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「西の善き魔女」全4巻、荻原規子

2024年03月04日 08時24分50秒 | 読書(小説/日本)
「西の善き魔女」全4巻、荻原規子
 
久しぶりの読み返し。4回目。
(中央公論新社のハードカバー版)

このシリーズは、荻原規子作品の中でもっとも遊び心が強い。
物語としての楽しさ、波瀾万丈の展開。
各キャラクターもしっかり描かれている。
おもしろさはトップクラス。






中央公論版は絶版。
現在入手可能なのは角川文庫版。全8巻。
特別短篇が3篇収録されている。
(本編の雰囲気を忘れないうちに、図書館で借りて読んだ)
 3巻目「ハイラグリオン王宮のウサギたち」・・・ユーシスとレアンドラの出会い
 4巻目「ガーラント初見参」・・・12歳のユーシス
 7巻目「彼女のユニコーン、彼女の猫」・・・ユーシスとアデイルのその後
 
【ネット上の紹介】
15歳になったフィリエルは、はじめての舞踏会の日、燦然と輝くダイヤと青い石の首飾りを贈られ、幼なじみの少年ルーンに、それがフィリエルの母の形見であると告げられる。青い石は女王試金石と呼ばれ、王国でもっとも大切な宝石であることが明かされていく。それは自らの出生の秘密とつながっていた―。人里離れた北の高地で育った少女の運命が、大きく動きはじめる。人気ファンタジー作家、荻原規子の新世界の幕が上がる!