“ママノリア日記

ママノリアの独り言

親父と俺

2005年06月15日 | アリノママノリアの日々
今日は親父が出張に東京に来てるとのことで19時に新宿に待ち合わせた。
普段はきっちりとした格好で来るのだが珍しくポロシャツにジャケットを羽織っていた。
信州の松本にも「クールビズ?」の波は来ているのか?そんなことを考えながら、親父と居酒屋へ向かった。

前会ったときよりも食欲を取り戻していた親父は膨れた顔で“なすのお新香”を沢山ほおばっていた。いつも決まって親父の話は世の中の不満だ。今日も当然のように世の中の不満を僕に吐き捨てた。僕は黙って頷きずっと聞く。少しでも間違っていると思ってもずっと頷く。
それは親父の今の会社の状況や辛さを充分理解しているからだ。
僕がストレス発散の糸口になっているならと思うと、僕はいくらでも聞いてあげたいよ。

だって僕にしてあげられることはそのぐらいしかない。ほんとに他に何一つしてあげられない。
経済的にもそろそろきちんと自立して実家に仕送りを渡さなければならないはずだ。
だけど夢をまだ手にしていない、そして追いかけている僕にはまだそこまでできない。だけど親はそれを今許してくれている。

だから申し訳ない気持ちでいっぱいになる。高校、大学と、なにはともあれすべて親父のお金だ・・・・
親が子供のためにすることは、当たり前かもしれない、でも当たり前と思えないのは自分でお金を稼ぐ苦労を知ったからだ。たかだか一万円稼ぐのにどれだけの苦労がいるか・・・・僕は社会を通じて知ったから・・・・。

今日も帰り際親父の背中を見て小さくなったなぁって思った。
俺頑張んねーと。
俺が大きくなんないと。
そして家族を助けてあげないと。
守ってあげないと・・・・。

過去にどんなことがあろうと僕にとっては親は親。

やるよ。