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海山川地球を遊ぶ~バックパック、トレッキングで世界を巡る旅日記。ヨット日本周遊と太平洋縦断航海記。ユーコン川カヌー漕行記

海外の登山、ユーコン川カヌー、ヨット太平洋巡航、スキー、ツーリング。他ブログ「竜王航海記」「ひろのワールドトレッキング」

帰宅、後章

2014年02月11日 | '13年四国88ケ寺歩き遍路
11月10日(日)曇 小野田帰宅、支出9,184円
(→松山城)大街道==市駅⇒三津浜港1320~~1550柳井港1608==1802小野田
 6:30起床。無料の朝食後、お城へ登る。天守閣\320を見学して戻り、11:00にチェックアウト。市電で市駅に向かうが、電車の行き先を確認せず乗ってJR駅に着いてしまった。再度電車で市駅へ行き、バス\500で三津浜港へ向かう。12:06に着き、時間が有るので近くのスーパーで弁当とビール\664を買って来て、フェリー待合所で昼食を摂る。
13:20の防予フェリー\3000で柳井港へ渡る。白波が立ち時化模様だ。16:08のJR電車\1890に乗り換えて、小野田駅に18:02に着く。妻の出迎えで18:30に自宅に戻る。55日間の旅が終わった。

後章
 家に戻ったとたん風邪をひいて寝込んでしまった。足の痛みもなかなか退かず、寒波も来て結局1週間ゴロゴロと寝て過ごした。暖かい南洋の暮らしで寒さに弱くなったものだなぁ。
 この旅で得られたものは、やはり感謝の心だろう。行き擦りのお遍路に優しい四国の人々のお接待の心が今も胸に残っている。そして日本の田舎はなんて安全なのだろう。そして日本人はなんて正直で親切な国民なのだろう。久し振りに国内を旅してその思いを強くした。
 さて遍路旅の完結は、高野山へ結願報告の参拝をして納経帳に御朱印を頂いて終るので、来年には残りの別格12ケ寺を回ってから和歌山へ向かおうと思う。

総括
期間:9月17日~11月10日(55日)
巡拝寺:88ケ寺及び別格8ケ寺
歩行距離:12,424km
費用:276,891円
内訳:遍路用品費17,355円、札所巡拝費31,120円、交通費11,710円、宿泊費56,130円、
   飲食費146,252円、観光・入浴費8,730円、衣服費2,679円、その他2,915円

46番寺~51番寺、結願

2014年02月11日 | '13年四国88ケ寺歩き遍路
11月8日(金)晴 松山市今野町/今市公園東屋テント泊、28.9km、2,790円
古岩屋650→9km/900久万→7.3km/1135三坂峠→5.9km/1310網掛大師堂→3.3km/1410浄瑠璃寺→0.9km/1455八坂寺→1km/1540文殊院→1.5km/1650今野町
 5:50起床。寒い!吐く息が白い。柿とミルクティー\120の朝食後6:50発。今日は46番まで26km。県道12を2h下って、久万町から北へR55を三坂峠に向かう。11:35峠から右手の遍路道へ入り、山道を45分下って車道を50分歩き網掛大師堂に着く。横の大岩に大師の掛けた網の筋状痕が付いている。
 さらに県道194を1h歩いて14:10に46番浄瑠璃寺参拝\310。本尊は薬師如来。山里に有るお寺で、参道正面に本堂、右手に大師堂が建つ。樹木に囲まれた境内には樹齢1000年と言われるイブキビャクシンが枝を広げていて、仏足石、仏手石、説法石や仏手指紋等の様々な御利益石が置いて有る。
 路地を15分歩き、47番門前で通りがかりの車のおじさんからパンを頂き、お接待で置いてある蜜柑も頂く。感謝合掌。14:55に47番八坂寺を参拝\320。本尊は阿弥陀如来。役行者開基の古刹で、修験道の根本道場としてかっては多くの坊・寺を有して威勢を誇ったと言う。
桜や桃の木々の参道から石段を上がり正面に本堂、左に大師堂が建つ。本堂地下には金色の万体阿弥陀仏が並んでいる。
 この地はお遍路の始祖と言われる衛門三郎の生地で、亡くなった8子の塚や所縁のお寺や大師堂が点在する。1kmで15:40に別格9番文殊院を参拝\310。本尊は地蔵菩薩と文殊菩薩。ここは衛門三郎の屋敷跡で菩提寺である。
 48番へ向かう途中、スーパーで食材\1055を買い、キャンプ出来そうな場所を尋ねて教えていただいた今市公園へ向かう。16:50公園に着き東屋にテントを張る。トイレも有る。
酒屋にお酒他\675を買いに行き、戻って造りつけのコンクリート・テーブルで夕食(おでんと弁当にお酒)自炊。19:00就寝。

11月09日(土)曇 松山市街/トップインH泊、歩11.7km、支出11,465円
今市640→1.5km/655礼始大師堂→2km/1000西林寺→3.1km/1120浄土寺→1.6km/1215繁多寺→2.5km/1400石手寺→1km/1310道後温泉1351==1415市駅→1615一番街
 5:40起床。バナナとヨーグルトの朝食後6:40発。御坂川の橋を渡って左折し、工場街を抜けて15分で札始大師堂に着く。8m角程のわりと大きな御堂で椅子が並べてあり電気も有る。ちょうど携帯の電池切れだったので充電させていただく。礼拝\5して内外を箒掃きする。
 田園の住宅地を25分歩いて内川の太鼓橋を渡って7:50に48番西林寺を参拝\310。本尊は十一面観世音菩薩で住職でさえも見た事の無い秘仏という。橋を渡って石段を下るので、無間地獄に例えられて「伊予の関所寺」と呼ばれる。
風格のある仁王門をくぐって、左には庭園があり福寿地蔵が立つ池に鯉が泳いでいる。参道正面に大きな本堂と右手に大師堂が建ち、左右には堂宇が並ぶ。寺の西南には湧水の「杖の渕」という大師の霊蹟がある。
 住宅街の県道40を3.1km55分歩き9:15に49番浄土寺参拝\310。本尊は釈迦如来。石段の上に瓦葺きの大きな仁王門が建ち参道正面に本堂、右に大師堂。手前右の四ツ足門の奥に方丈が建つ。本瓦寄棟造りの唐様式の本堂は重文。踊念仏の開祖、空也上人が滞在して自ら彫ったと伝わる、口から念仏を表す6体の小さな仏像が飛び出している上人像も重文である。
住宅街から高台に上がり25分で水源地横の50番繁多寺参拝\310。本尊は薬師如来。この地の豪族河野氏の出である一遍上人が修学した寺である。
 山を控えた広い境内の山門をくぐると左手に方丈が有り、参道の奥の石段を上がって正面に本堂、右に大師堂、左には諸堂が建つ。徳川家の帰依を受けて興隆し、4代家綱の念持仏、歓喜天を聖天堂に祀っている。
 蜜柑畑を市街に下って県道40を50分で11:25に51番石手寺参拝\310。残った蝋燭と線香を灯し、無事決願の報告をして礼拝する。時間があるので、左手奥の地底マンダラを抜けて様々な仏像・彫刻が並ぶ奥の院を巡って戻る。門前の石手仏具に決願報告し、「みよし」で手焼き餅\140を買って食べて道後へ向う。
 1km歩いて道後温泉に着き、13時の坊っちゃん電車の乗車券\300を買ってから、裏通りの「湯築屋」でモツラーメン定食とビール\1250の昼食を摂る。
 可愛らしい「坊っちゃん電車」で松山市駅へ行き、歩いて大街道まで戻りトップイン・ホテル\3980に泊る。18:30大街道裏の「あっちゃん」でカマス焼とタンとろろ丼にお酒\2200の夕食。飲み足らず、宿の前の「山森」で刺身と数種の小鉢が載った前菜盆とお酒\1550を堪能し、最後は「周平」のラーメン\700で〆た。21時前に宿に戻ってバタンQ。

内子~45番寺

2014年02月09日 | '13年四国88ケ寺歩き遍路
11月6日(水)晴 久万高原町宮成/宮成大師堂テント泊、30.2km、1,070円
内子705→1040川登→15.3km/1140突合→7.3km/1400落合→6.1km/1610下坂場峠→1.5km/1635宮成
 6:00放送のチャイムが鳴って起床。パンと柿にカフェオレの朝食後7:05発。今朝も朝霧に包まれて寒い。10分歩き道の駅でトイレを済まし、R379を久万町へ向かう。
10:40川登の千人大師堂に着く。この辺りは柿の果樹園が続き、無人販売所が随所に有る。11:40突合に着き、田渡川沿いを総津へ向かう。12:45国道沿いの「なみへいうどん」で野菜天うどん\450の昼食を摂る。
 14:00落合で国道を外れ、県道42を下坂場峠へ向かい、16:00上畦々から山道を10分登り、標高560mの下坂場峠に出て車道を下り16:35宮成に着いた。
 暗くなってきたので泊る所を思案していると地元の人が「大師堂に泊れるよ」と教えてくれた。4m四方のお堂で半分は吹き晒しだが屋根があるので泊れる。近くに商店は無いが酒屋が有った。自販機でお酒を買って帰り、ラーメンを作って酒を飲む。朝夕めっきり寒くなってきた。18:30就寝。

11月7日(木)雨/曇 久万高原町古岩屋/岩屋荘横東屋テント泊、18.5km、3,860円
宮成645→800稗田峠→4.4km/8:50久万町→1.5km/925大寶寺→6.5km/1315八丁坂→2.6km/1410岩屋寺(→逼割禅定)1520→3.5km/1730古岩屋荘
 6:00起床、6:45発。自販機で缶ミルクティーを買って温まる。車道から東へ向かう林道に入り、終点から30分登って鴇田峠を越え、下って舗装の林道へ出て並行する遍路道を歩いて、8:30に車道に変わり間も無く久万町に着いた。8:50酒屋で今夜のお酒\320を買う。
 郵便局の横を山へ向かい、かぶき門を過ぎ勅使橋を渡って、左の巨杉に囲まれた参道を上がり9:25に44番大寶寺参拝\310。本尊は十一面観世音菩薩。盛時には48坊を数える大寺だったという
 仁王門には100年に一度取り替えるという大草鞋が吊るされている。門をくぐって樹間の薄暗い参道を行くと右手に宿坊が有り、正面の急な石段を3階上がって銅板葺き屋根の本堂と大師堂が建つ。
 林道を山へ向かう。20分歩いてどうもおかしい、遍路道マークが見えない。間違ったようだ。引き返すと、林道に入って直ぐ左に山道の遍路道が有った。25分登って峠を越え、11:45に峠御堂トンネル横に出て、県道12を25分で「ふるさと村」を過ぎて八丁坂分岐に至り、遍路道に入って12:50に八丁坂口から急な山道を25分登って、緩やかに下る尾根道を50分で大岩峰横に出る。この岩場が大師の修行場「逼割禅定」で、ジグザグに三十六童子行場を下って14:10に中門に着き45番岩屋寺参拝\310。本尊は不動明王。ここは巨岩・巨石の修行道場で、山全体が本尊という。
 中門からは重文の大師堂、岩峰の下の小さな本堂、岩盤の窪みにある仙人堂跡の下には「独鈷の霊水」が湧く穴禅定が有り、石段を下って左に庫裏が建つ。参拝後納経所で鍵を借り(\300)逼割禅定へ向かう。木戸を開けてそそり立つ2枚岩の狭い隙間を鎖を頼りに登り、さらに急な鎖の岩場を登ると、狭い頂上にへばりついた低木に囲まれて石堂が祀ってある。読経後眼下の眺望を満喫する。遠く石鎚山も見えると言うが良く判らなかった。納経所に鍵を返し、線香\50を買う。
 266段の石段を下り、山門から県道12に出て紅葉の直瀬川沿いを古岩屋へ向かう。麓からは垂直にそそり立つ大岩峰が見える。40分下ってひときわ紅葉が美しい古岩屋渓谷に建つ国民宿舎「古岩屋荘」に着き、16:10温泉入浴\300(遍路割引)。ゆっくり湯に浸かり17:40に食堂で夕食(山菜天ぷら定食+鶏唐揚にビール)\2150。
 18:30宿横のトイレ付の大きな休憩所にテントを張る。自転車旅の同泊者有り。19:00就寝。

42番寺~別格8番寺

2014年02月09日 | '13年四国88ケ寺歩き遍路
11月4日(月)曇/晴 西予市宇和町/鳥坂峠口廃食堂軒先テント泊、22.8km、2,373円
三間700→2.8km/755仏木寺→950歯長峠→10.8km/1235明石寺→1345卯の町→9.2km/1730鳥坂口
 5:40食堂のライトが点いたので起床。饅頭と蜜柑を食べ、ミルクティー\120を飲んで7:00発。
 のどかな田園の県道31を55分で遍路休憩所横から石段を上がり42番仏木寺参拝\310。本尊は大日如来で家畜の守り仏として信仰が篤い。
 風格のある仁王門を潜ると右に茅葺きの鐘楼が有り、正面に本坊が有る。手前左の石段を上がると参道正面に本堂、左に大師堂が建つ。大師像には胎内に鎌倉末期「正和四年」の銘があって日本最古という。
 コスモスの道を歩いて県道から山道に入り、9:50に歯長峠を越えて下り、10:35に県道29に合流して肱川沿いを歩く。下瀬橋の手前から右へ田園の道を行き、樹間の参道を登って12:35に43番明石寺参拝\310。本尊は千手観世音菩薩。緑の樹木に囲まれた古刹で、1400年前の開基で修験道場であったが、源頼朝が経塚を建てて山号を源光山に変えている。
 奥行きのある境内で、石段を上がって右に本坊が有り、さらに石段を上がって風格のある仁王門をくぐり、もう一段上がって右に鐘楼、正面に唐破風屋根の本堂、右手奥に大師堂が建つ。堂宇は登録有形文化財に指定されている。
 ここから次の久万高原の44番寺までは道程85kmの札所間2番目の長さで、山間で険しい峠を越える最難所だ。無理をせずにゆっくり歩いて行こう。
 公園の様に整備された遍路道を下って13:20に卯の町に着き、中町の古い街並みを散策。白漆喰に出格子を設けた妻入りの商家やうだつを施した家が並ぶ。13:45にR56沿いのお好み焼き「菊水」で昼食(肉玉とビール)\900。
 靴をチェックすると右後ろのソールがすり減っている。やはり安物だ。買って1週間で減ってしまった。コメリでゴム板\148を買い、近くのコンビニで夕食材\475を買って大洲へ向かい、17:30鳥坂峠登り口の廃食堂の軒下でテントを張る。右靴ソールにゴム板を張って修理した後、弁当を食べて酒を飲み19:05就寝。

11月5日(火)晴 内子町/内子ビジターセンター裏軒下テント泊、24.2km、5,531円
鳥坂口700→3.1km/750鳥坂峠→900札掛大師堂→11.2km/1030大洲(観光)→4.5km/1340十夜ケ橋永徳寺→1545五十崎→8.5km/1630内子
 5:50起床。パンとミルクティー\120の朝食後7:00発。少し戻って西の集落に入り、7:25旧街道の番所跡から山道の遍路道を登る。25分で峠を越すと下界は雲海の中。山道を30分下って、舗装の林道を40分下ると札掛大師堂に着く。霧が薄れて大洲の街が見えてきた。
 R56を下り、R441に入って市街に向うと肱川河畔に臥龍山荘が見えてきて、10:30に「臥龍の湯」に着き足湯に浸かる。11:05大洲神社近くの「富永松栄堂」で名物の志ぐれ饅頭\231を買い、店内でお茶を頂き食べる。美味しい。
 ここも腰板張りの武家屋敷や白壁の土蔵が残り、蔵屋敷跡を整備したおはなはん通りや赤煉瓦館等の明治の街並みを散策した。12:00大洲城手前の手延べうどん「白石」でじゃこ天うどん\500の昼食を摂る。
 肱川橋を渡って商店街の旧道を行き、R56へ出て1:30歩いて13:40に別格8番十夜ケ橋大師堂参拝\310。本尊は弥勒菩薩。小さなお寺で、修業中の大師が宿を断られ、土橋の下で一夜を過ごされた故地である。現在は横のコンクリート橋の下に布団が掛けられた寝大師が祀ってある。橋で杖を突かない風習は、大師を起こさない為でここから始まったと言う。
 R56を上がり、五十崎から左の遍路道を下って、紅葉の運動公園を抜けて16:35に内子町の内子座に着いたが閉館していた。グル~と回ってビジターセンター裏を泊地と決めて荷物を置いて、八日市の街並みを散策。内子は明治期に製蝋で栄えた地で、大壁造りに白壁の旧家が軒を連ねた一帯は重要伝統的建造物保存区。
 18:00「吉長」で夕食(鯛さつま御膳とビール)\2090。飲み足らず居酒屋「八久茂」でかま焼他とお酒\2300で〆る。ビジターセンター裏に戻り、軒下にテントを張り20:10就寝。横の児童館にトイレがあった。

御荘~41番寺

2014年02月09日 | '13年四国88ケ寺歩き遍路
11月2日(土)曇/雨 津島町岩松/温泉「やすらぎの里」軒先テント泊、23.3km、3,860円
御荘710→10.3km/1000内海→3.5km/1110清水大師→1155茶堂→3.2km/1310畑地(R56)→6.3km/1430岩松
 6:10起床。ポツポツと小雨が降っている。パンとミルクティーの朝食後、合羽を着込み7:10発。 公園向いのコンビニにゴミを捨てに行くと、10数名のお遍路さんが集まっている。彼等も歩くようだ。次の41番まで49km。
 R56を宇和島へ向かう。海が霞んでいる。先ほどのお遍路さん達と後先になって歩く。9:45内海町柏から右の柏坂遍路道に入り、幅広の山道を登り1hで柳水、11:10に清水大師、平らな尾根道を10分で急に下り11:55茶堂、12:30に舗装道に出て40分で上畑地のR56に出る。
 津島町に入ると各地に神社の祭礼の旗が立っていて、太鼓や鐘のお囃子がして軽トラックに子供達が乗って回っていた。後ろからこの地方独特の赤鬼(ベコ)の山車も押されて来た。
 下畑地の14:30「手づけ一本」で昼食(カツ定食、生ビール)\1100。
 岩松の古い街並みを歩いて16:00に街外れの「やすらぎの里」に着き、「熱田の湯」に入浴\600。風呂客から御茶代\200のお接待を受ける。19時過ぎ食堂で夕食(天ぷら定食、出汁巻き卵とビール)\2030を摂り、休憩所で休む。21:15渡り廊下の軒下にテントを張り、21:45就寝。

11月3日(日)小雨 宇和島市三間町/道の駅「みま」軒下テント泊、22.4km、2,380円
岩松710→1.7km/815松尾峠→900庚申堂→3km/945祝森→7km/1230龍光院→9.7km/1605龍光寺→1km/1700三間
 6:10起床、7:10発。R56を30分で松尾トンネル手前から左の山道に入る。直ぐ上に遍路小屋が有り泊れる。8:15に松尾峠を越し、下って柿の木庚申堂に9:00に着く。R56に戻り宇和島市街に入り、9:45祝森の「かめいち」で玉子うどん\400の遅い朝食。
 宇和島は、ここのヨットマン徳田さんにいろいろ案内して貰った思い出多い街だ。道の駅近くの「徳田理髪店」に寄ったが休みだったので、電話してパラオの門田さんの伝言を伝えた。
 12:30宇和島駅近くの高台の別格6番龍光院参拝\320。本尊は十一面観世音菩薩で、かつては宇和島藩の祈願寺である。石段を上がった正面に本堂、左に大師堂が建つ。納経所で住職の奥さんと話しをして歩き遍路と判ると、お茶とお菓子のお接待を受けた上に御茶代\300も頂く。感謝合掌。
 JR予土線沿いの県道57を2.5h歩き、務田で三間の田園の道に入り、狭い参道から石段を上がって16:05に41番龍光寺参拝\320。本尊は十一面観世音菩薩。石の鳥居が迎えてくれる「三間のお稲荷さん」が本来の姿で、四国霊場総鎮守であった。
 長い石段を上がった最高所に旧本堂の稲荷神社が鎮座し、明治の神仏分離令で石段途中の左手に建てた新本堂に本地仏を祀ってある。大師堂は右に建つ。
 下って参道の和菓子屋で饅頭\200を買い、店内でお茶を頂き食べる。美味しい。麓におりて酒屋で酒とビール\430を買い、17:00に道の駅「みま」に着く。広い施設で食堂も有るが、時間が遅くて閉まっている。売店で夕食材\710を買う。18:00に食堂横のテーブルのある軒下にテントを張って、昨夜の生乾きの洗濯物を干してからテーブルで夕食(つみれ鍋)自炊。19:30就寝。

39番寺~40番寺

2014年02月08日 | '13年四国88ケ寺歩き遍路
10月30日(水)晴 土佐清水市伊豆田/ドライブイン横公園東屋テント泊、26.1km、2,120円
津呂630→20.4km/1230下の加江→5.7km/1440真念庵下(→1520真念庵)
 6:10起床。蜜柑を食べ、ジュースを飲んで納札を残して6:30発。県道と側道の遍路道を窪津、以布利、大岐と戻り、12:30下の加江のコンビニで昼・夕食材とお酒\1797とカセットガス\198を買って、外のベンチでカツ重弁当とビールの昼食を摂る。通りかかった人が「遍路の納経帳目当てに、讃岐ではコンビニで盗難が多い」と荷物の保管を注意してくれた。決願間近の納経帳がお金になるなど考えてもみなかった。ヤレヤレ。
 1:40歩いて14:40に「ドライブイン水車」に着く。公衆トイレ付属の休憩所に荷物を置き、1h歩いて真念庵参拝\5。最初の分岐で間違えて山に上がってしまい、時間が倍掛かってしまった。
 16:30そばの公園の東屋にテントを張り、早めの夕食(弁当と竹輪、スープにお酒)を自炊し18:10就寝。若者が遅く着きトイレ横の休憩所で泊った。

10月31日(木)晴 宿毛市松田川右岸/遍路小屋テント泊、26.7km、3,743円
伊豆田705→4km/840成山峠→3km/950上長谷→5km/1150西之谷→5.6km/1330山奈→3.5km/1510延光寺→6.1km/1715宿毛/松田川右岸
 5:45起床。夜露で濡れたテントを拭いて干してから畳み7:05発。トンネル手前から県道346を市野瀬川沿いに遡り、成山を過ぎて県道46に入り、長谷で古い「真念坊」の道標を見る。北へ舗装の林道を上がり、県道344の三差路で山道の遍路道に入り、樹間の緩い下り道を2hで西の谷の遍路小屋に出て休憩。
 高速道沿いを西へ向かいR56に入り13:30に山奈のスーパーで食材(鯵刺、散らし寿司、キビナゴフライとビール)\700を買い、近くの自転車置き場でテントを広げて乾かし、庇下の日陰に座って昼食を摂る。
 R56を45分歩き、平田を過ぎて山へ向かい15:10に39番延光寺参拝\310。本尊は行基の刻んだ薬師如来で大師の刻んだ日光・月光菩薩が脇待である。
 石段を上がって仁王門をくぐり、参道奥の左に小さな大師堂、右に本堂が建つ。本堂手前には大師所縁の「目洗い井戸」が有る。神亀元(724)年開基の亀に所縁のあるお寺で、竜宮城から帰ってきた梵鐘を背負った赤亀像も楽しい。寺宝は911年の銘が残る重文の銅の鐘だ。 
 遍路道を下り、R56へ出て1.5hで宿毛市街に入る。17:15松田川を渡った右岸の遍路小屋55号を今夜の泊地に決めてテントを張る。国道を越えて商店街の居酒屋「まるせん」で17:50夕食(鰹タタキ、リブ甘煮にビールと焼酎)\2350を摂る。酒屋で焼酎カップ\380を買って帰り、テント内でゆっくり寝酒を飲んで19:20就寝。

11月1日(金)晴 御荘市/南予レク公園奥外ステージテント泊、25.5km、2,516円
宿毛710→7.3km/930松尾峠→4.9km/1100一本松町→11.5km/1420観自在寺→1.8km/1600御荘公園
 6:20起床、7:10発。今日は40番まで27km。市街から北の山に入り、途中から70歳のお遍路さんと同行して、2m幅の旧宿毛街道を登って9:30県境の松尾峠に着く。茶屋跡と東屋、トイレが有る。
 「涅槃の道場」伊予へ3h下り、11:00に一本松町のコンビニで弁当他\546を買って昼食を摂る。遥か北の霊峰「篠山」を遥拝する。この時季の四国は果物の宝庫だが、伊予に入ると山は蜜柑農園が続く。
 県道299を上がり12:30大宮神社横のお遍路休憩所で休み、コンセントが有ったので携帯を充電させていただく。田園の道を下って、僧都川沿いを御荘へ向かう。
 御荘市街に入り14:20に40番観自在寺参拝\310。本尊は大師が霊木から刻んだ薬師如来。1番寺から最も遠いお寺で「四国霊場の裏関所」と呼ばれる名刹である。
 石段を上がって総欅造りの仁王門をくぐり、左手に十二支守本尊八体仏、さらに上がって正面に本堂が、手前右が大師堂で心経宝殿や宝聚殿が連なる。この地に行幸された平城・嵯峨両帝の信仰が篤く、この地方を御荘と呼び、町を平城と呼ぶようになったという。寺宝は大師の刻んだ舟形宝判だ。
 15:20スーパーA-MAXで夕・朝食材\1360を買って、隣接する南レク御荘公園へ行き、屋外ステージの屋根下を泊地と決めてベンチで休む。行き交う人が無くなった17:00に夕食(すき焼き&うどん、酒&焼酎)自炊。暗くなってテントを張り19:10就寝。


37番寺~38番寺

2014年02月08日 | '13年四国88ケ寺歩き遍路
37番札所
10月27日(日)晴 四万十市大方/道の駅「大方」テント泊、34km、2,147円
岩本寺700→20.6km/1210土佐佐賀→13.4km/1740大方
 5:40起床。寒い!霧が漂っている。シェラフを畳み、和菓子「松鶴堂」を過ぎて6:05に37番岩本寺参拝¥310。本堂では朝の勤行中だった。本尊は5仏で、かつて大師が建立した5社5ケ寺の本地仏を祀っている。
 仁王門をくぐって広い境内に入ると、山を正面に右手に円形の歓喜天堂、大師堂、鐘楼、本堂と並び、左には大きな方丈・客殿が建ち、宿坊も有る。この寺には大師の七不思議が伝わり、「三度栗」は今も境内に有る。自販機で缶コーヒー¥120を飲む。
 7:00に寺を発ちR56を南下。足摺岬の38番寺までは札所間最長の91kmだ。10:40行き擦りの車から蜜柑のお接待を受ける。感謝合掌。12:10土佐佐賀のコンビニでパンとミルクティー¥210の昼食。国道沿いの断崖上に有る西南大規模公園からは、土佐十景の一つ鹿島と太平洋が望める。
 17:40道の駅「ビオス大方」に着き、売店「ひなたや」で鰹タタキと豚キムチ丼、豚鍋食材とお酒\1507を買い、売店前のテーブルで夕食自炊。19:10広い軒下にテントを張り、19:40就寝。同泊は遍路の若い青年。
大方→以布利
10月28日(月) 土佐清水市以布利/漁港じんべえ広場テント泊、37km、520円
大方700→12.7km/1015四万十大橋→8km/真念庵下→5.7km/1435下の加江→10.6km/1750以布利
 6:00起床。パンと林檎にジュースの朝食後、テントを畳み7:00発。入野松原を抜け、県道42から広域農道で一山越して10:15に四万十大橋に着く。橋たもとの「産直市場」で棒寿司\200を買い、蜜柑のお接待を受ける。感謝合掌。かつては下流の下田に渡し船があった。
 橋を渡りR321 を川べりから山へ向かい、新伊豆田トンネルを抜けて13:05「真念庵」下の「ドライブイン水車」に着いたが店は閉まっていた。14:35に下の加江「ぽろぽろ」でたこ焼き¥200の昼食。海岸に出てR321を外れ、長い砂浜の大岐海岸を歩き、国道に戻って17:50暗くなって以布利漁港に着く。
 「じんべい広場」の2棟並びの広い東屋にテントを張り、ラーメンとソーゼージの夕食自炊。ここにはテーブル&椅子があり、広場の角にトイレがある。裏は大阪「海遊館」の魚保養施設だ。同泊は自転車遍路の同年齢の人。19:20就寝。
足摺岬→38番札所
10月29日(火)土佐清水市津呂/善根宿津呂遍路小屋泊、21.5km、3,575円
以布利730→15.7km/1135金剛福寺→1.5km/1320足摺テルメ→7.5km1630津呂
 6:10起床。クッキーと缶コーヒー¥120の朝食後、床を掃き、ゴミを拾って片付けて7:30発。海岸から林間の遍路道を上がり、車道を歩き間も無く県道27に合流して、8:45窪津の魚直売所「大漁屋」でよもぎ餅¥100を買い食べる。向いに食堂も有る。
 10:40津呂の手前で、須崎で同宿だったレミーさんと出会う。彼は、前泊の土佐清水からスカイラインを岬まで歩き、これから打ち戻りで下の加江から三原村を経由して39番へ向かうと言う。お互いに「Good Trip」と言葉を交わして別れる。
 津呂の遍路小屋を過ぎ、ビロウのトンネル道を抜け、足摺岬のジョン万次郎像を過ぎて11:35に38番金剛福寺参拝¥320。本尊は三面千手観世音菩薩。足摺岬は「補陀洛東の門」とされ、岬全体が境内と言う大寺で、中世には土佐最大の寺院として栄えたという。
 石段を上がった仁王門には嵯峨天皇の「補陀洛東の門」の額が掛かる。ビロウと椿に囲まれた広い境内には、奇岩に囲まれた池と堂宇が並ぶ。正面に趣のある本堂、右手前に多宝塔、池を回って左へ行けば諸堂と大師堂が有り、さらに奥には客殿・宿坊が建つ。
 岬には大師にまつわる足摺七不思議が伝わるが、土佐清水寄港のおりに遊歩道を散策したので今回はパス。12:45門前の「つばさ」で魚フライ定食とビールの昼食¥945。岬からスカイラインへ上がり、13:20ホテル「足摺テルメ」で入浴¥700。ゆっくり浸かり疲れを取る。ここから39番寺へは、打ち戻って三原村経由か、西海岸の大月町を経由するか思案したが、打ち戻る事にした。道程は53km。
 下って15:00に「地場産市場」で夕食用のラーメンと蜜柑にお酒¥945を買う。県道27を打ち戻って16:30に津呂の遍路小屋に泊る。外のテーブルで夕食自炊。布団にシェラフを入れて暖かくして18:30就寝。



31~36番札所、別格5番

2014年02月06日 | '13年四国88ケ寺歩き遍路
31~33番札所
10月22日(火)晴/雨  高知市長浜/雪蹊寺通夜堂泊、19.2km、4,629円
高知755→6km/920竹林寺→1140武市神社→8km/1335禅師峰寺→4km/1545種埼1610~1615長浜→1.2km/1635雪蹊寺
 6:30起床。朝食¥100後7:55発。鏡川沿いを東へ向かい、青柳橋を渡って五台山公園へ上がる。9:20に31番竹林寺参拝¥310。土佐の名刹である。本尊は重文の4待者を伴う文殊菩薩。
 石段を上がって右へ行けば大きな客殿・本坊。山門をくぐり、さらに石段を上がって正面石段の左手上に土佐唯一の五重塔、左に大師堂、右へ行けば文殊堂とも呼ばれる重文の入り母屋造りの本堂が建つ。
 下って客殿裏の竹林寺庭園を観賞(宝物館とセットで¥400)。夢窓国師作といわれる枯れ滝や三尊石組の池泉式庭園だ。引き続き宝物館で重文の仏像を観た。
 階段状の山道を下り、下田川沿いを東へ向かい県道247を南下する。梨園の点在する田園の左手の高台の武市半平太旧宅に11:40に着く。居住者があるので外から眺める。右手に上がると資料館とお墓が有った。県道沿いの梨の直売所で買おうとしたら、お婆ちゃんから大きな梨をお接待で頂く。感謝合掌。
 県道を外れ、石土トンネルから緑が丘団地へ下って、12:50石土池の三差路で待っておられた今井さんからコーヒーのお接待を受ける。ここで毎日午前中接待しておられると言う。感謝合掌。
 県道248を南下して県道14の交差点を渡って左の山へ向かう。山道を登って13:35に32番禅師峰寺参拝¥310。本尊は十一面観世音菩薩で海上安全を祈願する「舟魂観音」とも呼ばれる。
 仁王門の金剛力士像は重文で平安中期の定朝の作と伝わる。屏風岩が連なる長い石段を登ると、境内は荒々しい奇岩が横たわり、右から左へ本堂、大師堂、地蔵堂、阿弥陀堂が並ぶ。鐘楼後ろには「潮の干満岩」が有る。境内からは青々とした土佐湾が望める。納経所で蝋燭と納札¥250を買った。
 農業ハウスが連なる海岸沿いの県道14から県道278を浦戸湾へ向かい、14:50通りかかった車からお茶代¥300のお接待を受ける。感謝合掌。15:45に種埼に着き渡船を待つ。この渡し船は航路だが県道なので無料だ。南の浦戸大橋を渡れば月の名所「桂浜」だが、高知に寄港した時に竜馬祭りで十分堪能したのでパス。
 渡船は16:10発、浦戸湾を5分で16:15に長浜着。漁師街を20分歩いて16:35に33番雪蹊寺参拝¥310。本尊は運慶作の薬師如来で重文だ。鎌倉仏像の宝庫で湛慶作の毘沙門天立像も収蔵している。臨済宗寺院で、戦国の勇「長宗我部元親」の菩提寺として法号を寺名としている。
 境内に入ると、左に通夜堂で正面に本堂、右に大師堂が有る。納経所で無料の通夜堂に泊まる手続きをする。同宿は千葉の青年。17:30近くのお好み焼き「はま笑」で夕食(鶏炒め、肉玉そばにビール)¥2280。スーパーで朝食材と飲物¥539を買って帰る。20:00就寝。
34~35番札所
10月23日(水)雨 土佐市宇佐/竜の浜東屋テント泊、30.5km、2,680円
雪蹊寺715→7.2km/855種間寺→9.5km/1245清瀧寺→1650宇佐→13.8km/1830竜の浜
 6:10起床。雨だ。梨とパンを食べ、ヨーグルトと紅茶を飲んで7:15発。
 新川川沿いを西へ歩き、田園の道から県道279へ出て1:40で8:55に34番種間寺参拝¥320。本尊は百済の仏師が刻んだという重文の薬師如来。山門は無く、寺名を刻んだ石柱から本坊脇を奥へ向かい、右に大師堂で参道正面が本堂、左に子安観音堂が有る。観音堂には安産=通りを良くするという意味の底を抜いた柄杓が多数奉納されている。
 県道279を1.5h歩いてR56へ合流し、仁淀川大橋を渡って右岸を辿り土佐市街に入る。商店街の外れから北上し、田園を抜けて山に入り、急な八丁坂を登って12:45に35番清滝寺参拝¥310。本尊は厄除薬師如来。石段を上がって仁王門をくぐり、さらに石段を上がって駐車場を過ぎ、正面に本堂と左に大師堂が建つ。本堂の前には高さ15mの厄除薬師如来像が立つ。
 土佐市街に戻り、県道39を南下して塚地坂公園の遍路小屋で一休み。ここから右へ遍路道が有るが、今日は雨なので無理せず塚地坂トンネルを通り、一気に下って宇佐の街に入る。
 16:50宇佐大橋手前の「新漁丸」で夕食(鮪頬肉唐揚げ、刺身定食に焼酎)¥2050を摂る。ボリュームがあり安くて旨い。ジョン万次郎は、この店の祖先の船でこの地から出帆して難破したと言う。
 大橋を渡り、右下の井尻公園をチェックしたが東屋が小さく風雨を凌げないので諦め、36番寺入口の竜の浜に18:30に着く。ここの東屋は大きいので何とかなるだろう。早速テントを張る。夜、台風の接近で風雨が強まる。22:30就寝。
36番札所
10月24日(木)曇/雨 須崎市多の郷/一福旅館泊、23.3km、9,224円
竜の浜720→1km/740青龍寺→13km/1235横浪→1400仏坂→9.3km/1530須崎
 6:15起床。降り込んだ雨で濡れたテントを拭いて干してから畳み7:20発。八十八札所の本尊仏が並ぶ舗装道を20分で36番青龍寺参拝¥310。本尊は、唐から帰朝する大師を嵐の荒波を切って難を救った波切不動明王。
 かつては土佐7大寺の一つで堂宇が連なる。石段を上がって仁王門、さらに急な石段を上がって本堂と大師堂が並ぶ。手前には唐の恩師の恵果堂や墓所がある。三重塔の朱色が鮮やかだ。 
 次の37番まで51km。宇佐に戻り、県道23を浦内湾に沿って須崎へ向かう。街外れのバス駅近くに遍路小屋が有った。雨が降り出した。12:35横浪集落から山間の県道314を歩き、14:00仏坂を越えて須崎に下り、JR多の郷駅を過ぎて、目に付いた「一福旅館」¥4200に泊る。同宿はお遍路の60代男性とフランス人のレミーさん。
 17:00近くのスーパーでお酒や朝食材¥1314を買う。18:20「海貴」で夕食(長太郎焼、海鮮サラダ、雑炊に焼酎)¥3400。TVを見て23:00就寝。
須崎台風待機
10月25日(金)雨(台風) 須崎市多の郷/ 一福旅館泊、支出5,760円
 6:30起床。外は雨。TVの天気予報で台風のチェックをして、今日最接近するらしいので様子を見る事にした。7:30にパンと林檎にミルクティーの朝食。9:00雨が強くなったので連泊決定。同宿2人は出発した。
 TVを見てゴロゴロと過ごして疲れを取る。17:30スーパーで弁当や食材¥1560を買い出しして、18時過ぎ夕食(海老フライ、鶏つみれ鍋、巻寿司にビール)。22:30就寝。
別格5番寺
10月26日(土)晴 四万十町窪川/岩本寺門前の遍路の駅軒下泊、32.2km、4,576円
須崎650→2.6km/730大善寺→935焼坂峠→10km/1055久礼→1355七子峠→19.6km/1720窪川
 6:00起床。パンとジュースの朝食後6:50発。市役所を過ぎて須崎の街に入り7:30に別格5番大善寺参拝¥310。本尊は弘法大師。小高い山に建つお寺で急な石段を登って参拝する。
 R56に出て歩き、安和で山に向かい9:35焼坂峠を越してR56に戻り、10:55に久礼に着く。ここも思い出深い寄港地だ。右靴の前側のソールが大きく剥がれてきた。今まで何度か靴のソールを修理してきたが、もう限界だろう。コメリで安いズック¥980を買い、LOWAの靴を捨てる。
 R56を外れて県道41に入り「そえみみず遍路道」へ向かう。11:40道傍の家から声が掛かり、お婆さんから缶茶、蜜柑と手縫いの巾着(5円玉が入っていた)のお接待を受ける。感謝合掌。
 高知自動車道手前から左の山道の遍路道を登って下り、2hで七子峠でR56に戻り、13:55に「豚太郎」で味噌ラーメン¥580の昼食。緩い下り坂を3hで道の駅「あぐり窪川」に着き休憩。今日からネンリンピック(高齢者スポーツの全国大会)があるので、バスが着いてジャージ姿の人々が見える。
 根元原からR56を右に外れ、呼坂を下って17:20に窪川に着き、まずは岩本寺まで行って泊地を捜す。門前の「遍路の駅」に長い戸板台があったので、荷物を置いて街の入口に戻り、18:00焼肉「満洲」でカルビとホルモンに生ビールを飲み、ご飯を食べて満足の夕食¥2210。旨くて安い。
 ここは標高数百mだが寒い。門前に戻り、戸板台の上にテントを敷いて中にシェラフを入れて19:40就寝。


27番札所→安芸→28~30番札所→高知

2014年02月06日 | '13年四国88ケ寺歩き遍路
27番札所
10月18日(金)晴・曇/雨 安田町/民宿「浜吉屋」泊、25.2km、8,430円
吉良川650→935中山峠→13.8km/1135奈半利→7.4km/1400安田(→2km/1515神峰寺参拝)
 6:00起床。林檎を食べて6:50発。吉良川の街外れから山道に入り、9:35中山峠を越えて下り、海沿いのR55を歩いて11:35に奈半利に着く。ここも寄港した地だ。駅前のスーパーで弁当と食材¥800を買って昼食を摂る。
 安田町に入り27番寺の分岐で昨日追い抜かれたお遍路さんと会い、近くに民宿が有ると聞いて付いて行き、14:00民宿「浜吉屋」(1泊2食¥6500)に泊る。
 荷物を預けて身軽になって山に向かう。田園から山に入り、車道と山道の混在する遍路道を40分登って15:15に27番神峰寺参拝¥310。本尊は十一面観世音菩薩。元は天照大神を主祭神とした神社で、後に行基菩薩の刻んだ十一面観世音菩薩を合祀した霊場だった。「土佐の関所」と呼ばれる標高450mの山頂近くのお寺で、眼下に安田の街を見下ろす。
 趣のある仁王門を入り、正面には長い石段と脇の美しく刈り込んだ樹木と白岩の日本庭園が有る。上り口の右に岩から沁み出す「神峰の水」が流れている。石段を上がり、左にさらに石段を上がって本堂が建ち、右には大師堂が建つ。経堂前の「みちびき大師像」は足を踏み出した形が珍しい。大師堂手前の不動明王は紅蓮の炎の後背を背負っている。
 17:00に宿に戻る。早速風呂に入り、洗濯機を借りて洗濯¥100。18:00に夕食を頂く(ビール¥600)。隣室になった北海道のFKさんと話をする。彼は2度目で宿泊り遍路だと言う。TVを見て20:00就寝。
安芸
10月19日(土)雨 芸西村西分/善根宿「萩森」泊、28.5km、2,582円
安田740→13.5km/1045安芸(→2km野良時計)1230→11km/1640西分
 5:55起床、外は雨。7:00に朝食を摂り、合羽を着込み7:40発。次の28番まで38kmの道程。
 R55を13.5km歩き10:45に安芸駅に着き、荷物をベンチに置いて安芸観光する。無料のレンタサイクルが有るが、雨の日は貸出し出来ないと言われ、田園の道を30分歩いて野良時計に着く。時計は動いていない。さらに「土居廊中」と呼ばれる武家屋敷街を散策。
 12:00に駅に戻り、駅横の「ちばさん市場」でおらんく饅頭、山桃ワインとシイラ南蛮漬け¥775を買い、ベンチで南蛮漬けとワインで昼食。おらんく饅頭の薄皮がしっとりとして旨い。
 R55や琴浜沿いの自転車道を歩き、15:00和食の遍路小屋で西分に善根宿が有ると教えられて、一緒に休んだ茨城の青年と向かう。16:40西分駅に着いて電話して、出迎えてくれた萩森さんに付いて行き善根宿「萩森」に泊る。鉄道高架下にプレハブ4棟が有り、外にはベンチが置いて有る。トイレは駅だ。
 17:30国道へ出てコンビニで弁当、竹輪、ビールとウイスキー¥1587を買って戻り、宿で夕食を摂る。青年は遍路は2度目だが、前回は徳島しか回っていないと言う。寝酒を飲んで、布団にシェラフを入れて19:30就寝。
赤岡絵金蔵→28番札所
10月20日(日)雨・曇 高知市西山/善根宿「西山墓園」泊、18.8km、2,727円
西分720→7km/1000赤岡「絵金蔵」→5km/1220香南→1.8km/1340大日寺→5km/1535西山
 6:00起床。林檎を食べて7:20発。8:50道の駅「やす」の「やすらぎ市」で生シラス¥220を買ってポン酢で食べる。さらにR55を45分歩いて赤岡の街に入り10:00に「絵金蔵」¥500に着く。江戸時代の町絵師「絵金」の歌舞伎看板絵は鮮烈な色彩と妖艶な図柄で、薄暗い明りの中に浮かぶ屏風絵はドキッとするほど刺激的だ。
 12:20香南市役所近くのスーパーで弁当やジュース¥597を買って昼食。県道22を行き、急な坂を上がって13:40に28番大日寺参拝¥310。本尊は行基作の大日如来座像で重文だ。脇仏の聖観音像も重文で智証大師作と伝わる。
 石段を上がって山門をくぐり、さらに上がると正面に本堂と左に大師堂が有る。かつては土佐藩の祈願所として伽藍を誇ったらしい。納経所にはコーヒーやお茶のお接待があった。
 西に向かい、物部川を渡ってニラや生姜の畑作地を抜けて5kmで15:35に善根宿「西山墓園」に着く。少し早いが、この先に適地が有るか判らないので泊る事にして、連絡先の西岡さんへ電話して承諾を得る。12㎡程のプレハブにテーブルが置いてあり2畳敷きで布団もある。使用料¥300。
 田園地帯で食堂など見掛けなかったので、歩き回ってみたら交差点の近くに芋天の売店が有ったので、お願いして夕食を作って貰う事にした。16:30に「芋天屋」で夕食(カレーライス、おでん、芋天ぷらと2缶ビール)¥1000を摂る。お土産に蜜柑を頂いて17:10に戻り、布団にシェラフを入れて19:00就寝。
29~30番札所→高知城
10月21日(月)晴 高知市街/高知ビジネスH泊、15.3km、8,021円
西山645→4km/740国分寺→7km/1000善楽寺→1030土佐神社→4.3km/1430高知駅(→1600高知城)
 田園の車道を西に向かい、R195とJRを越えて県道45を北上し、国分橋を渡って左折して7:40に29番国分寺を参拝¥310。本尊は千手観世音菩薩。土佐日記の紀貫之が国主として4年間滞在した地である。
 土佐藩主の寄贈した大きな仁王門をくぐると、木立に囲まれた広い境内の参道正面に柿葺き屋根が珍しい重文の本堂、左に大師堂が建ち、その向かいに酒断地蔵尊が有る。創建当時の梵鐘や平安・鎌倉時代の2体の薬師如来像も重文だ。右手の中門の奥に納経所が有る。
 国分川沿いを西へ向かい、山あいへ入って遍路小屋5号を過ぎて県道384を下り、10:00に30番善楽寺参拝¥310。本尊は阿弥陀如来。ここは土佐最古の寺で、隣接する土佐一宮の別当寺として神仏習合の寺院であった。
 入口の子安地蔵堂には赤前掛けの可愛い地蔵絵馬が多数奉納されている。正面に大師堂、右に本堂が建つ。奥の梅見地蔵は首から上の病に御利益があるという。
 10:30隣接する巨木に囲まれた土佐一宮「土佐神社」を参拝¥5。広い境内を散策した。県道384を高知市街へ向かい、11:00スーパーで靴下3足組¥700を買う。12:00「ヤポンスキー」でステーキ定食¥1101の昼食後、靴屋に寄って良さそうな山靴を捜しながら高知駅に向かう。14:30高知駅に着き、旅行案内所の無料のPCでホテルを検索して予約した。
 16:00に高知城に着き、追手門から登城し天守閣¥320に上がる。下城して「ひろめ市場」を過ぎ、帯屋町商店街を抜けて唐人町へ向かい17:00高知ビジネスホテルにチェックイン¥4000。
 入浴洗濯後、掘詰へ向かい19:00「小西湖」で晩酌(どろめ、鰹塩焼、天盛にビール)¥2950。土佐電沿いの「葉牡丹」で串揚げに土佐巻寿司とお酒¥1480で〆る。21:00過ぎに宿に戻りTVを見て23:00就寝。


27番寺~安芸

2014年02月06日 | '13年四国88ケ寺歩き遍路
10月18日(金)晴・曇/雨 安田町/民宿「浜吉屋」泊、25.2km、8,430円
吉良川650→935中山峠→13.8km/1135奈半利→7.4km/1400安田(→2km/1515神峰寺参拝)
 6:00起床。林檎を食べて6:50発。吉良川の街外れから山道に入り、9:35中山峠を越えて下り、海沿いのR55を歩いて11:35に奈半利に着く。ここも寄港した地だ。駅前のスーパーで弁当と食材\800を買って昼食を摂る。
 安田町に入り27番寺の分岐で昨日追い抜かれたお遍路さんと会い、近くに民宿が有ると聞いて付いて行き、14:00民宿「浜吉屋」(1泊2食\6500)に泊る。
 荷物を預けて身軽になって山に向かう。田園から山に入り、車道と山道の混在する遍路道を40分登って15:15に27番神峰寺参拝\310。本尊は十一面観世音菩薩。元は天照大神を主祭神とした神社で、後に行基菩薩の刻んだ十一面観世音菩薩を合祀した霊場だった。「土佐の関所」と呼ばれる標高450mの山頂近くのお寺で、眼下に安田の街を見下ろす。
 趣のある仁王門を入り、正面には長い石段と脇の美しく刈り込んだ樹木と白岩の日本庭園が有る。上り口の右に岩から沁み出す「神峰の水」が流れている。石段を上がり、左にさらに石段を上がって本堂が建ち、右には大師堂が建つ。経堂前の「みちびき大師像」は足を踏み出した形が珍しい。大師堂手前の不動明王は紅蓮の炎の後背を背負っている。
 17:00に宿に戻る。早速風呂に入り、洗濯機を借りて洗濯\100。18:00に夕食を頂く(ビール\600)。隣室になった北海道のFKさんと話をする。彼は2度目で宿泊り遍路だと言う。TVを見て20:00就寝。

10月19日(土)雨 芸西村西分/善根宿「萩森」泊、28.5km、2,582円
安田740→13.5km/1045安芸(→2km野良時計)1230→11km/1640西分
 5:55起床、外は雨。7:00に朝食を摂り、合羽を着込み7:40発。次の28番まで38kmの道程。
 R55を13.5km歩き10:45に安芸駅に着き、荷物をベンチに置いて安芸観光する。無料のレンタサイクルが有るが、雨の日は貸出し出来ないと言われ、田園の道を30分歩いて野良時計に着く。時計は動いていない。さらに「土居廊中」と呼ばれる武家屋敷街を散策。
 12:00に駅に戻り、駅横の「ちばさん市場」でおらんく饅頭、山桃ワインとシイラ南蛮漬け\775を買い、ベンチで南蛮漬けとワインで昼食。おらんく饅頭の薄皮がしっとりとして旨い。
 R55や琴浜沿いの自転車道を歩き、15:00和食の遍路小屋で西分に善根宿が有ると教えられて、一緒に休んだ茨城の青年と向かう。16:40西分駅に着いて電話して、出迎えてくれた萩森さんに付いて行き善根宿「萩森」に泊る。鉄道高架下にプレハブ4棟が有り、外にはベンチが置いて有る。トイレは駅だ。
 17:30国道へ出てコンビニで弁当、竹輪、ビールとウイスキー\1587を買って戻り、宿で夕食を摂る。青年は遍路は2度目だが、前回は徳島しか回っていないと言う。寝酒を飲んで、布団にシェラフを入れて19:30就寝。

22番寺~26番寺

2014年02月03日 | '13年四国88ケ寺歩き遍路
22番札所
10月13日(日)晴 美波町日和佐/道の駅「ひわさ」軒下テント泊、34.1km、3,460円
那賀町700→5.3km/850平等寺→3.1km/1030月夜御水庵→10.6km/1335由岐駅→13.4km/1720日和佐八幡神社→1.6km/1750日和佐
 6:00起床。蜜柑を食べて缶コーヒー¥120を飲み7:00発。少し道を戻って右の遍路道に入り、間も無く川沿いの山道を登り、林間の大根峠を越えて田園に下り、桑野川沿いを東に向かい8:50に22番平等寺を参拝¥310。本尊は薬師如来。
 仁王門を過ぎ左手に大師堂が建ち、正面石段は男厄除坂で上には本堂が建つ。左側の石段は女厄除坂で不動堂がある。石段にはお賽銭が置かれていた。石段手前の左手に霊水の「白水の井戸」が有る。
 次の23番まで27km。川を渡った集落では三社祭りの祭礼が行われていた。商店でパンやクッキー他¥305を買い、酒屋で酒カップを買おうとしたら、「お接待するので無料で良い」と言われる。感謝合掌。 
 田園の県道284を50分で10:30に月夜御水庵に着く。尾根を越えてR55に出て、右へ坂道を上がって行く。11:40福井トンネル手前の遍路小屋で御夫妻が待っておられ、和菓子と缶ジュースのお接待を受ける。御夫妻はバス遍路で2度回っておられ、時々こうしてお接待しておられるとの事だった。感謝合掌。
 トンネルを過ぎて右の県道25に入り、由岐坂峠を越えて13:35に由岐駅に着く。駅舎を見学し、海岸の部落道を歩き、田井の浜の遍路小屋で休憩。海沿いの県道25を3h歩いて、海亀で有名な日和佐の大浜海岸に着く。今日は八幡宮の大祭で、海に巡行した太鼓台が何基も引き回されて、太鼓の競演で大賑わいだった。しばし見学後八幡宮を参拝\5。
 街中を抜けR55沿いの薬王寺温泉に17:50入浴¥500。食堂で串揚げと生姜焼き定食にビール¥1950の夕食。向いの道の駅「ひわさ」の売店の軒下にテントを張り19:40就寝。
23番札所→土佐別格4番→24番札所
10月14日(月)晴 阿波市海南町/海南駅交流館軒下テント泊、26.4km、4,862円
(薬王寺参拝)日和佐750→15km/1220牟岐駅→4.7km/19km/1440鯖大師→6.7km/1700海南駅
 6:00起床。テントを畳み、荷物を置いて23番寺に向かい、狭く急な石段を登り6:45に23番薬王寺参拝¥315。本尊は大師手彫りの厄除薬師如来で、天皇の厄除け祈願所であった。
 仁王門から女厄坂33段と男厄坂42段を上がると本堂で、左に大師堂。右手の男女厄坂(還暦の厄坂)61段を上がると高さ29mの朱色の優美な瑜祇塔が建つ。地下は戒壇めぐりが出来て、2階からは海が望める。
 7:20道の駅に戻り、向いのコンビニでパンとミルクティーの朝食¥253後、7:50発。これから室戸岬の24番寺まで75kmの長駆だ。R55を15km歩き、12:20に牟岐駅前の「牟岐ポルト」で刺身・助六とビール、林檎他¥1136を買い、ベンチで昼食を摂る。1:30歩いて右下の別格4番鯖大師本坊を14:40に参拝¥310。本尊は弘法大師。大師と鯖にまつわる伝説が残るお寺で、鯖を3年断つて祈願すると叶うと言う。ここには宿坊が有り温泉が湧く。
 さらにR55を歩いて17:00に海南駅に着く。駅待合所を兼ねた「交流館」に荷物を置き、駅前の「かつらぎ」で焼魚と出汁巻き定食にビール¥2750の夕食。18:00交流館に戻り椅子で休む。21:00に閉館で、電車も無くなるので軒下にテントを張り22:00就寝。
10月15日(火)曇/雨(台風接近) 海陽町宍喰/道の駅「宍喰温泉」テント泊、7.8km、4,110円
海南745→7.8km/950宍喰
 6:00起床。林檎を食べて7:45発。R55を1.6kmで海部駅前に遍路小屋が有る。9:50道の駅「宍喰温泉」に着き、施設内のベンチで休む。台風26号の雨が降り出し、風も強くなってきた。
 11:05施設内の食堂「アリタリア」で日替り定¥500の昼食。11:45隣接するホテル・リビエラで温泉入浴¥600。ホテル2階の休憩所で横になって休憩し、2度入浴した。17:20レストラン「ベガ」で刺身定食と鶏唐揚げに焼酎¥3010の夕食。
 20:10道の駅内ベンチで仮眠休憩。23:00警備員が閉めると言ってきたので、外の「すぎのこ市場」の北側軒下にテントを張り23:30就寝。
R55南下
10月16日(水)曇/晴 海陽町宍喰/椎名旅の宿泊、32.5km、1,166円
宍喰710→23km/1350佐喜浜→9.5km/1700椎名
 6:00起床。昨夜の風雨は強かったが、南寄りの風でテントは濡れなかった。林檎とミルクティー¥120の朝食後7:10発。台風の風が残って曇っているが、西の空は明るい。
 R55を3km歩いて県境のみとこトンネルを越えて「修行の道場」高知に入る。右手に奥深い甲の浦漁港が見える。さらに行くと左に3年前に寄港した甲の浦港だ。白いホテルの建つ白浜海岸には大きな展望施設が出来ていた。
 13:55佐喜浜のスーパーで弁当と食材¥1056を買い、外のベンチで鶏ソテーと稲荷寿司の昼食を摂る。室戸岬手前でメインセールが裂けて、この漁港に寄港したのも懐かしい思い出だ。
 17:00に椎名に着き、善根宿「旅の宿」に荷物を置き休んでいると、村人が御宮の秋祭りの奉納踊りが有ると教えてくれた。17:30過ぎにTVの撮影クルーも来て、18:00に集落内の八王子宮へ行き、刀踊りを観る。餅や菓子なども振舞われた。2部構成だったが、寒くなり途中で帰る。20:00に置いてある毛布をシェラフの上に掛けて暖かく寝る。
室戸御厨人窟→24~26番札所
10月17日(木)晴 室戸市吉良川/街並駐車場東屋テント泊、30.2km、5,345円
椎名645→8.3km/845御厨人洞→2.6km/945最御崎寺→7km/1200津照寺→5km/1420金剛頂寺→7.3km/1640吉良川
 6:00起床。納札を置いて6:45発。朝から強風で、海は荒波だ。
R55を南下して大きな修業大師像を過ぎて8:45御厨人窟に着く。この地で大師が修行中に明けの明星が口に入って、以後「空海」と名乗るようになったと言う。神明窟は閉鎖中。
 乱礁遊歩道と岬の中岡慎太郎像は室戸岬漁港寄港時に見て回ったので今回はパス。東寺登り口から山道を登ると、大師の霊蹟が続く。直ぐに一夜建立の岩屋で、次にねじり岩を過ぎ9:45に24番、東寺とも呼ばれる最御崎寺参拝¥310。本尊は虚空蔵菩薩。
 四国各地には大師伝説が多いが、著書「三教指帰」では阿波の太龍嶽と土州の室戸埼で虚空蔵求聞持法を修したと記されている。仁王門を入って左手に風格のある大師堂が建ち、前には金属音のする鐘石が置いてある。正面に風格のある本堂で、右に多宝塔が建つ。少し下った建物が宿坊だ。寺宝は重文の如意輪観音像他2体の仏像である。やはり南国なので熱帯性の植物が茂っている。
 九十九折りの車道を下り、R55沿いの旧道を歩く。台風常襲地らしく河原石を積み上げた石垣塀が珍しい。室戸岬漁港を過ぎ女性2人組と男性のお遍路さんに追い抜かれる際に話を交わす。室津の街に着き12:00に25番津照寺参拝¥310。本尊は「楫取地蔵」と呼ばれる地蔵菩薩で、海の守り仏だ。
 お寺は室津港を見下ろす山に有り、海上からの目当山である。山門をくぐって125段の石段を上がって本堂が有り、途中に朱塗りの鐘楼門が有る。手前右に大師堂が建つ。
 12:50室津のスーパーで弁当他¥515を買い、入口のベンチでたら棒寿司とビールの昼食を摂る。R55を40分歩いて国道を外れて九十九折りの坂道を登り、駐車場から長い階段を上がると14:20に西寺とも呼ばれる26番金剛頂寺を参拝¥310。本尊は大師が一刀三礼して刻み、自から本堂に安置したと伝わる重文の薬師如来。
 大寺で鬱蒼とした森に囲まれた広い境内に堂宇が点在し、仁王門の正面に大きな本堂が建ち、横の霊宝殿には重文の菩薩像、真言八祖像や金剛旅壇具等が収蔵されている。大師堂は左手に建つ。宿坊も有る。
 次の27番まで33km。車道を一旦上がり、間も無く下ってR55に出て15:30に道の駅「キラメッセ室戸」に着き、売店を見回ってからビジターセンターで休む。ここは鯨が売り物らしく大きなモニュメントが有る。
 R55を45分歩いて旧道に入り、16:40吉良川街並駐車場に着く。この町は明治から昭和にかけて木炭生産と廻船業で栄えた町で、明治の古い街並みが残っている。荷物をトイレ横の東屋に置いて旧土佐街道を散策すると、漆喰壁に水切り瓦を用いた切妻造りの屋敷が並んでいる。
 17:10に居酒屋「海仙」で鰹たたき、焼鳥にビールと酒¥2700の晩酌。18:05旧街道沿いの焼鳥「末広」でセセリと半炒飯¥950で〆る。19:00東屋にテントを張り19:40就寝。

22番寺~23番寺

2014年02月03日 | '13年四国88ケ寺歩き遍路
10月13日(日)晴 美波町日和佐/道の駅「ひわさ」軒下テント泊、34.1km、3,460円
那賀町700→5.3km/850平等寺→3.1km/1030月夜御水庵→10.6km/1335由岐駅→13.4km/1720日和佐八幡神社→1.6km/1750日和佐
 6:00起床。蜜柑を食べて缶コーヒー\120を飲み7:00発。少し道を戻って右の遍路道に入り、間も無く川沿いの山道を登り、林間の大根峠を越えて田園に下り、桑野川沿いを東に向かい8:50に22番平等寺を参拝\310。本尊は薬師如来。
 仁王門を過ぎ左手に大師堂が建ち、正面石段は男厄除坂で上には本堂が建つ。左側の石段は女厄除坂で不動堂がある。石段にはお賽銭が置かれていた。石段手前の左手に霊水の「白水の井戸」が有る。
 次の23番まで27km。川を渡った集落では三社祭りの祭礼が行われていた。商店でパンやクッキー他\305を買い、酒屋で酒カップを買おうとしたら、「お接待するので無料で良い」と言われる。感謝合掌。 
 田園の県道284を50分で10:30に月夜御水庵に着く。尾根を越えてR55に出て、右へ坂道を上がって行く。11:40福井トンネル手前の遍路小屋で御夫妻が待っておられ、和菓子と缶ジュースのお接待を受ける。御夫妻はバス遍路で2度回っておられ、時々こうしてお接待しておられるとの事だった。感謝合掌。
 トンネルを過ぎて右の県道25に入り、由岐坂峠を越えて13:35に由岐駅に着く。駅舎を見学し、海岸の道を歩き、田井の浜の遍路小屋で休憩。海沿いの県道25を3h歩いて、海亀で有名な日和佐の大浜海岸に着く。今日は八幡宮の大祭で、海に巡行した太鼓台が何基も引き回されて、太鼓の競演で大賑わいだった。しばし見学後八幡宮を参拝\5。
 街中を抜けR55沿いの薬王寺温泉に17:50入浴\500。食堂で串揚げと生姜焼き定食にビール\1950の夕食。向いの道の駅「ひわさ」の売店の軒下にテントを張り19:40就寝。

10月14日(月)晴 阿波市海南町/海南駅交流館軒下テント泊、26.4km、4,862円
(薬王寺参拝)日和佐750→15km/1220牟岐駅→4.7km/19km/1440鯖大師→6.7km/1700海南駅
 6:00起床。テントを畳み、荷物を置いて23番寺に向かい、狭く急な石段を登り6:45に23番薬王寺参拝\315。本尊は大師手彫りの厄除薬師如来で、天皇の厄除け祈願所であった。
 仁王門から女厄坂33段と男厄坂42段を上がると本堂で、左に大師堂。右手の男女厄坂(還暦の厄坂)61段を上がると高さ29mの朱色の優美な瑜祇塔が建つ。地下は戒壇めぐりが出来て、2階からは海が望める。
 7:20道の駅に戻り、向いのコンビニでパンとミルクティーの朝食\253後、7:50発。これから室戸岬の24番寺まで75kmの長駆だ。
 R55を15km歩き、12:20に牟岐駅前の「牟岐ポルト」で刺身・助六とビール、林檎他\1136を買い、ベンチで昼食を摂る。1:30歩いて右下の別格4番鯖大師本坊を14:40に参拝\310。本尊は弘法大師。
 大師と鯖にまつわる伝説が残るお寺で、鯖を3年断つて祈願すると叶うと言う。ここには宿坊が有り温泉が湧く。
 さらにR55を歩いて17:00に海南駅に着く。駅待合所を兼ねた「交流館」に荷物を置き、駅前の「かつらぎ」で焼魚と出汁巻き定食にビール\2750の夕食。18:00交流館に戻り椅子で休む。21:00に閉館で、電車も無くなるので軒下にテントを張り22:00就寝。

17~21番札所

2014年02月03日 | '13年四国88ケ寺歩き遍路
17~18番札所
10月11日(金)晴/曇 立江町/ふるさとセンター公園テント泊、24.1km、4,851円
観音寺町740→1.9km/810井戸寺→5.3km/1110阿波踊り会館→12.8km/1530恩山寺→4km/1720御寶言泉→0.1km/1940ふるさとセンター
 6:30起床。部屋掃除して7:20発。横のコンビニで朝食材¥317を買い、不要の荷物を宅急便¥740で自宅に送り返す。
 R192から府中駅前で左折北上し、住宅街の県道29を30分で8:10に17番井戸寺参拝¥310。本尊は聖徳太子作と伝わる薬師仏を挟んで左右に3体ずつの七仏薬師如来。
 朱塗りの大きな仁王門は、阿波藩主から寄進された徳島城の大谷御殿門である。参道正面に大きな本堂、右に大師堂が建つ。大師堂に並ぶ日限大師堂に寺名の由来の「面影の井戸」が有る。
 東行して県道30を歩いて中鮎喰橋を渡り、JR蔵本駅を過ぎてR192に出て、佐古から眉山麓沿いの旧道を歩いて2:25で11:10にロープウェイ駅前の大きな遍路休憩所で一休み。県道136を南下し、園瀬川の法花橋を渡って12:45「やたて」で徳島ラーメン¥500の昼食。さらに南下して地蔵橋近くのスーパーで果物他¥264を買う。
 R55へ出て勝浦橋を渡り、小松島警察署を過ぎて県道136へ入って住宅地を抜け、間も無く右の遍路道に入って山へ向かう。舗装道を登ると15:30に18番恩山寺を参拝¥310。本尊は薬師如来。
 石段を上がると左手に大師堂、さらに正面参道の石段を上がると本堂が建つ。ここは女人禁制の道場だったが、大師に会いに来た母の玉寄御前の為に7日間滝に打たれて、女人解禁の秘法を修めて対面したと伝わる。母はこの地で髪を切って出家し、大師堂の上に御母公堂が有る。
 道を戻り、山あいの遍路道を下って県道136に出て3kmで立江川左岸に至り、宿を尋ねた江の上の遍路休憩所で公園を教えていただき、立江川橋手前の「御宝言泉」に17:20入浴¥600。ぬめりのある鉄錆色の湯だ。食堂でチゲ鍋とビール¥1810の夕食。19:40近くの「立江ふるさとセンター」横の親水公園の東屋でテントを張り20:20就寝。
19~21番札所
10月12日(土)晴 那賀町鷲敷/道の駅「わじき」軒下テント泊、30.1km、1,560円
公園640→1.6km/710立江寺→14km/1200鶴林寺→6.7km/1210太龍寺→7.8km/1715那賀町
 6:00起床。林檎と蜜柑を食べ、缶コーヒー¥120を飲んで6:40発。江の上まで1.3km戻り、朱色の趣のある橋を渡って古い街並みの中にある19番立江寺を7:10に参拝¥310。本尊は行基の彫造した黄金の延命地蔵菩薩で、大師の刻んだ地蔵尊の胎内に納められていると言う。
 阿波の関所寺と呼ばれる大寺で昭和52年再建の堂宇が並ぶ。仁王門をくぐると参道正面は庫裡で、左手に本堂、右手に大師堂、手前右に多宝塔が建つ。宿坊が有る。
 県道28・22を歩き、勝浦川沿いの県道16を遡って、9:50に勝浦「滝口清本堂」で岩屋まんじゅう¥230を買い、¥10の値引きお接待を受ける。10:20蜜柑直売所で蜜柑3個のお接待。10:30生名から山へ登りだしたら、蜜柑狩りの親子から蜜柑のお接待を受ける。感謝合掌。
 昔の丁石(道標)が残る急な遍路道を喘ぎ喘ぎ登る。麓から4kmで 12:00に20番鶴林寺参拝¥320。本尊は重文の地蔵菩薩で、胎内には白鶴の守ってきた黄金地蔵が納められていると言う。
 趣のある仁王門をくぐって山岳霊場らしい老樹に囲まれた境内に入る。参道右に堂宇が並び、奥の右に大師堂が建つ。手水場前には650年前に刻まれたもっとも古い鶴林寺丁石が有り、国指定文化財だ。右に長い石段を上がると正面の本堂前に一対の鶴の像が立ち、左手奥に鶴の降臨杉と大師お手植えの菩提樹が聳えている。右手には200年前創建の美しい三重塔が有る。
 那賀川まで2.5km下り、13:45大井の遍路小屋でお接待に置いてある蜜柑を食べて休む。水井橋を渡って若杉谷川沿いを遡り、15:10に21番太龍寺参拝¥320。本尊は虚空蔵菩薩。この地は、若き大師が虚空蔵求聞持法を修した霊蹟として、古来より「西の高野」と呼ばれた阿波国屈指の名刹で堂宇が連なる。
 遍路道から坂道の参道に出て風格のある仁王門をくぐり、ロープウェイへ行く参道と合流後石段を上がって鐘楼門を過ぎ、さらに石段を上がって左に本堂、奥に求聞持堂。右奥階段を上がって多宝塔が有り、右手の御廟橋を渡って奥に大師堂が建つ。
 荒れた舗装道を2km下って駐車場に着き、車道を3.2km下って黒川の民宿「坂口屋」で泊れるか尋ねると「食事が用意出来ない」と断わられたので、諦めて2.8km歩き17:15に道の駅「わじき」に着く。途中タクシーの運転手さんが「帰りだから、無料で送って行こうか?」と勧めて下さったが、丁重にお断りした。有難うございました。
 道の駅の売店は閉まっていて自販機しかない。残っていたソーセージとスープにピーナッツを入れて夕食を済ます。せめてインスタント・ラーメンぐらい持って歩くべきだった!トイレ棟の軒下にテントを張り19:40就寝。

11~16番札所

2014年02月02日 | '13年四国88ケ寺歩き遍路
11番札所
10月8日(火)雨時々曇 吉野川市鴨島/鴨島温泉「いやし舎」泊、20.3km、3,484円
板野645→15.3km/1200鴨島→3.7km/1330藤井寺→1.3km/1440鴨島温泉
 5:30起床。小雨が降っている。トイレに行こうと見ると、大きなポリ箱が少し離れた溝に転がっていて、アイスクリームの包み紙が散乱していた。ゴミを集めてトイレ横のアイスクリーム自販機へ持って行く。林檎を食べて、合羽を着て6:45発。
 県道12から五條を過ぎて県道15に変わり、西行して二条でR318に左折して11:30に吉野川の阿波中央橋を渡り、12:00鴨島公園手前の「日の出食堂」で昼食(親子丼と冷やっこ)¥650を摂る。店主から11番寺の御賽銭¥10を預かる。
 R318からR192を経て鴨島郵便局で右折して山へ向かい、農協売店の外のベンチに荷物を置き、15分歩いて13:30に11番藤井寺参拝¥320。本尊は重文の薬師如来で札所最古の仏像という。緑豊かな山に抱かれた臨済宗寺院だ。
 仁王門をくぐると右に寺名由来の古木の藤棚が並んでいる。参道を右に石段を上がると正面に本堂、手前右に大師堂が建つ。本堂の左脇の急坂の山道が「遍路ころがし」と呼ばれる12番へ向う難所の遍路道で、12.5kmの道程だ。明日登る事にして鴨島に戻る。
 14:40鴨島温泉「鴨の湯」で入浴¥450。風呂上がりに従業員から横に善根宿が有ると教えられてチェック。男女別2棟の6畳間で、洗濯機も有るので泊る事にする(無料)。
 自転車を借りて街のスーパーで食材¥2074を買って帰り、外のテーブルで鍋自炊。同宿は千葉から逆打ちのシンさんとドイツ人のフランクさん。シンさんから不要になった善根宿リストを貰う。21:00就寝。夜中、台風24号接近に伴い風雨が強まる。
12番札所
10月9日(水)雨/晴 名西郡神山町/植村旅館泊、29.9km、8,790円
鴨島735→3.6km/830藤井寺→12.3km/1240焼山寺→14km/1715神山町本名
 6:00起床。バナナを食べて雨が止むのを待って7:35発。コンビニに寄って食材¥520を買い、ゴミを捨ててから藤井寺へ行き、丁度合流したフランクさんと一緒に裏山の遍路道を登る。
 巨杉のなかの急な山道を3.2km登り9:50に長戸庵に着く。登り下って3.4kmで11:05柳水庵に着いた。水場が有り、少し下った処に無料の宿泊所が有る。山道沿いには古い丁石とお地蔵さんが有って長い歴史を感じる。
 再び2.1km登り12:00に巨杉と遍路姿の大師像が迎えてくれる一本杉庵に着く。休んでいた逆打ちの菊間のお遍路さんと話をする。ここから大きく下って左右内集落から再び急登して3.8kmで12:40に12番焼山寺参拝¥310。本尊は虚空蔵菩薩。
 この地は役小角が開基した修験道の修行地で、巨木に囲まれた標高700mの山深いお寺だ。大きな仁王門をくぐって、巨杉の立つ参道を石段を上がって正面に本堂が建ち、右が大師堂で宿坊も有る。
 次の13番まで27km。杉林の山道を1.6km下って、遍路始祖の衛門三郎終焉地の杖杉庵。車道を3.5kmで鍋岩を過ぎて左手の遍路道に入り、玉ケ峠を越えて車道をえんえんと下って17:15に本名に着き、「植村旅館」に泊る(1泊夕食¥6500)。入浴後海老フライの夕食でビールを2本¥1200飲む。フランクさんは初めての日本旅館で浴衣を着て大喜びだった。TVを見て23:00就寝。
別格2番、13~16番札所
10月10日(木)晴 徳島市国府町/善根宿栄タクシー泊、24.2km、4,720円
神山725→11km/1030童学寺→7.4km/1400大日寺→2.3km/1500常楽寺→0.8km/1545国分寺→1.7km/1635観音寺→1km/1710国府町府中
 6:20起床、バナナを食べて7:25発。朝の遅いフランクさんを置いて一人で徳島へ向かう。
 遍路道の駒坂峠を越え、鮎喰川沿いの県道20・21号を7.7km歩き、行者野橋を渡って県道20を2.7km上がり、童学寺トンネルを過ぎて左折して山へ向かい、10:30に農業池横の白色の中国風山門をくぐって別格2番童学寺を参拝¥310。本尊は薬師如来。「お筆の加持水」が湧く。
 道を戻って鮎喰川左岸を歩き、月の宮で川を渡って12:55に県道12沿いの「うまか処たなか」で握り寿司&うどんとビールの昼食\1200。安くて旨い。
 県道21を35分歩いて14:00に13番大日寺参拝¥310。本尊は十一面観世音菩薩。元は向いに建つ一宮神社の別当寺で、明治期に本地仏の十一面観世音菩薩を本尊とし、本来の本尊の大日如来は脇待仏となったという。石段を上がり、山門をくぐると正面に「しあわせ観音」が立っている。左手に本堂、右に大師堂が建つ。正面の大きな建物が本坊と宿坊。
 裏手の川沿いから一宮橋を渡り、一宮会館を過ぎて左折し、35分歩いて15:00に14番常楽寺を参拝¥310。本尊は札所唯一の弥勒菩薩。
 このお寺は大岩盤の上に建てられていて、右に曲がった石段を上がるとむき出しの荒々しい流水岩の庭が広がり、正面に本堂、右に大師堂が建つ。本堂右脇の「アララギの霊木」が大きく枝を広げている。
 奥の院を過ぎ15分で、15:45に15番国分寺を参拝¥310。本尊は薬師如来で曹洞宗寺院。ここも聖武天皇命で建てられた阿波の官立寺だが、讃岐と同じく阿波の古寺は長宗我部軍の兵火に有っていて、大伽藍は焼失して大きな礎石が残る。
 風格のある山門をくぐると左に創建時の七重塔の心礎石があり、参道正面に200年前に再建された重層入御母屋造の本堂、右に大師堂が建つ。本堂には本尊と聖武天皇・光明皇后の位牌を祀っている。本堂を囲むように安土桃山時代様式の池泉廻遊式庭園が広がる。
 田園のR192から右の遍路道に入り、古い街並みを歩いて30分で16:35に16番観音寺を参拝¥310。本尊は千手観世音菩薩。寄進された石柱が塀の様に横に並ぶ和様重層の山門をくぐって、正面に真新しい本堂、右に大師堂が建つ。このお寺は大師真筆を刻印した光明真言印判を持ち、白衣に押印して貰える。
 少し北へ行き、R192に出て東行し17:10に善根宿栄タクシーに着き、奥の部屋におられたオーナーに挨拶して泊る(無料)。2階の6畳2間が宿で、1階にお風呂と洗濯機が有り、トイレも有る。
 早速シャワーを使い、洗濯して2階ベランダに干す。18:00コンビニで焼酎カップ¥316を買って来て1本飲む。19:00道並びの「くし家」で焼き魚と焼き鳥に焼酎¥1710の夕食。宿に帰り残りの焼酎を飲んで22:30就寝。


阿波10~1番札所

2014年02月02日 | '13年四国88ケ寺歩き遍路
阿波10番札所
10月5日(土)雨 阿波市市場町/八幡旅館泊、18.5km、8,620円
大窪寺740→16.6km/1225切幡寺→1.9km/1400市場町八幡
 6:30起床、小雨だ。朝食後雨合羽を着こんで7:40発。今日は山を16km下って「発心の道場」阿波へ向かう。
 小雨の中、1h緩く下って五名トンネル手前から右折し、間も無く県道2に合流して南下し、大門で東へ向かい、切幡の町から山へ0.6km上がり、真新しい山門に荷物を置いて、枕無し橋を渡って333石段を登って12:25に10番切幡寺参拝¥310。本尊は千手観世音菩薩。本堂裏の奥殿に観音秘仏が祀られている。
 石段を上がった正面に本堂、右に大師堂が建つ。左手石段を上がった高台に重文の二層の大塔が聳え、右手奥にはこのお寺の由来である鋏と布を持つ「はたきり観音像」が立つ。
 麓に下りて、妻が「足が痛くて歩けない」と言うので旅館を捜し、14:00旅館「八幡」(1泊2食¥7140)に泊る。早速、濡れた靴に新聞紙を詰め、洗濯¥400も済ます。良く見ると靴のソールの前側の一部が剥がれている。南・北米を歩きまわった愛用のLOWAの靴だが、寿命が来たようだ。
 18:00にうどん付きの夕食(ビール¥840)を摂り、TVを見て22:00就寝。
9~5番札所
10月6日(日)曇/晴 上板町/善根宿溝渕工業泊、16.8km、3,039円
八幡750→2.9km/835法輪寺→2.4km/950熊谷寺→4.2km/1150十楽寺→1km/1255安楽寺→4.3km/1510上板→1km/1540地蔵寺→1km/1700上板町
 6:00起床、雨が上った。朝食後7:50発。今日から1番寺まで逆打ちだ。
 県道2を1.8km歩いて左折し、直ぐ右折して田んぼの道を1.1kmで8:35に9番法輪寺参拝¥310。本尊は札所唯一の涅槃釈迦如来。涅槃姿とは、北枕で顔を西に向け、右脇を下にして横たわる姿で釈迦が入滅した時の姿だと言われる。
 仁王門をくぐると参道正面に本堂、右手に大師堂が並ぶ。本堂には健脚祈願の草鞋が多数奉納されている。
 田園の中の県道139を歩き、徳島自動車道をくぐって北上し、四国一と言われる高さ13mの二層の大きな仁王門を過ぎて車道を渡り、9:50に8番熊谷寺参拝¥310。本尊は千手観世音菩薩。
 広い境内を方丈を背に、左に四国最古・最大の多宝塔を見て、運慶作と伝わる彩色の持国天と多聞天が安置された中門をくぐる。石段を上がると正面に本堂が建ち、さらに左手の42段の石段を上がると大師堂が建つ。納経所にお遍路の外国人夫妻がいた。
 県道139を1:20歩いて11:50に7番十楽寺参拝¥315。本尊は阿弥陀如来。
朱と白の中国風鐘楼門をくぐると、沢山の赤いよだれ掛けの水子供養尊が並んでいる。石段を上がると本堂、その左手の石段を上がると大師堂が建つ。本堂左手の治眼疾目救歳地蔵尊は霊験あらたからしい。宿坊も有って泊れる。
 30分歩いて、広い駐車場から路地に入り12:55に6番安楽寺参拝¥310。本尊は薬師如来。大きな白と朱の仁王門から入り、参道正面に拝殿と奥に本堂が、右に大師堂が建つ。左手池のある庭園には厄除けの「さかさ松」が有り、奥には多宝塔が聳える。ここの宿坊は、阿波藩主から駅路寺(困ったお遍路を泊める寺)と定められた由緒ある宿で、温泉が湧く。
 今日は婦人部会のお接待があり、お茶・酢橘と茶巾袋を頂く。感謝合掌。13:35門前の喫茶・売店でソフトクリーム¥250を食べて休む。
 県道12を1:20歩いて上板町境の西分で、道沿いの溝渕工業所の「善根宿」看板が目に付きチェック。6畳程度のプレハブに流し台とテーブル、畳と布団も有る。今夜の宿と決めて荷物を置いて5番寺へ向かう。10分で15:40に5番地蔵寺参拝¥310。本尊は甲冑を着けて馬にまたがるという勝軍地蔵菩薩。
 仁王門をくぐると正面に庫裡、左に本堂、右に大師堂が建つ。左手の奥の院には極彩色の等身大木造の五百羅漢像が並んでいる。
 帰りにコンビニで食材(弁当、おでんと酒)¥804を買い、17:00に善根宿に戻り夕食。電気・水道が有り、外にはトイレも有る。夕方、溝渕さんが柿を持って使用料@300を取りに来られたので、お礼に酢橘を差し上げる。19:00就寝。
4~1番札所
10月7日(月)晴/曇 板野町/田園パーク東屋テント泊、18.9km、3,506円
上板町710→3km/800大日寺→6.5km/1005金泉寺→2.7km/1130極楽寺→1.2km/1250霊山寺→5.5km/板野町
 6:00起床、バナナを食べて7:10発。地蔵寺を過ぎ、緩い坂を山に向かって50分で、8:00に4番大日寺参拝¥310。本尊は大日如来。三方を山に囲まれた静かなお寺だ。朱塗りの鐘楼門をくぐり、参道の石段を上がった正面に本堂、右手に大師堂が建つ。本堂と大師堂を繋ぐ廻廊には、江戸時代に寄進された33体の木造観音像が安置されている。
 道を戻り、間も無く左手の遍路道に入り、奥の院愛染院を経て30分で板野町の旧道へ出て、55分歩いて10:05に3番金泉寺参拝¥310。本尊は釈迦如来。朱塗りの仁王門をくぐると参道正面が本堂で、手前右に大師堂と寺名の由来の黄金井が有る。左手庭園前には弁慶が持ち上げたという力石も有る。
 県道12号を1h弱で11:20に2番極楽寺参拝¥310。本尊は重文の阿弥陀如来。朱塗りの仁王門から右へ行き、次に左に向かって石段を上がれば大きな仏足石と左に樹齢1200年の長命杉が聳える。さらに石段を上がって本堂と大師堂が有る。
 20分歩いて12:50に1番霊山寺参拝¥310。本尊は釈迦如来。風格のある仁王門をくぐると、右手に泉水池が広がり奥に大師堂、左は多宝塔が建つ。参道正面は本堂。大きな伽藍で十三仏堂や不動明王堂等の諸堂が並ぶ。本堂には龍の天井画が有る。ここの売店には遍路用品が揃っている。
 13:30門前一番街でうどんの昼食を摂り、売店で大福餅¥170と蝋燭¥300を買った。妻はここから帰郷する。
 妻と別れ、県道12号を戻って11番寺へ24kmの道程だ。15:40板野町のスーパーで果物他¥607を買う。5.5km歩き、16:30ホームセンターで靴修理用の弾性接着剤\298を買う。南に隣接する田園パークに10分で着き、東屋に荷物を置いて、コンビニで夕食材と酒¥891を買って戻る。
 接着剤で両靴の剥げたソール部分を貼り合わせる。弁当と鍋で夕食自炊。ジョギングの人達が行き交うので、暗くなってテントを張り20:00就寝。
 夜中、ガタンという音で目が覚める。子供の笑い声と走って行く音も聞こえた。テントから顔を出して見るが特に変化は無い。