峠のうどん屋の絵です
・
町立図書館主催教養講座
「太閤秀吉、岩石城を攻める」(講師:中村 修身先生)
わしの住んでいる町には岩石山(がんじゃくさん)と言う山があり
その昔「岩石城」と言う城があった
伝えによると平清盛の命により築城され
豊臣秀吉の九州征伐で落城したと伝えられている
2時間の講義で興味をそそられた話
①岩石城は一日で落城した
秀吉がこの地に出張ってきて わずか一日で落城したと伝えられているが
実際は岩石城の攻防は半年くらいの期間があった
「付城」まであった(付城=城を攻めるための城)
秀吉がこの地に入って来た時はすでに事実上落城していたのだ
では なぜ「岩石城はわずか一日で落城した」と言われているのか?
それは家臣の「サラリーマン気質」の結果とのこと
秀吉(社長)が到着する前に降伏 落城して家臣(部長)の手柄となれば
秀吉(社長)は面白くないはず
そこで秀吉の到着に合わせて落城させたと言うお話(笑)
②到着した秀吉は添田町「杉原」と言う場所に陣を張り 合戦の様子を眺めたという
だが添田町に「杉原」と言う地名は無い
実は岩石城から10キロメートルくらい離れた 現在の田川市鎮西に
「板原」と言う地名がある ここからは岩石城が見渡せる場所であり
ここに秀吉が陣を張ったと思われる
ではなぜ「板原」が「杉原」になったのか
「板」の字を行書で書けば「杉」の字に似ている
よって「板」を「杉」と読み間違えて伝わったのではないか
なるほど 実に面白い2時間でした
会場は70名近い歴史マニア(と思われる)方々で
大盛況でした
住んでいる郷土の歴史にますます興味が湧いてきましたばい