親族間の殺人、亀井金融相「大企業に責任」 発言が波紋(朝日新聞) - goo ニュース
大企業の経営姿勢を巡る亀井氏の発言は次の通り。
「(大企業は)従業員を正社員からパートや派遣労働に切り替え、安く使えればいい
ということをやってきた。人間を、自分たちが利益を得るための道具としか考えない
ような風潮があり、社会の風潮もそうなる。人間関係がばらばらになり、家族という
助け合いの核も崩壊していっちゃう。改革と称する極端な市場原理、市場主義が
始まって以来家族の崩壊、家族間の殺し合いが増えてきた。そういう風潮を作った
という意味で、(経団連に)責任があると言った」(6日、閣議後の記者会見で)
この発言に無理がある理由は、大企業が人間を、自分たちが利益を得るための
道具としか考えない風潮があるからこそ、家族という助け合いの核が機能するべき
はずであり、多くの家族がそのように機能して日本社会は今でも存続しているという
事実である。たかが大企業の風潮で家族という助け合いの核が崩壊するのである
のならば、その家族には最初から“核”がなかったのだと思う。金融相を担う人は
一般常識を持てる人でなければ務まらないと思う。