< コース・コースタイム >
11/08(日)
老平駐車場5:56 - 6:56タケ沢吊橋 - 7:52広河原8:05 - 8:56山の神9:00 - 11:46桧横手山 - 14:11布引山(テン泊)
ずっと挑戦したいと思っていた笊ケ岳。満を持していってきた。
有給を二日消化して、土曜の昼に自宅を出る。新東名新清水から中部横断自動車道、南部インター、国道52(夏の奈良田への道のりと殆ど同じだが途中でビラ雨畑方面にハンドルを切る)
老平(おいひら)登山者用駐車場で車中泊。翌日未明まで雨・・。明日の渡渉が心配だ~(-_-;) ここはテレビが映らないのでラジオを聴きながら晩酌と晩ご飯タイムを過ごし、雨音で熟睡できず・・。
笊ケ岳のルートは片道10時間という長時間ルート。
なのでテント泊でがっつり時間をかけて行こうと考えていた。
そうすればやたらと暗闇の歩行を強いられることもなく、健全に、焦らず、取り組めると思った。
そして、季節は秋に。春は雪解け水で広河原の渡渉が厳しく、かつ霞がかかって展望もよくないパターンが多い。(梅雨時期も同じく)
夏は暑い!水場のないルートを進むのはただの修行だからイヤだ。
老平集落から林道歩行、そこから広河原の渡渉までは渓谷美を楽しみながらのトラバース道(高低差も少ない)
でも滑落注意の箇所も少しあるので慎重に・・。
広河原の渡渉。事前に沢靴を準備していたので、浅い所を難なく通過できた。
そこからはひたすら登りまくり~~!!
苔むした森をゆっくりと進む。
素敵な森に紅葉が映える・・。
山の神で行動食休憩。登りは続くよどこまでも・・。
修行だと自分にいいきかせて一歩一歩立ち休憩をしながら登る。
紅葉を励みにめくるめく怒涛の急登攻めも、そんなに汗もかかず、自分のペースで進めた。
ようやく標高2000越えの桧横手山に。
ここから登りはさらにパワーアップ🔥 わかっていたのだがきつくて、ちょっと登っては息を整えて進む。
好きな事をさせてもらってるんだから、有難く思わないとね~(^^)
布引山直下でようやく緩やか、絶景地に辿り着く。
相変わらずの山座同定は苦手・・というかあまり興味もなく、はっきりいってどうでもいいのかもしれない・・。
山が一杯みえたらそれだけでご機嫌な私なのだ!
さて布引山でテント設営。樹林帯なので風の影響も全くない感じで一安心。
トータルで4張りほどテントが張れそう・・。
思いのほか早く着いてしまったけど、先には進まず(明朝のお愉しみに)
まったり過ごす。
まずはココアを飲んで晩御飯までは眠る。
テン泊で結構経験したことだが、夜半から明け方にかけて風の音が凄い事がある。 それで安眠を妨げられることがあるので、少しでも眠れるうちに眠っておくほうがいいのだ。
晩御飯はレトルトカレー。水場がない山行では水は貴重。出来る限り使いたくない。
今回は2.5ℓの水を準備した。(下山時には800mlほど残ってた)
夏場ならもっと水を担ぎ上げないといけないね・・。
寒いのでネックウォーマー、レッグウォーマー、ニット帽、レインコートのズボン、テントシューズ、そしてカイロを腰に張って万全の体制でシュラフに潜り込む。あったかい~~(*^-^*)
案の定夜中から起床時まで風が巻く轟音が続く。一人だから余計心細くなるんだと思うけどね・・。しかし布引山山頂なのだが樹林帯なのでテントが揺れるという事もなく、そこは安心できた・・。
< コース・コースタイム >
布引山5:56 - 7:07笊ケ岳 - 8:10布引山8:32 - 10:00桧横手山10:08 - 12:00山ノ神 - 12:41広河原12:56 - 13:43タケ沢吊橋 - 14:43老平駐車場
5時起床。朝御飯もレトルトの五目御飯。でも・・しまった、コッヘルに五目御飯が入らない! どうしよう~!
そうだ食器にパラパラの五目御飯を入れて、紅茶を沸かしそれを食器に投入。
火にかけておかゆを作る要領でほぐしていく。OK❕
笊ケ岳へと歩き始める。 まず結構下るのだ・・。なので引き返す時の方が登りが多くなるはす。
今日もいい天気。朝日が眩しい。
昨日の歩きぶりと比べたら今はラクラク。あっという間に山頂に辿り着いた。
やった!!ついに笊ケ岳を踏んだ!!嬉しい!!
過去に大無間山に行ったときに、厳しい山だと感じていたのだが、今、訂正します。 笊ケ岳の方が断然厳しい!!
小笊越しの富士山を見つめて、達成感に浸る~~😢
他の南アルプスの山々もバッチリ(若干雲で隠れる)
下山もロングなので早速引き返してテント撤収する。
崩壊地で見納めの展望をしばし堪能。 樹林帯下山へと進む。
崩壊地には霜柱がびっしりで、滑ってしまわないよう慎重に進むが、
滑落するような所ではない場所で滑ってしまってレインコートのズボンがドロドロになってしまった(T_T)
あとは前日の急登、今日は激下り・・。転倒しないように踏ん張って下る。
やはり下りは速い。時間的余裕があるので、ゆっくり歩くことにする。
秋を楽しみながら・・。
下山後はビラ雨畑に宿泊。まずはお風呂(露天風呂もある)でリラックス♨
部屋にもどり持ち込んだワインで祝杯🍷🍷
晩御飯まではテレビをみる。丁度BSで紅葉の山歩き特集を放映していたので
楽しむ。立山、下の廊下、鹿島槍などの山行だった。
爆睡するつもりだったのに何故か安眠できなった(-_-;)
部屋はいい感じなので問題なかった。きっと疲れすぎていたのかも・・。
翌火曜日、朝ご飯を頂き、奈良へと車を走らせた。
私の中で難易度が高かった笊ケ岳だったのだが、結果的に、そんなに手こずることなく踏破できたことに、安堵した。
今後も自分が行きたい山を無事に歩く事ができるよう、バランスを考えて山行を計画していきたいと思う。