フェアプレーの効用

今週、人気野球漫画『ドカベン』の連載が終了しました。アニメ版のオープニングにこんな歌詞があります。

『人生いつもフェアプレイ　スポーツ精神　花と咲け』

先程ワールドカップ、日本代表が決勝トーナメントに進出決定しました。ポーランド戦では0-1で残念アンガラ負けてしまったのですが、同時刻にプレイしていたセネガルがコロンビアに負けたことで1位はコロンビア。2位まで決勝進出できるので同じ勝ち点ポイントを持っていた日本とセネガルは得失点差と総得点数によって争うはず……だったのです。

しかし得失点差・総得点数どちらも一緒ということでフェアプレーポイントで決められることになりました。フェアプレーポイントとは警告・退場によって減点されるものでその結果日本が2位になり決勝トーナメントに進むことが決定したのです。やったぜ～～～～。

最後のボール回しての時間稼ぎを批判する人もいるでしょうが、あの状況ならブラジルだろうがイタリアだろうがやったと思いますよ。ヘタに攻撃してカウンターくらって追加点取られるなんてそれこそ目も当てられない。他のチームを利用して先に進む。西野監督は戦術もさることながら戦略もお得意のようです。勝負師よのお。

試合後、日本チームの監督も選手もやや微妙な表情でインタビューを受けていたのですが、それでもルールに沿った決勝進出です。一部のマスコミや週刊誌はバッシングしてくるでしょうが、それくらいのプレッシャーでへこたれる暇なんてないですからね。あとコロンビアでレッドカードをもらってしまった選手を心配しましたが、無事に1位通過できて何よりです。コロンビアとかサッカーに関してはガチで危険だからね。

実力も勝利への執念もそうですが、何よりフェアプレーに徹したことで決勝進出できたというのがとても日本のチームらしいな、と私は思います。礼儀正しさで道を拓いた、と。真面目にやっていてよかったって奴です。スポーツ精神、花と咲け。