古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

葭(よし)の髄から   阿川弘之

2016-09-17 11:13:49 | 本の紹介
№164

月刊「文藝春秋」の巻頭に連載された、平成9年5月号


から四十篇を所収。


女子高生のルーズソックスのことまで言われると、こ


のくそじじいが、と思い、阿川大尉も死んでしまった今


きっとくそ時いいと言ったら、逆に笑うかな、と思った


りするが、阿川大尉もそんなに気持ちは広くなく、沸騰す


るだろうとも思ったり。思わず、くそじじいのうた、と


いう詩を書いてしまった。死ぬまで戦争に振り回された人


だったんだな、と思った。直ぐにブチ切れる人も今じゃ貴


重だったな、と思った。同郷なので、僕が文士になった


りしたら知り合いになっていたのかな、と妄想してしまっ


た。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 地中海   冨澤有為男 | トップ | 妻   丹羽文雄 »
最新の画像もっと見る

本の紹介」カテゴリの最新記事