MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

“ロック”なあり方

2009-10-29 00:06:54 | Weblog

股間に金貨!内田裕也69歳衝撃ヌード披露(スポーツニッポン) - goo ニュース

日本のロックを考える時に内田裕也という存在は無視できないであろう。先日矢沢

永吉が日本テレビの「NEWS ZERO」に出演した時に日本のロックミュージシャンで

60歳を越えて“現役”なのは自分だけだと豪語していた。その時矢沢の頭の中には

間違いなく内田裕也がいたはずである。しかし内田裕也をロック歌手として考える時

彼のヒット曲が全く思いつかない。しかし元々ロックという音楽は反体制として存在

しているはずなのだから、ロックの曲がヒットすることはありえないのであり、ヒット

しないことがかっこよかったはずなのだが、ヒットしないということは相手にされない

というジレンマを生み出した。ヒット曲がないまま今日まで生き残っている内田裕也

はそういう意味で“ロック”という存在ではあるし、ロック歌手の矢沢永吉が“ロック”

だったことは一度たりともない。だから今の(昔から?)ロックはあくまでも外見の

“かっこよさ”を売りにするファッションと同様の産業化したロックだけなのであり、

内田裕也という存在は奇跡だと思ってしまうのである。


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