遺す言葉

つぶやき日記

遺す言葉(503)  小説 希望(27) 他 哀れなピエロ プーチン  政治家

2024-06-23 11:52:17 | 小説
            哀れなピエロ プーチン (2024.6.20日作) 


 
   プーチン
   哀れなピエロ
   無謀な侵略侵攻
   結果は四苦八苦
   慌てて 仲間造り
   御機嫌取りの他国訪問
   行く先々で笑顔を振り撒き
   ピエロの踊り なんとも
   醜く惨めな姿 それでも
   本人気付かず 得意顔
   哀れで愚か プーチンピエロ



          政治家


   政治家の言葉程
   空虚なものは無い
   政治家の言葉は総て
   保身から出る言葉 もし
   保身が危ういと知れば
   いとも簡単 平気 平然 前語を翻し  
   正反対の主張を し始めるだろう
   真に自身の信念を貫き通す政治家
   何人 居る ?


   政治家
   権力欲 虚名欲の 素顔の上に
   国家の為 社会の為 という
   仮面を載せた 偽善者
   戯言(ざれごと)喜劇役者


   政治家と称する存在
   権力欲 虚名欲 自己保身
   脳裡にあるのは それだけ
   社会状況 世界情勢 考慮 考える
   素顔の上に被った 仮面の言葉




               
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              希望(27)



 
 
 修二は八日の初営業日が不安だった。
 マスターを裏切った事への心苦しさと共に、女将さんへの不安もまた生まれていた。
 どのように女将さんに挨拶したらいいのか分からなかった。
 女将さんの修二に対する態度にも不安を覚えた。
 マスターの前では兎も角、鈴ちゃんの前で女将さんが、これまでに無かった親密な態度を見せて来たりするのではないか、と思うと気持ちが落ち着かなかった。
 女将さんの肉体の甘味な感触もまた生々しく残っていて、修二の心を乱した。
 マスターと共に姿を見せた女将さんは、だが、これまでの女将さんと何一つ違った表情を見せなかった。
「お早う」 
 と修二に声を掛けて何時もの様に支度部屋へ向かった。
 営業初日、店は混んだ。
 女将さんは何事も無かったようにてきぱきと動いて鈴ちゃんや修二に指示を出した。
 鈴ちゃんも女将さんの態度に不審を抱く事も無かった。
 マスターは旅行土産に鈴ちゃんと修二にそれぞれ金色の小さな達磨と菓子折りを買って来てくれた。
 修二はマスターの顔を真面(まとも)に見る事が出来ずに、黙って頭を下げて礼をした。
「二十日過ぎでないと修ちゃんの所へ行けないからね」
 修二と二人だけになった僅かな時に女将さんは修二の耳元で言った。
 十六日になって突然、母親が訪ねて来た。
 マスターに来訪を告げられてまた、仕方なく<らんぶる>へ足を向けた。
 母親は一人でさっさと足を運ぶ修二の後を小走りに追い掛けながら自分が来た事の弁解をする様に、
「婆ちゃんの一周忌が二月だろう。お前に相談しようと思って来たんだよ。父ちゃんの一周忌が十二月だったて言うんじゃないか。わたしはうっかりしていて気が付かなかったんだけど、婆ちゃんの一周忌が来るなと思ってお寺さんへ電話をしたんだよ。そしたら、そう言われてびっくりしたんだけどねえ、お寺さんではお経を上げておいてくれたって言ってたよ」
 と言った。
 修二は母親の言葉など全く心に留めていなかった。それでも、父親と婆ちゃんの一周忌という言葉には胸を打たれた。
 もう、一年になる 。ーーー
 修二にはこの一年、二人の事を思い浮かべる暇(いとま)もないままに日々が過ぎていた。
 見知らぬ土地に流れ着いてただ夢中に毎日を過ごして来た。
 思い掛けない母親の言葉と共に、鮮明に甦った父親と婆ちゃんの姿に修二は胸の締め付けられる様な切なさを覚えて涙ぐんだ。
 それにしても一体、なんて言う母親なんだ !
 新しい男との生活にのめり込んで居て、実の夫の死んだ日さえ意に介さなかった !
 今日、わざわざ訪ねて来たのも、実際は、婆ちゃんの一周忌の相談なんかで来たんじゃないんだ。家の相続で俺を丸め込む為に来たんだ !
 母親の行動の総てが読める気がした。
 そんな母親は依怙地に口を噤んだまま、何一つ答えようとしない修二の態度にとうとう業を煮やして、<らんぶる>のテーブルに着くと直ぐに、
「何が気に入らなくて、そんなにふくれっ面をしてるんだよ。なんとか言ったらいいだろう」
 と怒りの滲んだ眼で修二を見詰めて言った。
 修二はそれでも黙っていた。
 店員が来た。
 母親はコーヒーを二つ注文した。
 修二は不機嫌に黙ったままだった。
 店員が去ると母親は、今度は急に態度を変えて、
「父ちゃんの供養が出来なかった事もあるし、婆ちゃんの供養は父ちゃんの分も含めて一緒にやってやろうよ」
 と優しい口調で言った。
 修二はそれでも黙ったままだった。
 母親は店員が置いていったおしぼりを広げ、手を拭きながら、
「家の相続の方も細かい手続きはみんな終わっていて、あとはお前が、うん、って言ってくれればいいだけなんだよ。もし、代理人が必要なら、それもわたしの方で頼むよ」
 母親は何故か、機嫌のいい表情を見せて言った。
「お前には何一つ、迷惑は掛けないよ。第一、何時までもあそこを父ちゃんと婆ちゃんの共同名義のままにして置く訳にもいかないだろう。二人共、死んでしまって居ないんだしさ。だから、婆ちゃんの一周忌だけでもきちんと済ませて、名義もお前とわたしの名義に書き換えて置こうよ。そうすれば、やがてはみんな、お前のものになるんだから」
 修二の心の中では、母親が機嫌を取る様に穏やかな口調を見せれば見せる程に怒りの感情が沸き立って来ていた。
<俺ん所へ警察が来たのも、テメエが告げ口をしたんだろう>と、思わず口に出かかる言葉を堪えて吞み込んだ。
 ただ、絶望感だけが深かった。
 こんな母親には何を言っても始まらない !
 コーヒーが運ばれて来た。
 母親はそれぞれの前に置かれたコーヒーの自分のカップを引き寄せると、ミルクと砂糖を入れた。
 その手で、修二を見詰め、
「砂糖は ?」
 と聞いた。
 修二は腕組みした手を太ももの上に置いたままなおも怒りに満ちた表情で黙っていた。
「全く、強情なんだから。いいかい、お前がそうやって強情を張っていれば物事は何も進まないんだよ。それでも良いのかい」
 母親は砂糖のスプーンを元に戻しながら怒りを投げ付ける様に言った。
 修二はそんな母親などは意に介さずに立ち上がると、今まで堪えていた感情を一気に爆発させて投げ付ける様に、
「いいから、テメエなんかさっさと男の所さ帰(けえ)りやがれ」
 と言い残し、そのまま席を離れた。
 どの様にして店まで帰ったのか、覚えていなかった。
 母親がその後、どうしたのかも勿論、知るはずはなかった。
 店へ帰ると最初にマスターに、
「すいません、今、帰りました」
 と挨拶した。




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               takeziisan様


                梅雨入り 今年もこの季節が来ました
               梅雨 というと何か懐かしい響きを感じるのですが
               今の梅雨は懐かしさどころか 何処か暴力的なところがあって
               情緒どころではありません 嫌な時代になったものです
               梅雨に限らず 猛暑 暖冬 季節の風情がなくなりました
               数日前の日経新聞に 今は四季ではなくて二季だとありましたが
               その通りだと思います この国の何もかも古き時代の情緒を
               無くしてゆきます 古今東西 不変なものは何も無い
               そう言われればそうですが 季節が持つ情緒ぐらいは
               昔のままであって欲しいものです
                エアコン まだ使っていませんが いずれ使わざるを得なくなるでしょう
               幼い頃の自然に囲まれた家の縁側での夕涼み
               ホタルが舞っていた事や様々の虫の喧しい程の合奏が蘇ります
               それも都会の真ん中では再び得られない 懐かしい情緒です
               六時で暑すぎ ? 驚きです これも地球の温暖化 ?
                野菜の生育 苦労の後の楽しみ いいですね 
               羨ましく思います
                鈴木正夫 声が若いですね 民謡 まだまだ埋もれた名曲が
               一杯あるのではないでしょうか それぞれの地方に根差した
               その地方特有の歌 民謡は土の匂いのする歌と言いますが
               並みの歌謡曲にはない良さです また珍しい歌を発掘 御紹介下さい
               楽しみにしております
                有難う御座いました














































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