「ミッションスクールになぜ美人が多いのか」井上章一/郭南燕/川村信三
京女(京都女子大)は、3Bと言われているそうだ。
同女(同志社女子大)は、3Kだそうだ。
3B=不細工、貧乏、仏教
3K=可愛い、金持、キリスト教(かしこい、きれい、の説もある)
これって当たってるのだろうか?
京女に通っていたら、世間の評判も高いし就職、結婚は有利と思う。
初等科から通ってたら貧乏ではない、と思うけど。
単に、京女の自虐ネタのように思う。
ただ、具体的な数字として、女性ファッション誌の読者モデル、女子アナの出身校を見ると圧倒的にキリスト教系の学校を卒業している方が多い。
皇室との親和性も高く、イメージアップに貢献した。
美智子上皇后;双葉学園双葉小学校、聖心女子学園中等科・高等科を経て、聖心女子大学卒業
雅子皇后;田園調布双葉小学校、中学高等学校(大学はハーバード、東大、オックスフォード)
秋篠宮家の姉妹は国際基督教大学だし。
P32
今、多くの男女は、デートのクライマックスを、クリスマスイブの晩に設定する。京都の若い僧侶を見るかぎり、その様子は仏教界でもかわらない。(中略)ブッダの降誕日とされる4月8日に、男女交際の勝負をかける僧は、まずいない。
京女出身者の談話
P37
「同志社はだぶん当時入学したら、あの十字架もらえるみたいなんですけど、私たち、念珠なんですよ。念珠もらって全員本願寺に参る、で卒業の時も西本願寺にいくんですけど、(後略)」
【ネット上の紹介】
なんと「あけすけな題名」と思うでしょう。でもどこかで「そうかも」と、うなずくところがありませんか?ミッション系校に学ぶ女子は、「かわいい、金持ち、キリスト教」の3Kと呼ばれてます、と井上章一さん。局アナや読者モデルの出身校からもはっきり傾向がうかがえるという。キリスト教はなぜみな憧れるキラキラの存在となったか?日本のキリスト教受容研究には「盲点」があるのでは?そんなとっぴな問題提起を研究者が受けて立ち、見えてきたものは―。明治になって上流階級に浸透していったキリスト教文化のかくされた歴史。
第1章 プロテスタント校はあなどれない―読者モデルを量産するわけ(かわいい、金持ち、キリスト教
クリスマス、そしてチャペルの力 ほか)
第2章 ミッション系大学の成功物語―なぜ女子アナの多数を占めるのか(女子アナの半分近くはキリスト教校出身者
慈愛と奉仕を理念とするキリスト教系大学 ほか)
第3章 変遷するキリスト教イメージ―悲劇のカトリック受容史を見直す(日本社会で承認を得るための苦闘
「淫祠邪教」からの出発 ほか)
第4章 「お嬢様学校」を生み出したカトリック―女子教育で人気の秘密(プロテスタント学校の姿勢に学ぶ
女子教育の理想と「結婚」への介入 ほか)