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山と酒の日々

基本、ストイックですが、歳とともに緩くならざるをえない状況~。

憧れの読売新道を歩く その3 奥黒部ヒュッテ~黒部ダム駅

2021-09-05 07:07:49 | 北アルプス
8/30(月)



< コース・コースタイム >
奥黒部ヒュッテ6:12 - 8:10平の渡 - 8:35避難小屋 - 9:00平の渡10:19 - 13:13ロッジくろよん 13:18 - 13:47黒部ダム駅

今日は下山の日。このルートの特色は梯子の登下降の高巻き道の連続と、船に乗って対岸へ移る事。いわゆる平の渡というものだ。この船の時刻が6:00、10:00なのだ~😓  本音を言えば8:00、9:00あたりにして欲しいよ~😅 
6:00の始発に間に合うようにするには、小屋を3:30位に出発しないといけない。
・・そうすると折角の梯子の登下降の写真が暗闇で二度とくることのない面白いルートが残せない・・・📷📷
仕方がないので10:00の便にする。

テン場の人たちはもう居なかった。6:00発に乗ったようだ。
私は小屋の方が出発するであろう時刻よりも早く出発した。  足もダメージうけてるだろうし、人がいるとせかされているような気になって楽しめないから・・。ゆっくりあるくぞ!



・・というわけで今日もこれでもか攻撃の梯子の連続を味わう。







標高は殆どかわらない、地味なアップダウンを延々繰り返していく。
トレーニングモードやね・・。












ゆっくり歩いたつもりだったけど、標準コースタイムで船着き場に・・。
雨が時折落ちてくるので、先にある避難小屋でまったりしようと考えた。





避難小屋はまったりするにはちょっと残念仕様だったので、引き返して結局船着き場で1時間以上待つことになる。 



 9時過ぎには小屋泊まりだった人たちもやってきて、雑談をして過ごす。



  船は10:00を過ぎてやってきた。
遅刻や! 



乗船名簿に記入、救命胴衣着用して🚢始動。5分で対岸に。






そして、、、そこからもまだまだ歩くよ~!船に乗る前に雨がしっかり降ってきそうだったので雨具を着ていたが逆に晴れてきた🌞(よくあるパターン😭 ) 途中で脱いで進む。




数は減ったが、時折橋や梯子通過がある。じわじわと高度を下げるが、最終地点の黒部ダムも1400ほどの高度なので・・・。




そして以前下の廊下山行でテン泊したロッジくろよんに着く。ここで行動食休憩。懐かしい山行にしばし思いを馳せて、




観光地ルートを経て黒部ダム駅に着く。







15分乗車で1570円というぶったまげた金額にブツブツ文句をつぶやきながら、電気バスに・・🚍🚍



扇沢のマスコットキャラクターに見送られて呼んでいたタクシーで七倉無料駐車場へ。  七倉山荘の日帰り湯を貸し切り状態で入って、スッキリ👀👀



帰途につく・・・・😨 名神高速道路関ヶ原~栗東間通行止めやん!!
途中大垣?で高速を降りて、東名阪自動車道桑名東に乗り換え、新名神でやっと家に辿り着いた。23:00着だった。  お疲れ様でした😁  楽しかった!




憧れの読売新道を歩く その2 野口五郎小屋~赤牛岳~奥黒部ヒュッテ

2021-09-03 22:20:46 | 北アルプス
2021/08/29(土)



< コース・コースタイム >
野口五郎小屋4:38 - 4:55野口五郎岳 - 7:25水晶小屋7:38 - 8:09水晶岳8:12 - 8:57温泉沢の頭 - 10:36赤牛岳10:52(読売新道)14:52奥黒部ヒュッテ

山行二日目。昨夜にかけてずっと風の轟音を耳にしながら浅い眠りを繰り返した。 明け方近くには少しは風の音が大人しくなった気がする。

今日が山行のメインの日。ロングルートなので、ぜひとも好天を期待する。
支度を整え外に出ると、東の空が明るくなっていた。雨もないし、ガスもない。
・・・・良かった!!😃 若干の強風はあるけど、昨日の事を思えば上上の天気だ。



ヘッデンのお世話になったのも、野口五郎岳まで。



先へ進もう。しばらくは砂礫の稜線をすすむ。歩きやすい。





前回ここを歩いた時には立ち寄らなかった真砂岳山頂を踏み、モルゲンロートで輝く山並みを眺めながら気持ちよく歩く。







水晶小屋に近づくと岩稜帯歩きに変化する。 今日は雨で濡れていないので快適に進むるが、昨日の昼前のような風雨になると、厳しい歩きになるだろうな・・。





水晶小屋で朝ご飯休憩。そして水晶岳へ進む。懐かしい道だ。
当時はガスガスで山頂からの展望はなかったように記憶している。



今日は展望バッチリ👍👍 






さぁ!ここからが本山行のメインイベント。そして未踏ルート。
赤牛岳までのルートは楽しかった。岩稜帯歩き、広尾根の稜線歩き、360度のメジャーな山山に見守られながらのトラバースルート・・・どれもこれもが新鮮で、ワクワク感一杯💚  



前には立山、左は薬師岳、右に槍、烏帽子、野口五郎岳、後ろには鷲羽、水晶・・・・。こんな贅沢な稜線無いでしょう!!










赤牛岳までの距離も長い。赤い山頂がみえてるけど、なかなか辿り着かない。


岩稜帯通過も少しある。




赤牛岳で小休憩。パンを食べて、いよいよ!!読売新道に突入だ!




まず赤牛岳からの下降。ザレ場だったので滑らないように気をつける。


稜線を少しづつ下り進む。赤牛岳が2864m、奥黒部ヒュッテが1500m、
約1300m標高を下げる行程。

立山が少しずつ近くなってくるのが面白い。



もうすぐ樹林帯になる手前で見納めとばかりに展望を眺めた。



そして樹林帯・・・。これが又長い距離で・・。しかも日が当たりにくいのもあってか、苔石、泥濘、泥、湿った木の根・・滑る滑る~~😭 



薄暗い樹林帯なのにサングラスを取らずに歩いたせいで、途中思い切り転倒
😱 😱  イタタタ~😵 手の甲、お尻の横、膝辺りを打ったり擦りむいたり・・。反省です・・。




思った以上に時間がかかった。うんざりしながら、GPSで小屋までの距離を確認しながら歩いて歩いて・・・・。


漸く奥黒部ヒュッテに着いた時は大声で『やっと着いた~~!』と叫んだ。



予定では夕食朝食付きだったが、行動食が結構残っていたので夕食のみに変更。部屋を案内され、しばらくゆっくりとした。

部屋は個室待遇✨✨綺麗なフローリングで山小屋ぽくはないが、私は気に入った。



外のベンチで一人祝杯🍺🍺そして明日のルートの確認と今日の歩行時間の確認をする。よかった。標準コースタイムより早く歩けてた!
これ、励みになります。もう私も若くはないので、常に歩行時間を気にしながらの山行をする。



近いうちにくる足の衰えを念頭に置きながら山行をする習慣をつけるため。

お風呂が無料で入れる小屋。テン泊の人も入れます♨♨
でも着替え、タオルも持っていなったので入らず仕舞い。入ったとしてもドライヤーもないし、心底スッキリできないと思ったので・・・。
風呂に入る時は下山したときやね・・。  



今日も晩御飯はカレーライス🍛🍛😰 😰   昨日と同じや~😫 
ご飯の量は調節できたので良かった😀 



疲れた足を休めよう!おやすみなさい😪 


憧れの読売新道を歩く その1 七倉~野口五郎小屋編

2021-09-02 21:38:18 | 北アルプス
2021/08/27(金)~08/28(土)



< コース・コースタイム >
高瀬ダム5:42 - 9:20烏帽子小屋 - 10:55三ツ岳11:02 - 12:18野口五郎小屋

真夏の梅雨がやっと落ちついた。さぁ!アルプスへ行こう!
100高山を目指している私にとって、難易度の高い山行から潰していきたい。

・・という事で『読売新道』でしょう!!😁 

仕事を半日で終え(午後は有給扱い)がっつり準備した車を七倉へと走らせる。
七倉無料駐車場で車中泊。



  翌日一番のタクシー利用で高瀬ダム着。




三大急登のブナ立尾根を登る。 




 七倉は今回で3回目。最初は船窪岳~烏帽子を周回。 2回目は烏帽子小屋~野口五郎岳~湯股周回。


そしておそらく七倉からのラスト山行は、ずっと行ってみたかった読売新道。
100高山の未踏の三ツ岳、赤牛岳を踏む計画。

ブナ立尾根、過去にテン泊装備で2度歩いてるが、やはり年齢のせいか、今回は少々しんどかった。  それでも標準のコースタイムよりは早めに歩けたと思うが・・。







烏帽子小屋を過ぎれば素敵な稜線歩きが始まる。







登りでシンドイ筈なのだが、稜線上には歩くとしんどさを忘れさせてくれる素晴らしい展望が広がっている😄 
槍はまだ遠くに見える。 明日の稜線ではもっと近く感じる事ができるだろう。



爽快に進む。しかし読売新道方面にはどす黒い雨雲が現れ始め、こちらに向ってくるようだ。 次第に稜線を吹き抜ける風も強くなり始める。




野口五郎小屋に辿り着く直前にはとうとう雨が落ちてきた。☔☔
しかしどうにかレインコートを着る事もなく、ギリギリセーフで小屋に着く。



受付をすませ、部屋に案内される。本来なら定員8人くらいの部屋を私一人で独占できた!😄 ラッキー✨✨

まだ発電機が稼働していないので小屋内は薄暗く寒い🥶ダウンに雨具を着込む。
早速持ち込んだ🍺と魚肉ソーセージで一人お疲れ様会を開く。
外にでて飲んでみたが、雨、風で寒いので中に移動。



その後も風雨強まり、小屋に到着する登山客は皆さんグッショリ~😨 
速攻乾燥室へ・・。お疲れ様でした😊 

夕食まで暇・・。布団に潜り込んでました~。スマホ充電は1時間100円。
(でも実際は1時間以上充電していました。小屋の方は忙しくその辺りのチェックは怠っていたみたいです)

待ちに待った晩御飯はカレーライス🍛🍛  ハートの目玉焼きは記憶にある。 ご飯も山もりでかなりお腹が一杯に・・・。(ご飯は自分で調整したかったなぁ)



明日の天気予報のテレビをチェックして布団に潜る。
風の轟音は一晩中続く。 野口五郎小屋は昔はテン場があったらしいのだが、やはり稜線上で風の影響が強いので廃止になったというのも頷ける。

明日の好天を祈っておやすみなさい😪 




100高山山行 針ノ木岳周回ルート 4座達成!

2021-08-02 21:42:06 | 北アルプス
2021/07/31(土)~08/01(日)



< コース・コースタイム >
7/31   柏原新道登山口4:33 - 7:43種池山荘 - 9:02岩小屋沢岳 - 9:38新越山荘(泊)

今回も100高山山行。前日の昼過ぎ、仕事を早退、扇沢へと長いドライブ。
天候は不安定で走行途中の高速道路で、たぶん松川インター辺り?雷とバケツをひっくり返したような豪雨!! ワイパーフル活動でも前方がみえないのでスピード落として進む。  柏原新道登山口に駐車。ラッキー✨✨テレビ観られる(^^) 雨は明日には止むだろう・・。

山行初日。今日は新越山荘までなのでゆっくり行けばいいのだが、性格的にイラチなので、それと、午後の雷雨を警戒して早朝に出発。






柏原新道はこれで3度目。無難に種池山荘まで進む。



天気図的に不安定な空模様、稜線を眺められたのは7:30位まで・・。あっという間にガスで覆われ、この日は終日ガスガスの一日だった。(翌日もそうだが)

























一番乗りのお客だった。新越山荘の談話室からは劔の雄姿が見えるらしいのだが、今回は残念~😓 





暇なので昼寝する。6人部屋に今日は3人。しかもコロナ対策でカーテンで仕切りがある。





8/1    新越山荘3:00 - 3:50鳴沢岳 - 4:47赤沢岳 - 6:28スバリ岳 - 7:17針ノ木岳 - 7:55針ノ木小屋8:00 - 9:01蓮華岳9:05 - 9:50針ノ木小屋10:00 - 11:50大沢小屋 - 12:52扇沢駅 - 13:05柏原新道登山口

暗闇山行にも随分馴れたので、怖くない。スタート時からガスガス😥 
でもアルプスのルートは概ね明瞭なので大丈夫。足元は草やハイマツが生えてるのであっという間に靴下までグッショリ~~💧💧 一応稜線なので少し風もあって、軍手も濡れて手が冷たく感じたので、防寒テルモスに変更。
鳴沢岳、赤沢岳までガスガスなのですすむ。ガスの中から太陽が光を放つ。







太陽って凄い!あっという間に明るくなって、徐々にガスも流れ出して・・・。


劔岳が姿を現した! かっこいい!



それから歩いてきた稜線、これから歩く稜線も段々と見え始める。
暗闇山行が報われた瞬間だ。  












結局6:00過ぎからは少しずつガスが湧き始めて劔も部分的にしか見えなくなった。 仕方ない。こんな天気にきたのだから・・。






スバリ岳につくが、さっさと通過、針ノ木へ。


…。自分の中でワクワク感がない・・・。??なんでかな?
たぶんタイプじゃなかったのかも~😝  ごめんね、針ノ木岳・・・。








柏原新道登山からここまでのルートはたぶん自分の中ではイマイチだったのでしょう・・。どこがタイプじゃなかったのかな~・・。思案・思案・思案・・
ルートにメリハリが感じられなかったから・・・と思う。











針ノ木小屋から蓮華岳へ。空身で行こうかとも思ったけど、ダメダメ!甘えるな! 蓮華岳はコースタイム1時間。思ったより距離があって、結局1時間と数分の時間を要した。  途中からコマクサの群生が素晴らしく、気持ちよく歩けた!












山頂につくとたくさん人がいて(この山行では初めて)やっと写真を撮ってもらえた😁 すぐに引き返す。山で雷雨に会いたくないから・・。









針ノ木雪渓もドンドン下って想定通りの下山完了。














750円もする割に水圧の低いユルユルシャワーで時間がかかり、ドライヤーも2台しかなく、乾かすのを諦めた大町温泉郷の薬師の湯(二度ときません)
を後にして、約時6時間かけて帰宅。
何はともあれ(好みは別として)100高山4座踏みました😃 








踏み損なった100高山劔御前

2020-09-24 21:10:53 | 北アルプス


< コース・コースタイム >
室堂7:41 - 8:15雷鳥沢野営場 - 9:16劔御前小屋 - 9:26劔御前山 - 9:38劔御前9:43 -  9:55劔御前山 - 10:01劔御前小屋 - 10:37室堂乗越 - 10:52雷鳥沢野営場 - 11:23室堂

この夏、やる気満々で踏んだつもりだった100高山の一つ。劔御前を踏みに、
ただ、それだけに時間とお金をかけて行った来た。

いわゆるシルバーウイークという4連休の最終日、きっとどこも山はごった返すと思っていたので連休最終日の日帰りプランで。

前日午後1時過ぎに自宅を出発、午後7時頃に立山駅前無料駐車場に着く。
懸念していた【満車】もかろうじて避ける事ができた。少ないけど空きがある。 これが連休最終日じゃなかったらこうはいかなかったと思う。

いつも家で見てる『有吉ゼミ』の大食い番組をみながら晩ご飯とお酒~🍶





午後9時には就寝。翌日目覚まし時計は4:00にセットしていたが3:00に起床。

一度起きるともう寝られない。トイレにいったり、切符売り場へ偵察にいったりして、5:00前に切符売り場にいくとすでに30人ほど並んでいた。



でも切符は始発のケーブルをゲット!

ケーブルは座席には座らずに出入口に立っているのがbetter!すぐに次の高原バスの改札に移動できるから(前回は座席に座ってしまい、2番手のバスとなった苦い経験あり)






そうはいっても4連休の土日祝対応で1時間早い便にのれているので余裕あ
り。

少し前の立山周回山行時に、劔岳と劔御前をセットでいってきま~~す!!なんて書いてしまっているけど、正直又劔をのぼるんかい??って気持ちが大きく、かつ早く100高山を少しでも踏んでおきたいっていう気持ちもあって、
手抜き山行となっちゃいました~~<m(__)m>








劔御前ピストンなら、しかも軽いザックなのでこれはさっさと踏破しなければいけない~~プチトレーニングモードで・・。




山は秋らしいが、紅葉の色付きはイマイチ。テン泊組のご帰還とたくさんすれ違う。テン泊もあまりに多いと結構ウザイんだよね~~。周りの声がよく聞こえて寛げないので~・・。コロナ禍では小屋泊の方がこのような状況ではゆったり過ごせたかもね~(^_-)-☆






気温が低いので前回立山山行よりスピードアップできるよ(^^)
更年期もあって普通の人より暑がりなので寒いくらいがいい感じだ。







劔御前小屋から前回勘違いした劔御前山に。これって間違えるよ~。
ここでGPSで確認すべきだった・・。でも信じ切っていた・・。




この先もルートはとても分かりやすく難なく正真正銘の劔御前着。
山名板は文字が消えてない・・。誰か立派な山名板作ってあげて~~(*_*)





今年最後の劔岳をしっかり見つめて、下山開始。



帰路は未踏の大日岳方面から室堂乗越経由で・・。なかなか素敵なルートで景色が良く楽しんで下る。























室堂で立山の美味しい水をポリタンに満タンにして立山無料駐車場に戻って、汗もあまり掻いてないのでそのまま帰宅するが途中案の定、名神、京滋バイパスで大渋滞。 




これで本当に今年の100高山山行は終わり。
ほぼ予定通りにこなせたが、唯一、踏めなかった西農鳥が残念だった。
来年に持ち越しだ。