらぶら

世間の片隅に住む、おじーさんのブログです。 嫁とのバトル、絵手紙紹介、ランチの紹介などジャンルは無節操。

干し柿で 食べ物はがき絵Vol.263

2007年11月30日 | etegami

Photo_2

コタツの上にミカンと干し柿

干し柿は何年かぶりだ

聞けば、玄関のドアノブにビニール袋に入れて

下げてあったらしい

誰かのおすそ分けだろう

子供の頃は、我が家でも干し柿を作っていた

家には渋柿の木が何本かあり

11月に入るとその柿を干し柿にしたものです

小春日和の陽の注ぐ縁側

祖母が柿の皮を剥き

荒縄に通してゆき

祖父が梯子で軒下に吊るすのです

私といえば、祖母のそばで

柿の皮を剥く

その手つきをじっと眺めていました

そうしていると何故か安心だったのです

まだ、幼い頃のことです

祖父・祖母二人とも働き者だった

祖父は大工と農業を生業としていた

痩せて、飄々とした物静かな老人

一方、祖母は小柄ながら気性の激しい女性だった

煙管のタバコをたしなみ

怒ると

キセルを、火鉢の木ふちにピシッとたたきつけたりした

子供心に、恐い と思ったものだ

姐御肌の気性だったのだろう

家にはよく祖母の友人達が、出入りしていた

相談事、グチもよく聞いていたようだ

まさに、筑豊の女

そんな夫婦なので

喧嘩は絶えなかった

祖母が、一方的にまくし立てる

祖父は、何食わぬ顔で無視

しばらくすると

祖母も言いたいことを言い尽くしたのか

静かになる

ん?

なんか、我が夫婦に

似てはいないか(笑)

80才を過ぎた頃

祖母は、1年間寝込んで逝ってしまった

それから1年もせず

祖母の後を追うように祖父も逝った

周りのものは、

「ばあちゃんがあの世から、じいちゃんを迎えに来た」

といっっていた

ばあちゃん、あの世でも喧嘩相手が必要だったのだろう

干し柿で、思い出した二人のことです

福岡・筑豊の片隅から、ささやかな日々の暮らし様を発信中

よろしかったら、クリッ区をお願いいたします

人気ブログランキング九州情報

今日、休日主夫でした

親子どんぶり、エリンギとブロッコリーの炒め物、

豆腐と、もやしの吸い物は片栗粉でとろみをつけました

まあまあの味かな