トラ、トラ、トラといえば、その昔、太平洋戦争で日本軍が真珠湾の奇襲を行った時の電信文ですが、お正月期間中はもちろんですが、お正月も初3をすぎ、仕事始めの初4(新年4日目の事)あたりの今の時期には大型ショッピングセンターなどに獅子舞が練り歩き、それこそ「獅子!獅子!獅子!」といった感じです。
香港徒然草74でも触れましたが、お正月の縁起物といえば、正月のめでたい飾りやら、みかんの木やらいろいろありますが、中でも個人的に一番めでたさを感じるのがこちらの獅子舞だと思います。
派手な銅鑼や太鼓の音で、独特のリズムがありますから、遠くからでも「あっ!近くに獅子舞がいる」というのが分かります。
こちらの獅子舞は基本的に2人1組で1人が前脚と頭部分を担当し、もう1人が後ろ脚を担当します。
街中を練り歩くだけならばそれほど難しい技術がいらないので、獅子舞初心者?や小さな子供でもできますが、高さ2ー3mほどのポールの上を飛び跳ねるような高度な技の獅子舞となると、兄弟弟子として長年ペアを組んで呼吸の合った2人が担当します。
ポールの上を渡り歩けるようになるにはかなりの修業が必要で、お稽古事のように師匠についてきちんと習って日々鍛練しています。
ショッピングセンターに新年、獅子舞が練り歩いて来る時には、お店の前に「菜っ葉(=こちらでは「生菜」)」がぶら下がっている点に注目してください。
お店の前にこの菜っ葉が吊るしてあると、獅子舞に「来てください」の合図になります。
これが菜っ葉。ご祝儀も一緒にくるまれている場合も
獅子舞はこの店の軒先に吊るしてある菜っ葉を目安に店舗をまわってゆきます。
一通り踊り終わった後に、伸び上がって獅子はこの菜っ葉をくわえます。
むしゃむしゃ、ただいま菜っ葉を食べてます。。。
そうして下を向いてごにょごにょやって結わえてある紐をはずしてから、正面を向かって口から菜っ葉を店舗に向かって大胆にまき散らし、無事終了。
菜っ葉を吐き出した
この菜っ葉「生菜」は広東語で「サンチョイ」。菜と財が同じ音なので、生菜=生財、つまり財を生むということになり、商売繁盛を願っているという事になります。
そのあたりを知らないで店舗で買い物をしていると、突然獅子舞が来て、菜っ葉を店内にいる自分にめがけて吐き出したりするので、「なんて失礼な、プンプン!」なんてことにもなりかねません(笑)
でも、まき散らした菜っ葉はちゃんと後ろにおばちゃんが控えていて、さっさと掃除してくれるのはさすがです。
さて、香港とマカオの獅子舞は基本的には同じなのですが、1点だけ大きくことなるのは「マカオの獅子舞には爆竹がある」という点です。もちろん、マカオの獅子舞でも爆竹がないものもありますよ。
ただ、香港では爆竹や花火が禁止されていますので、絶対に獅子舞に爆竹は付いてきません。そこが違いといえば違いですね。
中国本土でも爆竹や花火は最近解禁になっている所も多いので、逆に香港だけが爆竹がない分地味かもしれません。
お正月の2日目にマカオで見た獅子舞は、獅子舞が舞っているほんの2ー3m程度の距離の所に数千発の大型爆竹が備えられ、舞っている間中、ずっと火花をあげてバンバン破裂していました。
さすがに獅子舞もちょっと恐いのか腰が引けていた気が。。。(笑)
かなり至近距離で燃えてます
下の方から爆竹タワーが破裂しはじめ、最後には頂点の大型爆竹がバーン!!と破裂して終了。
今回見た獅子舞はめずらしく大所帯で、通常は獅子1匹か2匹程度なのですが、かなりの数の獅子舞がいました。
しかもこの獅子舞は中は小学生か中学生ぐらいの少年少女の獅子舞でした。
通常の獅子舞よりも可愛らしいサイズな上、終わるとすぐにワラワラと逃げるようにして退散していきこれまた可笑しいやら。。。
逃げるようにして去ってゆく集団獅子舞
たっぷり5分以上破裂し続けた爆竹と獅子舞が去った後に残されたのは、爆竹の破裂音でバカになった耳と、あたり一体に散らばった爆竹の紅い燃えカスと火薬の匂い&煙だけでした。
爆竹の残がい
もし旧正月に香港やマカオを訪れる機会があり、獅子舞を見かけたら良く観察してみてください。派手でちょっとスリリングな獅子舞を味わいたいならばマカオ、普通に安心して獅子舞を楽しむならば香港がおすすめです。
香港徒然草74でも触れましたが、お正月の縁起物といえば、正月のめでたい飾りやら、みかんの木やらいろいろありますが、中でも個人的に一番めでたさを感じるのがこちらの獅子舞だと思います。
派手な銅鑼や太鼓の音で、独特のリズムがありますから、遠くからでも「あっ!近くに獅子舞がいる」というのが分かります。
こちらの獅子舞は基本的に2人1組で1人が前脚と頭部分を担当し、もう1人が後ろ脚を担当します。
街中を練り歩くだけならばそれほど難しい技術がいらないので、獅子舞初心者?や小さな子供でもできますが、高さ2ー3mほどのポールの上を飛び跳ねるような高度な技の獅子舞となると、兄弟弟子として長年ペアを組んで呼吸の合った2人が担当します。
ポールの上を渡り歩けるようになるにはかなりの修業が必要で、お稽古事のように師匠についてきちんと習って日々鍛練しています。
ショッピングセンターに新年、獅子舞が練り歩いて来る時には、お店の前に「菜っ葉(=こちらでは「生菜」)」がぶら下がっている点に注目してください。
お店の前にこの菜っ葉が吊るしてあると、獅子舞に「来てください」の合図になります。
これが菜っ葉。ご祝儀も一緒にくるまれている場合も
獅子舞はこの店の軒先に吊るしてある菜っ葉を目安に店舗をまわってゆきます。
一通り踊り終わった後に、伸び上がって獅子はこの菜っ葉をくわえます。
むしゃむしゃ、ただいま菜っ葉を食べてます。。。
そうして下を向いてごにょごにょやって結わえてある紐をはずしてから、正面を向かって口から菜っ葉を店舗に向かって大胆にまき散らし、無事終了。
菜っ葉を吐き出した
この菜っ葉「生菜」は広東語で「サンチョイ」。菜と財が同じ音なので、生菜=生財、つまり財を生むということになり、商売繁盛を願っているという事になります。
そのあたりを知らないで店舗で買い物をしていると、突然獅子舞が来て、菜っ葉を店内にいる自分にめがけて吐き出したりするので、「なんて失礼な、プンプン!」なんてことにもなりかねません(笑)
でも、まき散らした菜っ葉はちゃんと後ろにおばちゃんが控えていて、さっさと掃除してくれるのはさすがです。
さて、香港とマカオの獅子舞は基本的には同じなのですが、1点だけ大きくことなるのは「マカオの獅子舞には爆竹がある」という点です。もちろん、マカオの獅子舞でも爆竹がないものもありますよ。
ただ、香港では爆竹や花火が禁止されていますので、絶対に獅子舞に爆竹は付いてきません。そこが違いといえば違いですね。
中国本土でも爆竹や花火は最近解禁になっている所も多いので、逆に香港だけが爆竹がない分地味かもしれません。
お正月の2日目にマカオで見た獅子舞は、獅子舞が舞っているほんの2ー3m程度の距離の所に数千発の大型爆竹が備えられ、舞っている間中、ずっと火花をあげてバンバン破裂していました。
さすがに獅子舞もちょっと恐いのか腰が引けていた気が。。。(笑)
かなり至近距離で燃えてます
下の方から爆竹タワーが破裂しはじめ、最後には頂点の大型爆竹がバーン!!と破裂して終了。
今回見た獅子舞はめずらしく大所帯で、通常は獅子1匹か2匹程度なのですが、かなりの数の獅子舞がいました。
しかもこの獅子舞は中は小学生か中学生ぐらいの少年少女の獅子舞でした。
通常の獅子舞よりも可愛らしいサイズな上、終わるとすぐにワラワラと逃げるようにして退散していきこれまた可笑しいやら。。。
逃げるようにして去ってゆく集団獅子舞
たっぷり5分以上破裂し続けた爆竹と獅子舞が去った後に残されたのは、爆竹の破裂音でバカになった耳と、あたり一体に散らばった爆竹の紅い燃えカスと火薬の匂い&煙だけでした。
爆竹の残がい
もし旧正月に香港やマカオを訪れる機会があり、獅子舞を見かけたら良く観察してみてください。派手でちょっとスリリングな獅子舞を味わいたいならばマカオ、普通に安心して獅子舞を楽しむならば香港がおすすめです。
正月のお菓子もずいぶん食べました。個人的にはレンコンの砂糖菓子が好きです。なかなか日本にはない代物ですね。
とっても楽しい
香港 おもしろいですね
次回は旧正月時期に行ってみたいです
そうですねー、知らない事が沢山あって、まずは「これは何だろう?」って気になるのがまずは楽しくて、次にその理由が分かると、次回見た時や経験した時にもっと楽しいですよね。
そんな風に、このブログを読んで下さった方が、「へえー」とか「なるほど」と思っていただければいいなと心がけて記事をアップしています。
これからも気付いたらドシドシ、コメントしてくださね!
ものすごい量の爆竹で、耳をふさがずにはいられませんでした。縁起モノということはわかっているのですが、さすがにちょっと閉口しましたね。(笑)
あれだけ博打場がいっぱいある中で、あえて競馬場とはかなりの上級者とお見受けしました(笑)
爆竹は縁起物とは分かっていながらも、確かに「爆竹」ならぬ「爆音」という感じで、下手すると耳をやられますよね。
私は個人的に火薬の匂いが好きなので(危ない?)嫌いじゃないんですけどね。
マカオの競馬場のそばにおいしい店があるので、次回機会がある時にご紹介したいと思います