香港徒然草124：セメタリービューでCOOLに滞在、コスモポリタンホテル

銅鑼湾というよりはハッピーバレーの競馬場の近く、昔の新華社通信のビルがあったところにあるホテル「コスモポリタンホテル」は、2005年の初頭にオープンした比較的新しいホテルです。

比較的新しいホテルのせいか、銅鑼湾の中心からややはずれるロケーションのせいか、まだまだ大手の旅行会社のパンフレットやガイドブックに登場することも少ないため、意外と知られていません。

ここのホテルの特徴は眼下に競馬場を見下ろす「ホースレースビュー」なるお部屋があること。
競馬好きには喜ばれるのですが、せっかく眼下に競馬場を見下ろせても、競馬場のVIP ルームなどと違って、その場で馬券が購入できないのが残念です。


スイートルームを除く客室のすべてがシャワーのみで、浴槽のない為、風呂好きの日本人にはちょっと不評かもしれません。日頃からシャワーですませているという人にはまったく問題がありません。


ただ、1つだけ問題があるのが。。。
ホテルの裏面がすぐ「お墓」なんです。
正面入口から入ると分からないのですが、裏の車寄せから入る時にふと上をみると、すぐそこにはお墓が見えます。
お墓といっても西洋墓地ですので、中国式や日本式のものとは異なりますが、それでもお墓はお墓です。
競馬場ビューは見ていても気持ちが良いのでいいのですが、「セメタリー（墓地）ビュー」というのはあまり気持ちが良いものではありません。

実際に墓地に面する窓には曇りガラス風のシールが貼られており、窓も開かない為、墓地があるのかどうかは分かりませんが、それでもシールが貼られていて開かない窓というのはやや不自然な感じがします。

全面に曇りガラス風のシールが貼られた窓

風水的には部屋の窓などから、お墓などが見える場合などはカーテンをするなどして、見えないように遮ってしまうのが良いとされているので、こうした観点から苦肉の策をとったものと思われます。
一般に言ってお墓や葬祭場の近くは風水的にはあまり良くないとされ、土地の値段も安めです。まあ、当然といえば当然ですよね。

もちろんホテルのホームページを見ても裏がお墓で、そちらに面する部屋はすべてシールをしてあるなんて事はどこにも書いていません。
まあ、地図を見れば後ろがお墓なのは分かることなのですが、ホテルが自分の所のパンフレットに載せる地図にまさかわざわざ、”裏はお墓です”なんて書くことはしないでしょうし（苦笑）

残念ながら（幸いながら？）私には霊感がないので分かりませんでしたが、どなたか霊感の強い方はどうなんでしょうね？
今の所、このホテルで「出て出てしょうがない」というパチンコならうれしくても、そうじゃない場合はちっともうれしくない「出て出て仕方ない」という状況の噂は聞きませんし、気にならない人は気にならないでしょう。
でも気になる人は裏がお墓というだけでもう十分気になるわけです。

ホテルの人が見たら気を悪くしそうですが、ホテル本来の目的以外に、香港における良くない方の風水スポット体験 OR ちょっと肝試し体験として訪れてみるのはいかがでしょう？

●COSMOPORITAN HOTEL(麗都酒店）
香港湾仔皇后大道東387-397号
電話：（852）3552-1111
ホテルウェブサイト