どじょうの集まる柳

休日ということで久しぶりにネットカフェ3時間コース。

手当たり次第に漫画を読んでいたのだがグルメ漫画が膨大に増えていることに気づく。グルメ漫画といっても料理勝負をしたり料理の技法ウンチクがページの所狭しと載っているものではない。ただ食べ歩いたり料理を作ったりするという日常系漫画の延長のような作品が増えているのだ。

やっぱり「孤独のグルメ」のヒットが原因かな。しかも主人公は大半が可愛い女の子ね。おっさんが飯を食うよりも可愛い女の子が飯を食うほうが売れるだろうという目論見か。まあ、ある程度は成功するだろうけどさ。なんか……安直な発想だなあとも考えたり。

よっぽどの外しが無い限り、食に携わる作品は売れないということはないと思う。だって食事をしない人間はいないからね。人間の欲求に関わる内容は誰しも興味を持つもの。「サルまん」で睡眠をテーマにした漫画ネタがあったけど、今なら睡眠をテーマにした漫画も意外と売れそうな気がするぞ。

漫画でもテレビでもそうだが、一つの企画が当たると我も我もと色々な所が真似を始める。機を見るに敏というか付和雷同というか。柳の下に集まろうとするどじょうがいっぱいだ。不況だから確実にヒットが飛ばせそうな柳に集まるのはいいけど、どじょうが集まりすぎると柳は一気に枯れちゃうからほどほどにね？

……まあ、枯れ果てた柳の下から逃げられなくなっているどじょうもいるけどな。あれはあれで悲惨！！